独裁体制が崩壊してちょうど2年になるガンビア。1994年のクーデターから22年にわたり先制を続けたヤヒヤ・ジャメ。
ヤヒヤ・ジャメ独裁体制、終焉へ〜ガンビアという国(17)
亡命先の赤道ギニアに渡った後の動静は、しばしば外電ニュースで報じられてきた。
元独裁者、国庫の金を持ち出した嫌疑で訴追へ〜その後のガンビア(6)
AFP通信によれば1月30日、赤道ギニアの野党、社会民主主義のための結束( . . . 本文を読む
当地コートジボワール、今週に入って教職員組合がストに突入した。国内の3分の2の学校が閉鎖される事態となっている。
アフリカの日常、何も珍しいことではない。いや、当地ではストの話は、聞かない日がないくらいだ。農業省と関連機関のストはすでに1ヶ月近く。内務省や地方行政機関も長くストが続く。強硬な保健従事者組合のストはこれで2週間を超え、主導者が逮捕される事態となった。政府は、2017年のゼネストを契 . . . 本文を読む
ガボンの大統領府報道官は28日、「アリ・ボンゴ大統領が外遊先のサウジアラビアで体調の不調を訴え、急遽入院した」と発表した。
(Jeune Afriqueウェブサイトより)
大統領は、リヤドで開催中の「未来投資イニシアティブフォーラム」に出席中だった。すでに24日から入院しており、「ここ数ヶ月の激務による過労が原因」と診断、「少々の休息と栄養補給で回復する」見通しだという。
当年59歳。大統 . . . 本文を読む
以前こちらの記事でも呟いた、アフリカのお釣り事情。
お釣りがありません!〜ローカル経済の成長を阻む隠れた理由
かくして、きょうもあちらこちらで空虚な会話が繰り広げられる。
「お釣り、ないよ。」
当地コートジボワールの中央紙'Traternité Matin'に、こんなおもしろい(?)投稿が。
'Y a pas de monnaie'
「お釣り、ないよ」
母なる祖国のお釣り問題について、ひ . . . 本文を読む
アフリカ旅行の醍醐味は、何と言っても官憲による不合理な嫌がらせだろう笑。
空港で、街中で、主要幹線道路で、腹をすかせた官憲が獲物を待ちわびる。
「Salue!警察だ。免許証と車検証を見せろ!」
こんなのはまだいい。
「こっちは、朝から何も食べてないんだよ。」
「ややこしいことになりたくないなら話は簡単だ。」
可愛いところでは公務の大義を忘れ、ダイレクトにくる。
「Petit Café!! . . . 本文を読む
ついこの間、当地アフリカ人のお宅に呼ばれてディナーをいただいた。席上ご一緒した旧知のアフリカ人と話していたら、なんと同じ時期にコンゴ民主共和国のキンシャサに駐在していたというではないか!!
ンボテ「そうなんですか〜!あの頃は【古きよき(?)コンゴ】でしたから、それはそれはひどい目に遭いました笑。」
アフリカ人「まったくだ。エロコヤマカシ。」
話を進めるうちに、アフリカではいつも深いテーマとな . . . 本文を読む
アフリカでのお買い物、いろいろ不便や不愉快が伴うことが多い。その一つの大きなセリフ・・・
「お釣りないよ!」
市場で、ブティックで、スーパーで、レストランで、繰り返される会話。
「150フランもってる?!」
「いや、ないよ。」
「こっちも釣りがない。」
がまん比べの会話が続く。
こちらがお釣りを諦めるか、アメやボールペンを買って帳尻を合わせるか。いずれにせよ不便。
先日、当地地元メディアの . . . 本文を読む
憧れの職業の1つ、日本でいうと「白バイ隊員」。こちらコートジボワールでは「モタール」(motard)と呼ばれる。
このたび、5人の女性白バイ隊員が誕生した。6ヶ月の訓練を経て白バイ隊員の成功をつかんだ。
「これはで男性に独占されてきた職種でも、女性が十分に任務を果たしうることを示した。」と国家警察長官。
映像ではパイロンをジグザグに超えていく女性白バイ隊員たちの姿が。でもちょっとぎこちない . . . 本文を読む
飛行機への搭乗、スーパーの列、銀行の窓口。その長い列に横入りしようとやってくる人。
「どうぞどうぞ。」
「おーい、前の人、この人先に入れてやってくれー!」
列の前に進んでいったのは・・・こども連れのお母さん。
アフリカではこどもはみんなの宝もの。シルバーシートがなくても、特別な注意書きがなくても、子ども連れのお母さんや妊婦さんがいれば、みんながいたわる。席を譲ってあげる。ベビーカーや荷物を持 . . . 本文を読む
クルマのハンドルを握るとついついスピードを出してしまいがち。洋の東西を問わず、そんなドライバーは少なくない。
特にアフリカ人はスピード狂が多い。オレの方が強い、オレの方が速いぞ!、みたいな。
「じゃあ、なんでみんなあんな時間に遅れてくるの?」とンボテ。「いやいや、いつも遅れてるから急ぐのさ。」と、これまたわけのわからない回答。
そこで登場するのが警察によるスピード違反の取り締まり。これも洋 . . . 本文を読む
とある、ディナーの席。なかなか始まらない待ちぼうけの時間。お腹空いたなぁ。そんな時の前菜は、招待客の間での駄トーク。
この日はアフリカの経験が長いヨーロッパの人たちとの談話。
A国のひと「これまでアフリカではどんなところに駐在を?」
ンボテ「セネガルとか、コンゴとか。」
A国の人「コンゴ?!どちらの?」
ンボテ「キンシャサの方。République Très Très Démocratique . . . 本文を読む
前号からのつづき、もしまだお読みでないかたは是非こちらから↓
第一話 動かなければただのハコ!
第二話 決死の乗降
第三話 富士登山
さて、アフリカ的エレベーターの空間、しばしばとっても人情を感じる場面が多い。エレベーターを待ちながら。
「相変わらずだね、ここのエレベーター」
「まったくだ。でもきょうはまだいい、1基動いているから。この間なんざ、、、」
「おたくは何用で?」
世間話が進む . . . 本文を読む
気まぐれ投稿、シリーズ「アフリカのエレベーター事情」。前号からのつづき、もしまだお読みでないかたは是非こちらからどうぞ!↓
第一話 動かなければただのハコ!
第二話 決死の乗降
ンボテが昔勤務したコンゴ民主共和国。この国も70年代~80年代、いや60年代に建設されたノスタルジーいっぱいのビルが立ち並ぶ。それはそれは年季の入ったエレベーターがある。
最も格式のある中華料理店、マンダ●ン。その . . . 本文を読む
とある情報提供者から、極秘文書が届けられた。
題して『苦いチョコレート』。かのゴルゴ13シリーズではないかっ!
カカオ生産と流通に絡む黒いネットワーク。デューク・トーゴーの今回の照準は闇のシンジケートに定められるのだった。
その舞台は、もちろん。
わがコートジボワール・アビジャンだ。
あれ?でもこの写真見たことあるぞ。
(JICAホームページ)
この絵も。
並べて見ると。 . . . 本文を読む
第一回目を送りしてからタイミングが合わずしばらくぶりの話題、「アフリカのエレベーター事情」。
アフリカのエレベーター事情、第一回はこちら↓
「動かなければただのハコ」
きょうもエレベーターにまつわるエピソードについて続けてみたい。
コートジボワール・アビジャンの中心部、Plateau地区。かつての町の中心地はいまでも行政やビジネスの発信地。その中心部に格式ある古ぼけたオフィスビル、仮に「A . . . 本文を読む