ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカ軍事力ランキング2017発表!

2017-02-01 09:00:45 | アフリカ情勢
世界の軍事力の規模と強さ。ミリタリーパワーを比較、情報をコンパイルしょうとする動きはこれまでも多く行われてきた。特にストックホルム戦略研究所(SIPRI)のSIPRI年鑑、英国国際研究所(IISS)のミリタリーバランスは双璧。


そんな中で、グローバルファイヤーパワー(GFP)は、世界中の軍隊のミリタリーパワーを定量化する試みを行なっている。軍事力を示す40のファクターをもとに、各国の防衛力を数値化。ランキングとして示す試みただ。

ちなみに世界ランキングは
1. アメリカ
2. ロシア
3. 中国
4. インド
5. フランス
6. 英国
7. 日本
8. トルコ
9. ドイツ
10. イタリア

となっている。意外に高い、日本。


GFPはアフリカの30の国にも調査の範囲を広げており、アフリカ軍事力ランキングをあわせて発表している。この順位を見てみよう。

1 Egypt
2 Algeria
3 Ethiopia
4 Nigeria
5 South Africa

6 Angola
7 Morocco
8 Sudan
9 Libya
10 Democratic Republic of the Congo

11 Kenya
12 Tunisia
13 Zimbabwe
14 Zambia
15 Chad

16 Uganda
17 Tanzania
18 South Sudan
19 Ghana
20 Cameroon

21 Mozambique
22 Niger
23 Ivory Coast
24 Mali
25 Madagascar

26 Gabon
27 Republic of the Congo
28 Namibia
29 Somalia
30 Central African Republic





アフリカトップはエジプト。サブサハラではエチオピア、南ア、ナイジェリアが続く。まあ順当なところ。

しかし違和感があるものも多数。国軍の規律も統制もなく、住民に対しても銃を向けて金品の徴用や暴行を繰り返してきたコンゴ(民)国軍が10位?わがコートジボワールはマリやニジェールとほぼ同一?・・とツッコミどころも。批判は容易だが、難しい比較を定量化しようとする意欲的な取り組みにはそれなりの意義がある。

そして、規律と指揮に薄く、政変や蛮行が繰り返されるアフリカの軍隊。最も重要な問いは、数値化されたランキングより、国軍がその国で果たす役割とは何か。国民の付託は何か。国軍はそれに答えているか。そういったところあるのではないかと考えさせられる。

(おわり)

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