昨日の記事で、中西部のアフリカでは昨日、2つの国民議会議員選挙が行われた、と述べた。1つはセネガル。
2つの国政選挙(1)〜セネガル国民議会選挙のポイント
もう1つはコンゴ共和国(コンゴ・ブラザヴィル)。
セネガルは、選挙のたびに土埃くらいはたつが、民主主義の定着が評価される、アフリカでも貴重なモデルだ。他方のコンゴ共和国。サス・ンゲソ大統領の30年にわたる長期政権に加え、憲法改正の強硬によ . . . 本文を読む
当地、中西部のアフリカでは今日、2つの国民議会議員選挙が行われる。1つはセネガル、もう1つはコンゴ共和国(コンゴ・ブラザヴィル)。今日はセネガルについて眺めてみたい。
(セネガル・大統領府の警衛)
30日には5年任期ごとに改選される国民議会議員の選挙が行われる。600万人の有権者が、165の代議員を選出する。90議席は53選挙区ごとに選出される。うち国内の選挙区は45で、45の県と合致してい . . . 本文を読む
モロッコが西アフリカ経済共同体(ECOWAS)に、ハイチがAUオブザーバーに、クルーズがジャイアンツに加入するご時世。いろんなクロスオーバーがあっていい。
今日の話題は西アフリカの小さな国、トーゴ。どう見ても仏語圏純粋培養のこの国。ところが、ところが。なんとCommonwealth、つまり「英連邦」への加盟手続きを進めているという。
ええ?あんな英語も通じない国なのに?・・・って、別に言語が連 . . . 本文を読む
ここのところ社会的緊張が高まっているコートジボワール。一つのタブーは、公共料金の引き上げだ。
政府は人々の生活に密接する基本的コモディティ(日用品など)には、公共料金や公定価格が定められている。電気、水道、ガソリンなどの光熱関係、パン、砂糖などの食料が代表的。なんとビールも。
コートジボワールは、過去の紛争の経緯も絡み、これら公共料金を巡る社会的緊張が高い。
昨年は電気料金をめぐる消費者の不 . . . 本文を読む
AFP通信など外電情報によれば、24日、英国の重大不正捜査局(Serious Fraud Office)
が、英豪系鉱業コングロマリットのリオ・ティント社に対し、ギニアにおける汚職の嫌疑で捜査に踏み切ったことを発表した。
リオ・ティント社は、ギニアのシマンドゥにおける鉄鉱石鉱山の南鉱区開発を続けてきた。この鉱山ギニアの首都、コナクリから約800キロ東の奥地に位置する。22.5億トンの埋蔵量はアフ . . . 本文を読む
出生率が極めて高い水準で推移する西アフリカ。人口が増えることはよいことでもあるが、開発の途上にある国においては大きな重荷にもなっている。増える貧困層、教育、保健・・・ただでさえ回らないサービスに、国家の負担は増える。今後もこのままでは人口爆発を生むことになる。
そんな中、ついにこんな議決が。
22日、西アフリカ経済共同体(ECOWAS)議会及びチャド、モーリタニアの代議員は、域内の人口増加 . . . 本文を読む
当地コートジボワール、アビジャンでは21日、フランコフォニー大会(仏語圏オリンピックのようなもの)が華々しく開会した。
しかしその陰で、7月15日の兵士の示威行為、19日の警察学校襲撃と、不穏な動きが続いている。
ンボテの職場はラギューン沿いに面しているのだが、対岸の開会式会場、ウフェ・ボワニ・スタジアムがよく見える。
21日夕方、残業中の7時半頃。突然響く発破音。
「ん?ん?兵士の空中発 . . . 本文を読む
アフリカのビジネス道、表もあれば、裏もある。
絶ゆることなき、ビジネス界のウワサ。
もちろんアフリカビジネスには大きなチャンスがあるし、商売で成功している人も多い。しかしそんなことよりも、巷の噂となるのは、どちらかというと「ウラ」の話。洋の東西を問わず、そっちの方が話題として面白いのだろう。
(写真と本文は直接関係ありません笑。)
先日、ある外国人クラブでの話、とあるアフリカのA国での . . . 本文を読む
再び夜空に銃声が響いたアビジャン。7月19日夜、「国家を不安定化させる襲撃」が、先週末に引き続きまたしても発生した。
コートジボワールでは先週末にアビジャンで兵士の示威行為が、また北部コロゴでは治安部隊の衝突が発生したばかりだった。その記憶も薄らぐ前の騒ぎ。
事の経緯は、夜10時頃、アビジャン市内ココディ地区の警察学校に対し、武装した数名が襲撃。銃声が鳴り響いた。しばらく散発的な銃撃が聞かれ . . . 本文を読む
当地コートジボワール初のニュース。三つの運輸交通関連の大きなニュースが報じられている。
今日の話題はその中でも最大のもの。「幻のプロジェクト」となりかけていたアビジャン南北郊外鉄道、メトロラインの建設に目処がついたというニュース。
(過去記事より)
コートジボワールに地下鉄?!~アビジャン・メトロ計画
このメトロ、アビジャン国際空港からアビジャン自治港を港を通って北部の人口密集地、アボボ、ア . . . 本文を読む
フランス語圏諸国機構(OIF)の枠組みで開催される4年に一回のスポーツ、文化の祭典。第八回フランコフォニー大会、いわば仏語圏オリンピックが7月21日から当地コートジボワール・アビジャンで開催される。
(これまた可愛くないキャラクター)
初回1989年カナダ・ケベック大会から28年を数える今回は第7回大会。
アビジャン市内ではあちらこちらでデコレーションやら、ペンキ塗りやらが必死に行われて . . . 本文を読む
7月15日未明、数時間にわたり、当地コートジボワール、アビジャン市内の数カ所で一連の銃声が鳴り響く事件があった。
まずアビジャンで銃声があったとされるのは、深夜1時半から3時ごろ。プラトー地区北西部の旧国連コートジボワールミッション本部の置かれていたセブロコ・ホテル。北部郊外のアボボ・コミューンにあるンドレ軍事キャンプ。ココディ・コミューンのアングレ地区、リビエラ・パルムレ第8区。そして経済・行 . . . 本文を読む
昨日7月14日は、'Quatorze-Juillet'(キャトルズ・ジュイエ)、フランスの革命記念日だった。
ここ数年、フランソワ・オランド政権下においては、式典でアフリカがハイライトされてきた。しかしことしのメインはアメリカのドナルド・トランプ大統領。主賓として招待されたことが大きな話題である。
今年は、第一次世界大戦に米国が参戦した1917年から100年の記念の年にあたる。パレードでは、そ . . . 本文を読む
「11日に、人民解放軍の海軍部隊は、湛江港(Zhanjiang)を出港。ジプチに向かった。」・・・おなじみアフリカ誌'Jeune Afrique'は、12日にウェブサイトで、中国軍のジプチへの基地展開について報じている。
(Jeune Afriqueウェブサイトより)
中国は、2008年からアデン湾とソマリア沖の海上警備行動を行なってきた。しかし補給基地などは有してこなかった。
中国はジプ . . . 本文を読む
先日、話題で触れた映画、『Wùlu(ウル)』。
映画『Wùlu(ウル)』〜マリを蝕む組織犯罪と若年層
マリ人ダウダ・クリバリー監督、2015年作品。前回、当地コートジボワールのフランス映画祭の際は、遅刻、早退の観劇だったので、ちゃんと見るのは今回が初めて。重たく、ズシっとくる映画の余韻が残る。
(モノの情報によるあらすじ)
ラディは模範的な運転手見習いであったが、仕事を失ってしまった。生 . . . 本文を読む