なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

まさにサラサドウダン爛漫~六甲高山植物園2023/5下旬(1)

2023-05-28 06:25:26 | 植物

前にどこかのコメントで「サラサドウダンを見たら六甲高山植物園に行きたくなる」と書きました。
それ以来、頭の隅に「サラサドウダン見に行きたい」がこびりつき離れなくなりました。
もう解決方法は行くしかない!というわけで、先週末の雨上がりの朝、勇んで出かけました。
六甲高山植物園は開園時間が10時と少し遅いので、少しくらい遠くても楽勝です。
ほどなく開園です。

入ったところにあった園内地図の後ろにもサラサドウダンの大きな木。
幸いお日様が出てきました。
さっそくパチリ。


ついさっきまで降っていた雨で、花も葉も濡れすぎててる~
でも綺麗です。


この木は、園内は行って左手すぐの看板の後ろにある木です。
いいタイミングだったようで、どの枝にも花がびっしり!


見上げると、またちょっと違う面白さが・・・
光の当たり方や、濡れ方で、花の色が随分違って見えました。


ここらでサラサドウダンの説明しなきゃ・・・と思ったら、可愛い手書きの説明版。
さすが植物園、完璧かつ面白い!


なんと六甲山にも自生しているのですね。
で、この説明版に書かれている、「東入口近くの巨木」というのがこちらです。


花が咲いていなかったら絶対サラサドウダンとは思えませんよね。
びっくりするほど大きいし、枝が下の方に張り出して、迫力満点!


反対側からみたところ。
まるでサラサドウダンのトンネルのようになっています。
この木が咲いているときに見られただけでも行って良かった~


きりがないですね。
とりあえず、他にもツツジ科の花が沢山さいていたので。順にご紹介~
サラサドウダンに近いところでは、同じくドウダンツツジ属のベニドウダンです。


前に京都府立植物園でもちょこっと花を見ましたが、こちらの木は結構大きいです。


雨上がりなので緑も赤も鮮明すぎて写真が実物よりきつい色になってしまいました。
こちらは、ロックガーデン脇に咲いていたムラサキツリガネツツジです。
同じく釣り鐘型ですが、ドウダンツツジ属ではなく、ヨウラクツツジ属です。
確かに~




白いツツジのような花が咲いていました。
少し最盛期を過ぎていましたが、まだ満開。何でしょうか。


少し大きくしてみると・・・


もうちょっとズーーーム!
花は白いツツジのようですが、葉がちょっと雰囲気違います。
こちら、シロヤシオ(ツツジ科ツツジ属)。
太平洋側の山地に自生し、五葉の葉なのが特徴だとか。
縁が赤くなって綺麗ですね。
実はこのシロヤシオ、愛子さまのお印なんだそうです。
(お印の名前は、ゴヨウツツジ)


雨で花が沢山散ってしまったのが残念!
でも散った花も綺麗。


確か六甲高山植物園には濃いピンクのシロヤシオもあったように思いますが、咲いていませんでした。
その代わりあちこちで咲いていたのが・・・


こちらヤマツツジでしょうか。
来る途中の道のわきなどでも結構咲いていました。
この時期に咲くのですね~

で、綺麗なオレンジ色のツツジはひょっとしてレンゲツツジ(ツツジ科ツツジ属)でしょうか。
綺麗な花には毒がある・・レンゲツツジは全草に強い毒があるので有名です。
子供がうっかり花の蜜を吸わないよう注意してくださいね。


お次、まだ咲いているとは思いませんでした~
綺麗なピンク色。


緑にピンクが映えますよね~
こちらシャクナゲ(ツツジ科シャクナゲ属)です。
何シャクナゲかは分かりません。


ということで、サラサドウダンをはじめとして、ツツジ科の花をお見せしました。
さて、ここで問題です。
この中で、落葉のツツジはどれどれでしょうか。

ここにもあったサラサドウダンと


ツツジ科ではありませんが、うっとり~のオオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属)を
眺めながら、考えてくださいね。


で、答えですが、落葉のツツジ属は、シャクナゲとヤマツツジを除いて全部でした~
いわゆるツツジ属の花の中には、落葉と常緑と半落葉があるようで、ヤマツツジは正確には半落葉なんだそうです。

明日は六甲高山植物園の水辺に咲いていた花たちです。

【撮影:2023/5/20  六甲高山植物園】

コメント (20)
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