今日の主役は3種類の今の時期宇治川畔で咲きはじめる花です。
それと脇役2種。
それでは行ってみましょう!
主役のひとつが、甘~い香りのスイカズラ(スイカズラ科スイカズラ属)。
去年行った時は、足元にまるで雑草のように広がっていたのですが、今回は残念!
草刈りの余波で、全然近くには茎が伸びていませんでした。
でも少し目を遠くにうつすと・・・咲いていました!
前日の雨で花がどれも少し傷んでいましたが、黄色い花をズームで。
最初に見つけた場所はこんな感じ。
写真では全然分からないかもしれませんが、結構沢山咲いていました。
ご存じの通り、スイカズラの咲きはじめは白く、受粉後徐々に黄色に変化してきます。
白い花はないかな~と思って歩いていくと、スイカズラではなくセンダン(センダン科センダン属)の花を発見。
綺麗やけど、スイカズラ探してるねんな~
と思ってさらに進むと、木々に絡みついて花を付けているスイカズラ発見!
咲きはじめの白です。
なかなかロケーションがいいですね。
黄色もありました。
センダンはじめ、この辺りの木に絡みついて広がるスイカズラ・・・
最初にスイカズラは甘い香りと書きましたが、実は昼間はあまり匂いません。
夕暮れから夜にかけて香るのは、受粉してくれるガなどを呼び寄せるためなんだそうです。
色が変わるのは、虫の目では白い花の方がよく見えるからだとか。
なかなかの受粉戦略ですね。
ということで1つ目はクリア。
2つ目は、スイカズラの前に実はクリアしていました。
こちらです!
どうしてこの子は刈られずに残ってるのでしょうね~
テイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属)が歩道の柵に絡まって花を咲かせていました。
このクリスマスカラーの葉もテイカカズラなのですが、花は見られません。
歩いていてふと川の方を見下ろすと・・・白く点々と見えているのはテイカカズラです。
これまで色々テイカカズラの受け売り蘊蓄を語っているので今回は省略。
ひとつ言えるのは、町中のテイカカズラに比べて花期が遅いです。
テイカカズラの横に白い蕾をびっしりと付けている木がありました。
これはさらに先で見つけた木ですが、こんな感じで。
こちらはご存じザ・ウツギのウツギ(アジサイ科ウツギ属)。
近場の林縁などに沢山生えますが、この時はまだ咲きはじめ。
とはいえ、宇治川に沿って延びる府道3号線沿いには、この時期にも満開の花を見ました。
やはり、日当たりや水分などが影響しているのでしょうね~
この写真を撮ったのが10日と少し前なので、今はもう咲き切っているでしょう。
この辺りに毎年見ている木・・・クマノミズキ(ミズキ科ミズキ属)です。
脇役と言ったら叱られますが、この時はまだ堅めの蕾でした。
そんなこんなでかなり下流方向まで移動。
お向かいの亀石楼も見えてきました。
あ~山にはまだ少しシイの花のモコモコが残っているようですね。
この後宇治橋を渡り、右岸へ。
その辺は明日また!
【撮影:2023/5/13 宇治川】