なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

春日大社初詣で見たシカたち

2024-01-11 05:25:38 | 自然

昨日の予告通り、今日は春日大社初詣で見た、シカたちです。
奈良というとシカを思い浮かべるほど、奈良公園一帯のシカは有名です。
奈良市のホームページを見ると、
「奈良のシカ」は奈良で1300年以上前から生息する野生動物です。
野生であるシカと人との
生活が溶け込んで共存してきた歴史が評価され、
国の天然記念物に指定されています。」
とのこと。

なるほど~、国の天然記念物なんですね。
慣れっこになっていますが、よく考えたら野生動物がこんな街中を平気で歩いている場所はここだけ。
しかも、ネコなどと比べたら相当でかい!

今回も沢山のシカが参拝者に交じって歩いたり、くつろいだり・・・


一の鳥居から二の鳥居までの参道にはあまり鹿せんべいを売るところがありません。
なので、それほど人を追いかけることもなくのんびり。




オス鹿ですね。もちろん角は切られていますがもし生えていたらすごく危ないでしょう。
鹿せんべいを持っていたら、ぐいぐい頭で押してねだってきますから。
毎年10月に行われる鹿の角切行事は有名です。

こちらはメス鹿です。


おや、向こうの木の横に座ってくつろいでいるシカ、何か首からぶら下げています。
ズームで撮ってみたら・・・


「調査中」と書かれていますね。
2017年に、GPS機器を付けて行動調査をしたという記事がありましたが、今も行っている?

道路を渡ろうとして横を見ると・・・


何と反射板にまでシカの絵。
シカは体が大きいので、車にまともにぶつかると、シカはもとより、車も大破するそうです。
お互い気を付けましょう~

二の鳥居の手前、駐車場横にこんなシカの銅像が・・
前にはなかったように思うのですが。
ちなみに、背中から生えている(?)のはナギの木のようです。


二の鳥居をくぐり、手水場で手を清めます。
もちろん、ここにもシカ!
      

そして、昨日載せた春日灯篭の間から顔を出すシカ。
実は手前に鹿せんべいをもった人がいて、それをおねだりしていたのでした。
この写真は食べ終わって「もうないよ!」と言われたところです。


奈良のシカは礼儀正しく、お辞儀をして鹿せんべいをもらうというのは有名です。
でもコロナ禍以降、お辞儀をするシカが減った・・・という調査結果がでているそう。

最後は一の鳥居の近くにぽつんといたシカです。


やっぱり奈良といえばシカですよね~
今年の初詣の特徴と言えば、外国人観光客が多かったこと。
このシカたちは彼ら彼女らに大人気で、鹿せんべいをきゃあきゃあ言いながらシカに与えていました。
洋の東西を問わず、人と触れ合える野生動物は大人気なんですね。
コロナ禍が下火になって、一番喜んでいるのはシカかもしれませんね。

最後の最後にオマケのマメ知識。
先ほど雄鹿の角は危ないので、毎年鹿の角切をすると書きました。
確か、切られる前の立派な角を生やしたシカの写真があったはず!
と探してみたらありました!


こちらは奈良の国立博物館前。
鹿だまりと呼ばれている場所で、夏の夕方にだけ見られる風物詩なんだそうです。
写真に換気口が写っていますが、ここが目印です。
こちらは2017年7月に撮った写真ですが、角はあっても穏やかなもの。
これが秋の発情期になると気が荒くなり、人に突っかかってけがをさせることも。
そこで、1672(寛文12)年に鹿の角による事故を防止するため、奈良奉行の溝口信勝の命によって
角切が始められました。(奈良の鹿愛護会HPより)
歴史があるのですね~
奈良では古くから人の暮らしに鹿が溶け込んでいるのがよく分かりました。

【撮影:2024/1/4  奈良市】

コメント (18)
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