西アフリカ仏族にとってあまりに身近で親密な通貨、フランセーファー(FCFA)。中でも日常取引で頻出する硬貨はとても大事。しかしそのうち250フラン通貨がコートジボワールでは通じなくなっているというではないかっ!・・というのが前回までのあらすじ。
まだの方はこちらをどうぞ↓
【悲報】250フラン硬貨は通じません(前編)〜集中講義「フランCFAのお話」番外編
(politikafrique.com . . . 本文を読む
わが西アフリカ仏族にとって、切っても切れない関係となるのが、共通通貨FCFA(フランセーファー)。ンボテブログでも再三にわたり特集してきた。
過去ログ「集中講義FCFAのお話」
第一話 14カ国の共通通貨
第二話 固定レートはネオ植民地主義?!
第三話 紛糾の財相サミット
第四話 新しい通貨は成立するか?
第五話 番外編 あなたの国のセーファー記号は?!
第六話 さらに番外編・中部CEMACセ . . . 本文を読む
九月に入り、日本は雨、雨、雨・・・憂鬱な日が続いてると聞く。実はこちらコートジボワールも同様。毎日毎日、雨が続く。
でも雨、きらいじゃない。
ミストな雨。
しとしと降る雨。
ザーザー降る雨。
雷を伴った激しい雨。
雨はアフリカの街や村を違う表情にしてくれる。
そして晴れは心を無に、雨は心を満にしてくれる。
それにしてもよく降るな。
イボワリアンはいう。
「季節外れの雨。本当は雨季じゃ . . . 本文を読む
大統領選挙の結果を巡りなんとも割り切れない状況が続くガボン。
【速報・号外】ガボン大統領選挙(11)〜憲法裁判所が現職アリ・ボンゴ大統領の当選を確認!
その大統領選挙の前に、実はこんな三面記事が、かのJeune Afrique誌をはじめ、いくつかのメデイアにアップされてれていた。
ガボンではポケモンGo!は軍の監視下
記事の一部を抜粋しよう。
世界中盛り上がっているポケモンGo!多くの . . . 本文を読む
少し前になってしまうが去る9月19日、先週の月曜日は、60年前の1956年に初めての黒人作家・芸術家会議(Congrès des écrivains et artistes noirs)がパリで開かれた日にあたったそうだ。
1956年といえば、アフリカ諸国の独立への希求が急加速しつつも、まだ決定とはなっていなかった時運。しかし独立に向けた議論が急展開していたころである。しかしエジプトのナセルがス . . . 本文を読む
ここ数日間、9月22日のマリ共和国の56回目の建国記念日にちなんで、マリ情勢にまたイブラヒマ・ブバカル・ケイタ大統領の政権3年間を振り返ってきた。
(前回までの記事)
祝・マリ共和国建国記念日2016
第一話 独立秘話?!
第二話 三年目の本気
第三話 四年目の正直
今日は若干のあとがきを。
ンボテブログの記事で、先のナイロビで開催されたTICAD VIのサイドイベント「平和とレジリエ . . . 本文を読む
8月27日に投票が行われた大統領選挙、二人の候補が選挙結果を巡り対峙。首都リーブルビルをはじめ、騒乱と混乱がしばし継続し、9月10日、係争は憲法裁判所に持ち込まれた。そしてその期限となる23日、裁定が待たれていた。
そしてその結果が24日未明、憲法裁判所から発表された。長い口上のあと、マリ・マドレーヌ・ムボランツォ裁判長は結果を口にした。
「アリ・ボンゴ候補50,66%、ジャン・ピン候補、47 . . . 本文を読む
9月22日のマリ建国記念日にちなんで、マリ情勢についてお話ししている。昨日のブログ記事では、マリの秩序回復と和平に向けた歩みについて振り返っている。
祝・マリ共和国建国記念日2016
第一話 独立秘話?!
第二話 三年目の本気
では前回の続きを。2014年5月のキダル事件。以降、膠着状態に陥った和平交渉は、アルジェリアの仲裁、いわゆる「アルジェ・プロセス」に移して行われることとなった。時折 . . . 本文を読む
きのうのマリ建国記念日にちなんで、マリ情勢について。昨日の記事の結びに「情勢は今日なお混迷を続けており、手放しで建国を喜んでいられない事情がある」と書いた。
祝・マリ共和国建国記念日2016(1)〜独立秘話?!
先日19日、イブラヒマ・ブバカル・ケイタ大統領、通称IBK(イーベーカー)が就任して3周年を迎えた。そしてこれまでのIBK政権の評価が議論の的となった。安っぽいカラオケ曲ではないが「 . . . 本文を読む
きょうは西アフリカ、マリ共和国の建国記念日である。マリの友人、関係者には心からお祝いを申し上げたい。
さて建国記念日である9月22日の由来。少し複雑な逸話があるようだ。
アフリカの独立記念日〜いろいろな事情
マリは植民地時代、仏領西アフリカ(Afrique-Occidentale française)に属していた。アフリカの独立前夜の1959年、フランスは現在のセネガル領と、マリ領(当時 . . . 本文を読む
先般の記事でもお知らせした、2016年8月末の第六回アフリカ開発会議(TICAD VI)。初のアフリカ、ケニア・ナイロビ開催となり、アフリカでの注目度もいままでとは多少違ったものになった感がある。
TICAD VIでナイロビに行ってきました!
またこのことからアフリカ系メディアでもそこそこTICAD VIは取り上げられ、しばしば中国とのライバル関係として報じられることも。
TICAD V . . . 本文を読む
先日もンボテブログで話題にしたサッカー・アフリカカップ2017ガボン大会(CAN2017)について。
王者コートジボワール、絶体絶命?!〜アフリカカップサッカー2017最終予選
今月初め、最終予選の最終戦が行われ、全16チームの出場チームが出そろった。ウル●ラクイズ的に表現すれば「ガボンに行きたいか〜?!リーブルビルに行きたいか〜?!」ということで戦ってきたはずの予選。
ところがどう . . . 本文を読む
海賊問題といえばソマリア沖がよく報じられてきたが、ここ5年くらいでは発生件数や規模でギニア湾の方が大きな問題となっている。すでに海賊問題の中心はソマリア沖ではなく、ギニア湾なのだ。
そんな中、来る10月10日〜15日に、ギニア湾に面するトーゴのロメで「対海賊行為憲章採択のための特別首脳会議」が開催される。本来は昨年2015年の11月に開催が予定されていたものだが、会議・宿泊施設改修の遅れから1 . . . 本文を読む
ニジェールの深刻なお話の後に失礼ながらこんなトピック。先般、フランス国際ラジオ放送(RFI)にこんなニュースが。
「サヘルのヒーロー」、100%ニジェール生まれのゲームアプリ
«Les Héros du Sahel», succès d'un jeu vidéo 100% nigérien
ニジェールの国旗をまとった悪と戦う正義の味方。さながら戦隊モノ「ニジェレンジャー」?いや、古す . . . 本文を読む
前2回にわたって、ニジェールで報じられたトゥーブー族系の新たな武装勢力、「ニジェールの正義と復興のための勢力」(Le Mouvement pour la justice et la réhabilitation du Niger : MJRN)について話を進めている。
前編 新たな脅威?
中編 治安コンテクストへの影響
この組織の性格を知る上でこの「トゥーブー族」について理解することは極めて重 . . . 本文を読む