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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

メタセコイアとラクウショウ~大阪公立大附属植物園2025/3上旬(8)

2025-03-22 06:00:48 | 植物

ツバキやウメをご紹介した大阪公立大附属植物園、やっぱりこちらは外せません。



メタセコイアです。
みんな知ってるメタセコイアですが、ここ大阪公立大附属植物園のメアセコイアの由来がすごい。
「メタセコイアは、1941年に故三木茂博士(当園の元園長)が化石植物として発見・命名し、後に、中国の四川省(現在の湖北省)で生存個体が発見されたことから「生きている化石」と言われるようになりました。その種子をアメリカで発芽させ、育てた100本の苗木が1950年に日本に送られました。そのうちの1本は当園で現在も立派に育っています。」(大阪公立大附属植物園HPより)
とのことで、何とメタセコイアと命名したのがこの植物園の元園長さんなんですね。



どれがその1本かは分かりませんが、威風堂々と立ち並ぶ姿には目を奪われます。
ちなみに、メタセコイアは落葉針葉樹なので冬にはこんな姿になります。
葉が出そろうと、うっそりした感じになるので、個人的にはこの様子が好きです。
(単に写真を撮るのが下手なだけですが)



もう一つの大阪公立大附属植物園名物。



ラクウショウです。
ラクウショウは湿地に生育し、奇妙な形の気根(呼吸根)が盛り上がるのが特徴です。



ここでは池のほとりに生えているからか、多くの気根が発達しています。



集っているような、お祈りしているような、踊っているような色々な気根があります。



林中に生えるラクウショウの周りにも小さめの気根が沢山出ています。



こんなにあったかなあと思うくらい。
一つ一つ見たら、何かに見立てることができそうです。
気候のいい時にこんどはゆっくり見てみたいです。



【2025/3上旬 大阪公立大附属植物園】


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おはようございます^^ (attsu1)
2025-03-22 08:24:40
メタセコイアの名前を付けたのが、
日本人(@_@)、
生きている化石、へぇぇぇ~と日本人も色々な発見をしていますね。
先日、NHKでシーラカンスの調査の番組をみました。
シーラカンスも生きている化石、
大昔から、残っている。どちらも貴重ですね

https://www.nhk.or.jp/info-blog/675095.html
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おはようございます (NANA)
2025-03-22 08:28:29
大阪公立大附属植物園 まだまだ私の知らない場所が ありそうです
以前 どこかの観察会で 説明してくれいた方が
「メタ セコイア」と 必ず離して発音されていて
すごく気になったことがありました
語源は メタ+セコイアという事らしいのですが
あの方のこだわりの強さに 未だに忘れらません(^^♪
返信する
メタセコイヤ (ran1005)
2025-03-22 10:23:41
そうなんですか?
メタセコイヤの命名をされたのは大阪公立大附属植物園園長さんだったのですネ。
諏訪湖岸にメタセコイヤのトンネルがあります。
狭い場所に蜜に植えられているので、かなり強剪定されて居ますが
初夏の得も言われぬ美しい緑のトンネルを作っている樹木の名を知りたくて
市民課に電話をし教えて頂いた思い出のメタセコイヤです。
確かに・・・
大阪公立大附属植物園とは比ではありませんが、雰囲気はそのものです。
今度、動画にしてみたいデス。
ラクウショウにはまだ出会って居ませんが・・・
池のほとり等で育っているのであれば、見る機会があるかも知れませんネ。
木の周りの気根が、森の小人の様でもあり・・・
仏様の様でもあり・・・
とても出会ってみたい樹木です。
返信する
こんばんは (shu)
2025-03-22 19:15:21
ブログを拝見したあと、本棚から一冊の本を取り出しました。斉藤清明著『メタセコイア 昭和天皇の愛した木』です。
その本によると、三木茂博士が「メタセコイア」と命名されたのは1941年だそうです。太平洋戦争が始まった年です。
一方昭和天皇は、この木の和名である「アケボノスギ」の名を大切にされたと書いてあります。
どちらの名前も素敵だと思います。

私はこの木のシルエットが好きです。以前この木の写真を撮りにあちこちへ出向きました。
その中で気に入った写真はいずれもシルエットでした。
もし私が写真家なら、立ち並ぶメタセコイアの上をハクチョウの群れが飛ぶ姿を撮ってみたい・・などと想像しています。
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生きた化石 (なつみかん)
2025-03-22 21:10:23
>attsu1 さんへ
>おはようございます^^... への返信
こんばんは~
大阪公立大附属植物園とメタセコイアは切っても切れない関係があるようです。
そのおかげで、この立派なメタセコイアが見られるわけですが・・・

生きた化石と言えば、シーラカンスですね。
リンク先見ました。
それにしてもこんなに大きな魚だったのですね!
調査する方の興奮が伝わってくるようです。
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なるほど~ (なつみかん)
2025-03-22 21:12:49
>NANA さんへ
>おはようございます... への返信
こんばんは!
メタ セコイア・・・なるほどです。
そういえば、すぐ近くにセコイア杉という巨大な木がありました。
(余談ですが、こんなに大きな木も、2018年の台風で倒れてしまいました)

大阪公立大附属植物園はすごく広く自然公園のようになっているので、まだまだ知らない場所がありそうです。
ツチアケビの花と実をがっつりみたのも大阪公立大附属植物園でしたよ!
返信する
メタセコイア名所 (なつみかん)
2025-03-22 21:15:42
>ran1005 さんへ
>メタセコイヤ... への返信
こんばんは~
諏訪にもメタセコイアの名所があるのですね。
大きな木なのでよほど広い場所でないと、伸び伸びとは育てられないようです。
前にご紹介した、大阪の鶴見緑地のメタセコイアもかなりの迫力ですが、個人的には大阪公立大附属植物園のメタセコイアが一番好きです。

諏訪湖のメタセコイアもぜひ動画にしてみてくださいませ。
ラクウショウはないのですか?
どこかでみられればいいですね。
気根は見飽きませんが、育つのに時間がかかるのか、宇治市植物公園などではほんの少ししか見られません。
返信する
アケボノスギ (なつみかん)
2025-03-22 21:18:34
>shu さんへ
>こんばんは... への返信
こんばんは~
そんなご本があるのですね。
昭和天皇が愛された木だったとは、全然知りませんでした。
別名の沼杉は知っていますが、アケボノスギの方がずっと素敵な名前ですね!
太平洋戦争が始まった年に、メタセコイアの化石の研究が続けられていたということに、感動を覚えます。

メタセコイアのシルエット、私も同感です。
特に、バックに家などがないこの大阪公立大附属植物園のメタセコイアの美しさは最高です。
行く度に同じような写真を撮り続けています。
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