
まだ使う用事ないんですが、在庫しておけないから早く持っていってとせかされて取り急ぎ現場にいれました。
フローリングちゃんです。
よく見ると箱の形が違っていて3種類あります。
幅の違うフローリングを寄せ集めました。
このフローリングを1か所に使います。
「1杯のかけそば」みたいな。
フローリングについては、あと2種類入ります。
「1杯のかけそばpro max」みたいなことになってます。
建築家の自宅ってこんなもんです。
真似しなくていいですよ。
ということでさっさと邪魔にならない2階に上げてもらいました。

えーと、2階にフローリングが置いてある写真を撮るつもりでしたが、建物全部が写っちゃいました。
1,2階の対角線がほぼ写り込んでます。
っていう小さい家です。
1階はもうちょっと間仕切りが増えますが、大体こんなもんです。
完成したらこの画像並べてみますね。
最近、通風や二酸化炭素濃度のお話をしましたが、
換気についても同様です。
ほぼワンルームの室内を換気するので、ほとんど気流感を感じません。
ダクトレス換気の欠点は気流を感じてしまうことなんですけど理由はまた今度お話しするとして、今日は外のお話し。
外部工事が再開して、現在通気層の2週目を行っています。

ちょいちょいお話ししていますが、建物は断熱・気密ばかりが大事なんじゃなくて、その他に「通気」がしっかり設計・施工されていないと快適性や耐久性が持続しにくくなります。
家の中が縦横無尽に空気が抜けるなら、外も縦横無尽に抜けなければいけません。
通気層を二重にすることで、

空気が縦だろうが、横だろうが、角だろうがどこでも抜けていきます。
軒裏も一緒。
軒先部分も、

縦だろうが、横だろうが、軒先だろうが、壁際だろうが自在に空気が通ります。
屋根の△部分だって。

縦だろうが、横だろうが、壁際だろうが、全部空気が抜けます。
はっきり言って、手間かかってます。
でも、後からできることじゃなくて、今しかできないことなのでやっておきます。
こうすることで、
・濡れた外壁が乾きやすい
・中にこもった湿気が抜けやすい
・夏の熱気が抜けやすい
・壁の中に水が入りにくい
などのメリットが生まれます。
デメリットは「施工が面倒くさいこと」と「コストアップになること」ですが、メンテナンス回数が減ればこのコストは回収できます。大工さんもお引渡し後に来る回数が減れば、初期の面倒は回収できます。
唯一解決しないのは、私がお引渡し後も縦横無尽に各家庭をお邪魔しちゃうことです。
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