ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

今年も一年、お世話になりました!

2015-12-31 07:30:20 | このブログ
今年も一年、アフリカにとってたくさんのことが起きました。テロ、暴力的過激主義、選挙と混乱。資源価格の下落と新興国不況。残念ながら、暗いニュースばかりが目立つ一年だったかなぁと振り返ります。またアフリカの力強かった成長にも水が差された年でもありました。 ンボテにとっては、今年もアフリカ度満タンな一年でした。アフリカにも年初から、ほぼ毎月に近いくらい、足を運びました。秋を中心に「芸能活動」(笑)も限 . . . 本文を読む

中央アフリカ共和国で大統領選挙~アフリカの選挙事情

2015-12-30 07:30:22 | アフリカ情勢
暮れの晦日を迎えた。ンボテブログでも例年なら年末スペシャル企画をやっているころ。しかし今年は年末いっぱいまでレギュラー記事のネタが尽きない。 今日お伝えするのは、混迷を極めてきた中央アフリカ共和国。何度も先延ばしされてきた大統領選挙、現地時間のきょう30日に第一回目の投票が実施される。サンバ・パンザ暫定大統領の超法規的な任期終了を目前に控え、ギリギリのタイミングで「年貢」が収められることになる。 . . . 本文を読む

ギニアでエボラ終息宣言なるか?

2015-12-29 07:30:26 | アフリカ情勢
2013年12月頃、ギニアを端緒に始まった西アフリカのエボラ熱アウトブレーク。このブログでもたびたびご紹介してきた。 【過去記事】その後のエボラ事情 第一話 すでに過去となったのか? 第二話 ゼロ行進のリベリアで新規症例・・・ 第三話 ギニア、歴史が落とす影 第四話 ギニアに潜む深い事情 その後リベリア、シエラレオネに飛び火し、三カ国て大流行。2014年半ば~末頃までに蔓延のピークを迎え、国際 . . . 本文を読む

シリア難民がマリの砂漠に?

2015-12-28 07:30:11 | アフリカ情勢
ヨーロッパへの移民や難民のニュースが大きく取り上げられたこの一年。18日、国際移住機関(IOM)は、今年、中東・アフリカからヨーロッパにわたった移民の流れが990,671名、つまりほぼ100万人にのぼったと発表した。うちわかっている死者数が3,695人だ。 (IOMウェブサイトより) 日本のメディアでは特にシリアからの難民が大きく取り上げられたが、アフリカからもたくさんの移民が海路、陸路ヨー . . . 本文を読む

クリスマスに思う、アフリカ事情あれこれ

2015-12-25 07:30:39 | アフリカ情勢
本日25日はクリスマス。日本でもいつしか広く大衆化され、この日を家族や大切な人と過ごす慣習が定着した。アフリカの多くの国でも、この日は特別な日である。 そんな聖なる日。アフリカでは今日もたくさんのニュースが駆け巡っている。明日への希望と、現実。ンボテブログでもたくさん書き綴りたいことがあるが、能力的に1日1記事が限界。今日は取り上げられていないトピックのいくつかを、ちょっとフラッシュしてみたい。 . . . 本文を読む

アフリカの選挙事情~ルワンダ、国民投票で憲法改正へ(後編)

2015-12-24 07:30:31 | アフリカ情勢
前編でお話ししたルワンダにおける憲法改正のための国民投票。国家選挙委員会は98%の投票率、98.3%が賛成票と発表。現ポール・カガメ大統領の2017年の三選立候補、新たな2回の任期(一期7年)、最長2034年までの大統領任期が是認されたこととなる。 選挙に前後して、ルワンダの安定と成長に期待する国民の声も報じられたが、メディアや言論の規制、コンゴ東部への介入など別の顔をあわせ持つカガメ体制。国際 . . . 本文を読む

アフリカの選挙事情~ルワンダ、国民投票で憲法改正へ(前編)

2015-12-22 07:30:30 | アフリカ情勢
2015年から2017年の間、アフリカでは大統領選挙ラッシュが続く。そういった中で、ひときわ注目を集めてきた投票が、18日行われた。 そう、他でもない。ルワンダの憲法改正をめぐる国民投票だ。 Rwanda: «oui» massif sans surprise pour la révision de la Constitution(RFI) ルワンダといえば昨年、199 . . . 本文を読む

パルク・ドゥブルヴェ(Parc W)には行かないでください~西アフリカの動物事情(8)

2015-12-21 07:30:23 | 渡航・生活情報
今日、動物相があまり豊かではなくなってしまったサヘル地域。そんな中でも動物たちの楽園がある。そう、パルク・ドゥブルヴェ(Parc W)だ。この国立公園、ニジェール、ブルキナファソ、ベナンの3カ国の国境に位置する。母なる大河、ニジェール川がWの字のように蛇行するところが、ちょうど公園になっていることから、このような名前となったという。ンボテもかつてここを訪問し、旅日記に書き綴った。 (過去記事) . . . 本文を読む

