なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

伊吹山・西登山道その2 コイブキアザミなど

2021-10-06 05:30:36 | 植物

緩やかな登りのあと、ほんの少しだけゴロゴロ岩の坂があります。
でも、西登山道を登ってくる人の中には、半袖短パンにサンダル履きや、ワイドパンツの女性など色々。
若い人が多いので、それでもみんな元気に登っていきます。



登ったところから琵琶湖方向を見ると雄大な景色が広がります。
アキノキリンソウと・・・


こちらは何の草原でしょうか。


ヨモギでした~
伊吹山に生えるヨモギはオオヨモギ(キク科ヨモギ属)という種類で、良質のもぐさがとれるそうです。
そういえば、百人一首の歌に
「かくとだに えやは伊吹のさしもぐさ さしもしらじな 燃ゆる思いを」
というのがありますが、「伊吹のもぐさ」はこの頃から有名だったんですね。


さて、少し先に行くとネットの向こうに少し赤っぽい草原が見えます。
こちら、夏にはシモツケソウのお花畑になるところです。
今はもう花のあとのみ・・・


所々に秋の花が咲いています、
伊吹固有種のコイブキアザミもまだまだ健在です。


アキノキリンソウをメインに・・・


コイブキアザミをメインに・・・


ベンケイソウの仲間。ここで咲くのはミツバベンケイソウしか知りませんが、色が違います。
ひょっとして、寒くなり枯れかけた花が赤くなったのでしょうか。


伊吹山は、ゴロゴロと石灰岩が露出した山肌が多いです。
それもそのはず、伊吹山は約3億年前に噴火した海底火山だそうで、1377mの山が昔は海だったなんて驚きです。
でも2億5千万年前のサンゴ礁のおかげで、伊吹山に石灰岩が堆積し、今も「石灰岩の産地」となっているそうです。
スケールの大きい話ですね~


「今咲いている花」にあったナギナタコウジュ(シソ科ナギナタコウジュ属)、ようやく見つけました。


横を見ると、タニソバ(タデ科イヌタデ属)も咲いていました。
決して高い山だけに咲く花ではないはずですが、私はなぜかここでしか見たことがありません。


花のアップです。同じ丸い花付きでも、ヒメツルソバに比べて控えめですね。


山頂少し手前の展望台。
ここからは琵琶湖や、下から登る登山道が一目で見えます。
生憎もやっていて琵琶湖がぼんやりとしか見えなかったので写真はパス。
登山道をアリさんのように登って来る人をパチリ。
私もン十年前に登ったことがありますが、その時は途中までゴンドラ?か何かあったように記憶しています。
今は、麓の登山口から山頂までは約3時間半だそうです。


上の方に山頂の建物が見えていますね。
山頂と帰りの様子はまた明日・・・

【撮影:2021/8/25  伊吹山】


コメント (12)
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