お寺の記事にちょっと不謹慎なタイトルだったでしょうか。
記事を読んでくださったらわかります~
さて、参道を進むと正面に見える大きな木に目が釘付けに・・・
火除けのご霊木のイチョウです!!
この祠は稲妻龍王社といい、立札には「当山護法善神でこの銀杏の大樹に棲む。
よく水を司り、雷難・火難を除き、大魔から守り給う。」と記されていました。
樹齢450年の古木です。
横から見上げると、枝が降り注ぐようです。
ベンチの大きさと比べてみてください。この大きさに感動します!
大きすぎて見上げると首が痛くなりますが、葉をみるとちゃんとイチョウです。
手水場で手を清めます。
本堂でしっかりぼけ封じ・・・
星夫はぼけ封じ霊場の朱印帳に御朱印をいただいていました。
さて、本堂に近づくとどこからともなく、甘~い香りが・・・
たとえて言うと、綿菓子屋さんのような、もしくはカラメルのような匂い・・・
間違いありません! そう、カツラの木の香りです。
ここ、岩間寺には夫婦桂とよばれる、二本が一本になっているカツラの木があり、その木から香っていたのでした。
駐車場脇のカツラの木からは香りがしなかったのに、どうしてこの木からはこんなに強い甘い香りがするのしょう?
調べてみると、この香りの元はマルトールという物質で、葉が乾燥したときや、紅葉・黄葉したときに沢山できるそうです。
なので、秋になって落ちる前に強く香るのでしょうね。
確かに緑の中に、黄色い葉が混じっていました。
そうなのです。
じつはこのカツラの甘い香りを期待してここ岩間寺に来たのでした。
このお寺のご由緒をホームページで確認すると、
「元正天皇の病気平癒祈願を成し遂げた泰澄が岩間山を訪れた折、桂の大樹より千手陀羅尼を感得し、その桂の木で
等身の千手観音像を刻み、元正天皇の御念持仏を胎内に納めご本尊とした」とありました。
なんと、ご本尊がカツラ、カツラにご縁のあるお寺だったんですね。
さて、そのカツラですが、この夫婦桂だけではありません。
続きは明日!
【撮影:2019/9/29 岩間山正法寺】