台風19号、不気味に近づいてきていますね。
どうかどうか、被害が最小限に食い止められますように・・・
そんななか恐縮ですが、昨日の続きです。
前回8月に行ったときにご紹介したのはスイレンでしたが、同じような池が芝生広場には沢山あり、種々の水生植物が栽培されています。
遠目には地味ですが、近づくと四季折々色んな花が見られるので、結構お気に入りのゾーン。
過去には「イ」の仲間を特集したこともあります。
今回は、みたかったあの花をこちらで見つけたので、まずはそれから・・・
イボクサです! ツユクサ科イボクサ属。
田んぼの強害草で、せっせと駆除された結果、近所の田んぼでは全く見かけなくなりました。
でも花の造形といい、花弁の光沢や色といい、魅力がたっぷりです。
ただ、やはり増え方は半端ないようで、表示のある場所以外にも、水のあるところ、どこにでも進出して咲いていました。
茎が分岐してどんどん伸びていきます。節ごとに葉と花をつけている様子が見てとれます。
もうひとつ、増えかたが半端ない、節操のない植物がこちら。
タヌキモの仲間(タヌキモ科)です。
こちらは「タヌキモ」という名札すら見つけることができませんでしたが、あらゆるコンクリ池にわがもの顔で花を咲かせていました。
可愛い顔(花)に似合わぬ獰猛な性質・・・じつはこのタヌキモ、食虫植物です。
水の中にある丸い袋に水ごとプランクトンを吸い込み、栄養分にしているそう・・・
しまった、写真を撮ってくればよかった!
花は結構可愛いです。タヌキモにもいろいろな種類があるようなので、「タヌキモの仲間」とさせていただきました。
鏡蓋のガガブタくんも、まだ少しだけ咲いていました。
ミツガシワ科アサザ属。
そうそう、同じアサザの仲間に、超ミニサイズの花がありましたよ!
ヒメシロアサザ(ミツガシワ科アサザ属)です。
花の横に浮かんでいる粒粒が気になるのですが・・・種?
大きさの感じ、分かりますでしょうか。ガガブタよりかなり小さいです。
綺麗どころはまだ他にも・・・
ミズキンバイ(アカバナ科チョウジタデ属)。
美しい青紫色のミズアオイ(ミズアオイ科ミズアオイ属)。
かつでは水田雑草として普通にみられたそうですが、今は駆除され絶滅の危機に・・・
比較的よく見かけるコナギも同属です。
まだまだあります。
こちらもかつての水田雑草、今はめっきり見られなくなったアギナシ(オモダカ科オモダカ属)
オモダカとよく似ていますが、根元にむかごを沢山作ることから区別できるそうです。
見逃しました・・・
こちらは、サジオモダカ(オモダカ科サジオモダカ属)。
ほとんど花が終わっていましたが、わずかに残っていた花はピンクで可愛いです。
こちらは絶滅危惧種のタコノアシ(タコノアシ科タコノアシ属)。
花の付き方がたこの足のように見えることから名づけられました。
秋には紅葉してゆでだこに・・・
なお、Wikipediaの「タコノアシ」の写真は間違いなくここ、私市植物園です。
最後の二種類は残念ながら名前が分かりません。
ご存じの方がおられましたら、教えてくださいませ~
その1
オオアブノメという名札の池に咲いていましたが、ネットで調べると似ても似つかぬ花が・・・
あなたは誰? 乗っ取っちゃったの?
その2
もう一つは、スイレン池でパラグアイオニバスの横で咲いていました。
妙にすっきりして綺麗なので気に入ったのですが、名前がわかりません・・・
この2種類の名前を教えてくださった方には豪華賞品!はありませんが、大絶賛させていただきます~
(つづく)
【撮影:2019年10月5日 大阪市大理学部附属植物園(私市植物園)】