関東学院大学にお邪魔します!(2)~12/18(金)予習・復習とらの巻

2015-12-18 07:30:04 | イベント情報ほか
本日18日(金)、関東学院大学の連続講義、第二回目のクラスでお邪魔します! 担当講義は前回同様、経済学部の『各国経済事情(アフリカ)』、花谷厚ゼミ、2~4年生の履修者が対象。16:20~90分一本勝負のコマです。 ンボテ飯村担当クラスでは、次の講義計画を立てています。 12/11(金) 西アフリカ概論 フランス語圏アフリカの紛争I ~ケース①コートジボワール 12/18( . . . 本文を読む

イスラーム研究入門(3)~学習基本書、中村廣治郎『イスラム 思想と歴史』

2015-12-17 07:30:27 | アフリカおすすめ本
いま、何かと話題のイスラーム。ンボテのこのブログでも気づけばイスラームネタが続いているが、も少しおつきあいを。 ということでこんなシリーズを先日から連載している。 イスラーム研究入門 第一話 アラビア語世界の魅惑 第二話 フランス語 DE イスラーム武装勢力 さてきょうは正統派イスラムの話に戻そう。いつも話題に出すイスラーム研究会。ンボテも関連文献を読み、西アフリカのムスリム・コンテクストを . . . 本文を読む

突然ですがイスラームの国を宣言しました~ガンビアという国(8)

2015-12-16 07:30:53 | アフリカ情勢
地味に毎度お騒がせの国、ガンビア。実はこのンボテブログでも密かなアクセス数を誇る人気シリーズが「ガンビアという国」(これまで全7話)。その震源は常に独裁の大統領、ヤヒヤ・ジャメである。 こんな国↓ ガンビアという国(1)~迷走国家 (Jeune Afriqueウェブサイトより) さて今回のお騒がせネタはこちら。 La Gambie désormais « un État isla . . . 本文を読む

イスラーム映画祭・オープニングにご来場ありがとうございました!

2015-12-15 07:30:49 | アフリカ映画
イスラーム映画祭がいよいよ開幕した。連日盛況で平日でも相当のお客様がお見えとのこと。ご不便をおかけしているが、なんにせよイスラームへの健全な関心が高まるのはとてもよいことだと思う。 ンボテがお手伝いしたのは12月12日(土)の初日。足をお運びくださった皆様、またンボテのつたないトークをお聞きくださった皆様に、心から感謝申し上げたい。 (左からンボテ、イスラーム映画祭主催藤本さん、青木ラフマトゥ . . . 本文を読む

アレアレ!TPマゼンベ!~サッカーFIFAクラブワールドカップ

2015-12-14 07:30:05 | アフリカサッカー・スポーツ
久しぶりにアフリカサッカー話を。 10日(木)から日本で開催されているサッカーFIFAクラブワールドカップ・ジャパン。ヨーロッパ、南米、北米・中米・カリブ海、アフリカ、アジア、オセアニアに、開催国日本を加えた7つの「王者」の間で世界一を争う。2005年以降、このような形で開催されるようになり、大きな大会に発展した。 昨夜13日(日)、大阪・長居スタジアムでは予選は、栄えあるアフリカ代表、そし . . . 本文を読む

イスラーム映画祭がやってくる(4)~明日開幕!封切りは豪華トンブクトゥ二本立て、ンボテトーク付き!

2015-12-11 07:30:33 | アフリカ映画
いよいよ明日12月12日、イスラーム映画祭が開幕だ。 ユーロスペース「イスラーム映画祭」サイト 昨日、主催の藤本さんとお打ち合わせをさせていただいた。実は初対面。 「いや、前からイスラーム世界が気になっていて。こんな映画祭、やりたかったんですよ~。」 しかしすごい注目度ですね~! 「びっくりするほどの手応えなんです。今日も3本、ラジオに出演させてもらいました。」 しかもいきなり封切り . . . 本文を読む

イスラーム研究入門(2)~フランス語 DE イスラーム過激派

2015-12-09 07:30:56 | アフリカ情勢
イスラーム研究について少し考察中。前回はイスラームとアラビア語について少し思ったことを書いてみた。 イスラーム研究入門(1)~アラビア語世界の魅惑 今日はありがちなパン屋さんのような副題をつけてしまったが、正統派イスラームのお話ではなく、暴力的な武装勢力について少し触れたい。 ンボテが参加している日本国際問題研究所のイスラーム過激派研究部会。その世界の著名な先生や、若手研究者からは、アラビ . . . 本文を読む