コンパクトな家を提案するネイティブディメンションズ。
決して小さい家に押し込めようとしてるわけでなく、小さくて充分なスタイルを提案しています。
ミニストックがそれですが、このブログでも日頃お伝えしている様にリビングスペースに何帖、ダイニングスペースに何帖、寝室何帖、子供部屋何帖と足し算の発想ではなく、一つのスペースで、幾通りもの使い方をする事です。
つまり、お茶の間です。
ちょっと和なイメージですか?
っていうか、昭和のイメージ?
それも好きです。かつて、数寄屋住宅の設計をしていたので。
しかし、お茶の間があまり好きじゃない方もいる事でしょう。
そこで、お茶の間を現代風に表現したいと思います。
リビングダイニングはリビングスペースとダイニングスペースを足し算した部屋ですので、お茶の間ではないですね。
リビングとダイニングを足して、割った部屋の呼び名が必要です。
つまり、ダイニング + リビング でダイビング。別にどこかに飛び込もうとしているわけではありません。
形にすると、こんな感じ。
部屋は小さいですが、ダイニングテーブルは3.6mあります。
その真ん中(ランチョンマットがある辺り)で家族4人で食事します。
はっきり言って、どこぞのレストランより優雅な気分で食事ができます。なんと素敵なダイニング。
ですが、その10分前まではテーブルの余っているスペースで、娘が宿題をしていました。
ノートは広げたまま。
その目の前で、下の娘が落書きしていました。
片づけました。
一番手前のスペースで私は持ち帰った仕事してました。
奥さんは料理中。
つまり、子供部屋と書斎が同じテーブルにあります。
食後は、TVでも観ましょうか。奥さんは何かする事あるみたいですが。
リビングと家事室になります。
一つのテーブルですが、5つの部屋の役割を持っています。
しかし一番言いたい事は、このテーブルを囲んでいて、みんなで会話が弾む事もありますし、各々好きな事をして、誰も喋っていない時もあります。好きな事をしている時は、他の事に興味がありませんから、回りは気になりません。
つまり、パブリックとプライベートが共存しています。これが5つの部屋になる理由です。
また、自分のスペースは自分で管理する事が唯一のルールです。出しっぱなしにしていたら作業が続けやすい。片付けたら、他の事がしやすい。あまりにも汚かったら、回りが注意する。
これだけで家族のバランスがとりやすくなる気がします。
でも、娘たちがいませんね。
テーブル脇のソファーで、本を読んであげていました。
仲いいみたいですね。
これがダイビングです。
いけね。大切な事お伝え忘れていました。
もう一人家族がいるんです。
ここに。