native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「環境と建築」

2016-08-22 18:13:53 | 建築雑談
お久しぶりです。
お盆休みはお墓参りと日帰りでちょろっと近場遊んできました。上の画像もお盆休み中に撮りました。

さて、「環境と建築」。

一昨日、西沢立衛先生の講演会に行ってきました。(スタッフとして)
400人ほど集まった講演会でしたが、そのうち60名は学生っていう年代問わずに大勢の方が先生のお話を聞きに来られました。

世界を飛び回る大先生ですからね。
こんなチャンスそうそうありません。

環境と建築って、そうは言っても色んな捉え方があります。
その中で、先生が「環境と建築」って言えば、あのことだよな、ってなります。

先生の設計の特徴は敷地条件や既存文化を乱さない事。
近場だと軽井沢の千住博美術館
、来年位に竣工する鶴岡市文化会館などが「まさに!」って感じ。

極端な造成をすることなく、傾斜している地面そのままに建物建てたり、古い町並みが残っていればそれを壊さない様に新しい建物を設計するという事でとても注目を浴びています。

ランスにあるルーブル美術館分館の話はとても引き込まれました。
新しい素材を使いながら、敷地や文化に割り込まない。
斬新な美術品の展示方法など、環境や文化に関してのアプローチ方法にはとても関心させられました。

ところが、環境系を代表するM先生には、散々な言われ方をされてたりするんですけどね。

同じテーマでも矢印の方向違うと色々あるなぁって思います。
でも、それでいいんじゃないでしょうか。

おんなじ車でも、ハイブリッドカー好きな人もスポーツカー好きな人、SUV好きな人、軽自動車が好きな人様々でそれぞれの理由は別に間違ってるとも思わないですし。
これ、議論するとけんかになるので、もう止めます。

最後に印象に残ったお話しが、

機能の単位を部屋にすると建物が面白くなくなるんだそうな。

でしょ、でしょ、でしょって思いました。

リビングはくつろぐ場所、ダイニングは食事する場所、寝室は寝る場所なんて機能を部屋ごとに仕切ってたら、それはただのパズルです。
設計ちゃいますねん。
っていう風に都合よく捉えたけど、合ってたかな?





コメントを投稿