27日、ブルンジは国連に対し、国際刑事裁判所(ICJ、仏語でCPI)からの離脱を正式に宣言した。CPIに対する事前通告から一年が経過したところであった。
CPIでは現在、8つの公判が開かれている。ウガンダ、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国、ダルフール(スーダン)、ケニア、リビア、コートジボワール、それにマリ。ほとんどアフリカばかりだ。
「なぜアフリカの犯罪を、アフリカで裁けないのか?」「な . . . 本文を読む
アフリカのガバナンスの問題となると、何かと話題になる赤道ギニア。
現職オビアン・ンゲマ大統領は実に38年に渡って政権についている。現在、アフリカで最長となる政権だ。
その赤道ギニア、以前から問題とされてきたことがある。それはいわゆる'Bien mal acquis'、不当利得問題である。長期政権と一族独裁の石油利権と商権の中で、政権側近が富を独占、山分けする。その取り分はフランスやヨーロッパの . . . 本文を読む
先般もシリーズでご紹介したトーゴ情勢。前回までに述べた通り、長期ニャシンベ一族支配体制への不満、野党の新勢力の胎動など、今後も混乱が継続することが危惧される。
(ここまでのあらすじ)
荒れるトーゴ・もう1つの憲法問題
第一話 大統領任期問題
第二話 ニャシンベ一族の支配
第三話 政局の中で
第四話 野党の潮流、そして新風
ガンビアのウサイノ・ダーボエ外相は23日、ロイターの取材に答え、フォール . . . 本文を読む
アビジャン在住の外国人に定番のショッピングモール、2階のコリドーでいま、こんな展示が行われている。
時を超えた証人〜アビジャン都市建築の系譜
アフリカのパリともいわれる美しき(??)アビジャン。植民地時代から個性的な都市建築物にあふれていた。
(アビジャン市庁)
古くからコンゴルンバに歌われた、夢のアビジャン。由緒あるホテル・イボワール。
紛争の時が訪れ、未来を夢見る都市建築はタイ . . . 本文を読む
日本では週末に衆議院議員選挙が行われましたね!ンボテも在外投票してきました。いやー、日本はすばらしい!投票所飛ばしもなければ、ちゃんと投票者名簿に名前もありました!
この分なら、きっと票操作とか、開票不正とかないはず!それは独立選挙管理委員会が守ってくれているはず!
なんてアフリカ的投票でした。
でも、在外選挙には最高裁判所裁判官の国民審査はないんですね。深く追求しませんが。
そんな選挙 . . . 本文を読む
ということで、3ヶ月ぶりにトーゴにやってきた。
トーゴの人はよく、自国の紹介に「笑顔の国」という。そこで近隣国イメージアンケート!
問「トーゴって笑顔の国なんだって?!」
コートジボワール人「初耳だけど。」
ブルキナファソ人「聞いたことない。」
トーゴ人「もちろん笑顔の国だよ。」
空港に着くと、入国審査を終えたところにTOGO CELL(モバイル通信キャリア)のスタンドがある。ンボテもブロッ . . . 本文を読む
2017年ワガドゥグ・アフリカ映画祭(FESPACO)で話題になった映画'Frontières'(国境)が、当地コートジボワールでも一般上映となった。
国境の不合理とアフリカ女性の生きざまを描く衝撃的な作品。楽しみにしていた、というにはあまりに重い映画だが、公開とともにンボテも足を運んできた。
(あらすじ)
アジャラ、エンマ、サリ。三人の女性は、それぞれラゴスを目指していた。
アジャラは . . . 本文を読む
野党支持者や市民のデモ、示威行為で荒れ模様が続くトーゴ。1992年の第四共和制憲法公布から25年、大統領任期の制限と、ニャシンベ一族による50年にわたる支配体制終焉を求める野党の示威行為はますます高まりを見せ、特にことしの8月以降、首都のロメをはじめ、全国でデモが発生してきた。
(ここまでのあらすじ)
荒れるトーゴ・もう1つの憲法問題
第一話 大統領任期問題
第二話 ニャシンベ一族の支配
第三 . . . 本文を読む
野党支持者や市民のデモ、示威行為で荒れ模様が続くトーゴ。しかしこれはきのう、きょう始まった話ではなく、ここには長期にわたるニャシンベ一族の君臨、国民会議の期待を裏切り実質的に「実効されてこなかった」と批判される第四共和制憲法、反政府勢力に対する弾圧と制裁など、過去の歴史が深く影響する。
(18日ロメ、路上でタイヤが燃やされる)
2000年代後半の民主的選挙の実施で、トーゴは民主化に向かう動き . . . 本文を読む
昨日の記事で、アフリカが憲法改正問題で揺れてきたこと、特に大統領任期問題がその根本原因となっていることについて触れた。
荒れるトーゴ・もう1つの憲法問題(2)〜大統領任期問題
そして「同じような」問題により荒れるトーゴ。憲法問題をめぐり、はげしい野党のデモ隊と治安当局が衝突を繰り返す。しかし問題の本質は、ちょっと他の国と異なっている。大統領任期の規定がないことが問題となっているのだ。少しその事 . . . 本文を読む
ギニア湾岸の小さな国、トーゴ。先月末から大きなデモが相次いでおり、日によっては仏語圏アフリカメディアのトップニュースとなった。いったいなにが起きているのか?
アフリカの少なからず多くの国で、ここ数年、憲法問題が激しく論じられてきた。その根本的要因が「大統領任期」の問題だ。
ほとんどのアフリカ国家の憲法では、大統領任期を5年ないし7年とし、三選を禁止する規定を設けている。
なぜ三選立候補がダ . . . 本文を読む
日本ではせわしなく選挙運動が行われている今日このごろ?!
そんな中、ラジオキー局J-Waveがお送りする金曜朝の情報番組、おなじみジョン・カビラさんの 'JK Radio〜Tokyo United'では、選挙事情で世界をつなぐ、クロスインタビュー企画が予定されているとか?!
こちらにちょこっとだけンボテが出演予定です。
アフリカの選挙戦って、いったいどんななの?!候補者のポスターは?選挙 . . . 本文を読む
アフリカを求めてリスボンへ。
第一話はこちら。
気になるポルトガルとアフリカ。リスボンにアフリカを探す旅は、最初の本屋での情報収集(というほどでもないが)では有意な情報をゲットできず。残念!
リスボンは小さい街。いつもたいていのところには徒歩とジョギングで移動する。アベニーダ通りからバイロー・アルトを抜けてバイシャに足を進める。しかし確実にすれ違う人の黒い人の数が高まっていく。これはアフリカ . . . 本文を読む
今週はウェブ系メディア、メディアパールによるコートジボワール暴露記事祭り(?)でお送りしている『ぶらぶら★アフリック』。
昨日までの記事では、10月8日に同メディアがリリースした記事について述べてきた。2015年9月にブルキナファソで発生したクーデター未遂に、コートジボワールが国家として関与していた、という疑惑である。
(↓まだお読みでない方、こちらからどうぞ)
ブルキナファソ・クーデター未遂 . . . 本文を読む
今週は、ウェブ系メディア、メディアパールが次々と暴露したコートジボワールをめぐる疑惑の話題を続けている。さながらメディアパール祭り『ぶらぶら★アフリック』。しかしこのメディア、どこぞの国の「センテンススプリング」か?!笑
さて、きのうは10月8日に同メディアがリリースした記事、「2015年9月にブルキナファソで発生したクーデター未遂に、コートジボワールが国家として関与していた」との疑惑について . . . 本文を読む