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ふたつの内閣改造(1)〜トーゴ、大統領選挙まであと一年の新顔ぶれ

2019-01-28 07:10:00 | アフリカ情勢
コンゴ民主共和国の大統領就任式、コートジボワールのバグボ元大統領の公判など、大きなニュースが大々的に報じられる陰で、先週、西アフリカでは大きな二つの政府再編が行われた。

一つはトーゴだ。長〜い間、いわば宿題であり続けた国民議会議員選挙。昨年末、ようやく12月20日に実施された。これを受けて1月4日、コミ・セロム・クラスゥ首相をはじめ内閣総辞職となった。そして新政権が組閣された運び。

その国民議会議員選挙は、91議席をめぐって争われた。ジャン・ピエール・ファーブル率いる野党連合(C14)がボイコットする中、予想どおりフォール・ニャシンベ大統領と、旧野党主流派ジクリス・オランピオによる「共和国連合(Union pour la République: UNIR) 」が59議席を確保した。しかし安泰だったはずの選挙、総議席の4/5にあたる73議席獲得を目標においた与党連合だったが、蓋を開けてみれば改選前に比して3議席の減。現政権への渋い有権者の反応が露出した。

2017年7月頃から激しさを増す野党の反政府デモ。西アフリカ経済共同体(ECOWAS)はガーナのナナ・アクフォ・アド大統領や、ギニアのアルファ・コンデ大統領が調停に乗り出す事態となった。国民対話はいまだ途上である。

トーゴ情勢を知るための三つのポイント
第一話 一族の支配
第二話 野党の系譜
第三話 もう一つの憲法問題


選挙後の動きとして、まず23日に国民議会が召集され、ヤワ・ジボディ・ツェガン議長を選出した。税務視察監出身、トーゴ初の女性国民議会議長だ。

そして24日、ニャシンベ大統領はクラスゥ首相を再指名した。
(Jeune Afriqueウェブサイトより)


つづく翌25日には、22の閣僚が発表された。前内閣から5閣僚の減だ。9人の新閣僚が指名され、13人が留任、14人がお役御免となった。大型の再編と言えるだろう。そして省庁減に伴い、いろいろな機能があっちからこっちへ、くっついたり離れたりしている。

閣僚のうち、残留となったのは手工業・雇用(ドブベ大臣、相変わらず序列が高い)、公務員、郵政、治安、外務、給水・衛生、地方分権化、司法、保健、鉱山・エネルギー、社会・女性、経済・財政の各大臣。農業と都市問題の2ポストについては、なんとまだ名前がないままのリスト公表。国防大臣の任は、引き続き大統領府が担う。つまり、内閣には国防を担う権能がないことになる。この国の政軍関係をよく物語っている。


トーゴは2020年の3〜4月に大統領選挙を迎える。つまりあと一年ちょっと。おそらくこの選挙までは、この顔ぶれで政権最後の追い込みをかけることになるのだろう。他方、与野党の対話は道半ば、今後、野党の反発は激しさを増していくことは必至だ。また地方選挙も宿題として残されている。ニャシンベ一家による半世紀にわたる超長期政権、政権内部の停滞や閉塞感なども噂される。新政権にのしかかる責務は軽くない。

(つづく)

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