なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

浮島の植物たち~深泥池2020/10

2020-10-19 05:34:37 | 植物

深泥池まで走ってきた一番の目的はタヌキモでしたが、他にも見たかったあの花が・・・
そう、シロイヌノヒゲ(ホシクサ科ホシクサ属)です。


京都府立植物園でも小さい鉢に展示されていましたが、ここでは伸び伸び沢山咲いています。
それにしても、不思議な形の花ですね。
ホシクサというくらいで、上から見たら星のような形。
調べてみたら、小さい花の集合体で、中央に雄花が集まって、黒く見えるのは葯だそうです。
外側には雌花が集まっていて、花柱がひょろっと見えるそうですが、ピンボケ写真では全く分からず・・・
一番外のライオンのたてがみというか、星の瞬きのような部分が総苞片。
雌雄異花という点では違いますが、少しキク科の花につくりが似ていますね。


それにしても沢山咲いています。珍しい植物かと思っていたのですが、案外あちこちで見られるようです。


これで帰るのももったいないので、少しだけ池沿いの山道を歩いて見ることにしました。
おや、前にはなかった扉が・・・立ち入り禁止になったのかと思ったら、鹿よけでした。


扉を開けて入ると、いきなりシカの糞のお出迎えです。これは鹿よけが要るはずです。
          

のんびりと山道を進みます。


左手には、10万年以上前に形成されたという浮島が見えます。
下はミズゴケ層になっているそうです。


近寄ることはできませんが、カメラを目いっぱい望遠にして覗くと結構色々な植物が・・・
ヒメコウホネ(スイレン科コウホネ属)


やった!サワギキョウが咲いていました。
紅葉しているのはシソ科のようですが、何の花でしょうか・・・


シロイヌノヒゲに混じって咲いているサワギキョウ。


ミツガシワの葉が沢山見られました。4月頃に咲くそうなので見てみたいです。


一心に目を凝らしていたら、手前の方をすーっと通り過ぎる生き物・・・何?


まさかヌートリア?と思ったら、カルガモちゃんでした~
これから冬になると、池には冬の水鳥が沢山やってきます。

もう一度池の畔へ・・・
遠くに見えるのは・・・アオサギでした~


ほんの短時間でしたが、楽しめました。
ここの浮島の観察をしようと思うと、もっと望遠のカメラが必要です。
最後に名前の分からなかった植物を・・・
ご存じの方がおられたら教えてくださいませ!

→ミズオトギリと教えていただきました。べぃさん、ありがとうございました!




【撮影:2020/10/4  深泥池】

コメント (8)
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