2月22日 (日)
思い出すのはあの日のこと。 昭和○十○年の2月22日。
今日と同じ日曜日だった。
夜来の雨が上がって眩しいほど快晴の朝、気の進まない
まま仕方なく出かけて行ったのだった。
主人との見合い。
「仲に入ってくれた人の顔を立てるだけ・・・・・・」
仲人となる人に、執拗に言い迫られてイヤイヤの見合い
だった。
それなのに・・・ その気が全くなかったのに・・・ 仲人となる人
から知らせ。
「来月は彼岸月だから結納を2月28日にします」 と。
「秋は飽きがくるから」 と結婚式は春、4月にと半ば強引に
決められてしまった。 見合いから僅か1ヶ月半。
あれよあれよという間に嫁となり・・・・・・
あれから○十年。
お陰様で波風も立たず、平穏無事にここまできた。
あの日、主人と見合いをしていなかったならば、今日のわたしも
ないわけで・・・ 縁とは不思議なものである。
息子夫婦とわたしたちは笑いに満ちた和気藹々の家族。
これ以上の幸せはアリマセン。