native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

現代版お茶の間をダイビングと呼ぼうかと思っている件について。

2011-09-13 21:58:09 | こだわり設計

コンパクトな家を提案するネイティブディメンションズ

決して小さい家に押し込めようとしてるわけでなく、小さくて充分なスタイルを提案しています。

ミニストックがそれですが、このブログでも日頃お伝えしている様にリビングスペースに何帖、ダイニングスペースに何帖、寝室何帖、子供部屋何帖と足し算の発想ではなく、一つのスペースで、幾通りもの使い方をする事です。

つまり、お茶の間です。

ちょっとなイメージですか?

っていうか、昭和のイメージ?

それも好きです。かつて、数寄屋住宅の設計をしていたので。

しかし、お茶の間があまり好きじゃない方もいる事でしょう。

そこで、お茶の間を現代風に表現したいと思います。

リビングダイニングはリビングスペースとダイニングスペースを足し算した部屋ですので、お茶の間ではないですね。

リビングとダイニングを足して、割った部屋の呼び名が必要です。

つまり、ダイニング + ング でダイビング。別にどこかに飛び込もうとしているわけではありません。

Img_2479_2

形にすると、こんな感じ。

部屋は小さいですが、ダイニングテーブルは3.6mあります。

その真ん中(ランチョンマットがある辺り)で家族4人で食事します。

はっきり言って、どこぞのレストランより優雅な気分で食事ができます。なんと素敵なダイニング

ですが、その10分前まではテーブルの余っているスペースで、娘が宿題をしていました。

ノートは広げたまま。

その目の前で、下の娘が落書きしていました。

片づけました。

一番手前のスペースで私は持ち帰った仕事してました。

奥さんは料理中。

つまり、子供部屋書斎が同じテーブルにあります。

食後は、TVでも観ましょうか。奥さんは何かする事あるみたいですが。

リビング家事室になります。

一つのテーブルですが、5つの部屋の役割を持っています。

しかし一番言いたい事は、このテーブルを囲んでいて、みんなで会話が弾む事もありますし、各々好きな事をして、誰も喋っていない時もあります。好きな事をしている時は、他の事に興味がありませんから、回りは気になりません。

つまり、パブリックとプライベートが共存しています。これが5つの部屋になる理由です。

また、自分のスペースは自分で管理する事が唯一のルールです。出しっぱなしにしていたら作業が続けやすい。片付けたら、他の事がしやすい。あまりにも汚かったら、回りが注意する。

これだけで家族のバランスがとりやすくなる気がします。

でも、娘たちがいませんね。

Img_2485

テーブル脇のソファーで、本を読んであげていました。

仲いいみたいですね。

これがダイビングです。

いけね。大切な事お伝え忘れていました。

もう一人家族がいるんです。

Img_2477

ここに。


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