現在、ブーストかけて作図中。
現在ミリ単位の納まりを検討している最中です。
今年はなぜか大きい建物が続いていて、こちらは27.5坪。
うーん、でかい。
敷地は31坪なんですけどね。
駐車スペースは2台確保しました。
小さいけどお庭も作ります。
で、なんで今回この大きさになったかというと、とても趣味の多い方でリビングは広く
個室も充実させています。
ネイティブディメンションズではかなり珍しい2LDKのお住まいです。
私をよく知っている方なら「なぜ、ネイティブディメンションズに依頼した?」と思うかもしれませんが、ご依頼いただいた理由は
「正確な設計と細かい現場監理体制」とのことです。
私をよく知っている方なら「確かに」と思っていただけるかもしれません。
私としても、その部分を見てくれていることがとてもうれしいです。
とはいうものの私のいつも通りの使い勝手にこだわった提案にも期待してくれているそうで、その部分についてはもちろん平常運転です。
そして、性能に対するこだわりも。
耐震性能は等級2以上であればとのことでしたが、私にとっては面積が大きくなるほど耐震等級が取りやすくなるので今回は等級3を提案しました。
また、外皮性能はいつものルール通り、月々の光熱費が¥20,000になるように設計しています。
換気方式もいつも通り。
空調もいつも通り全館冷暖房ですが、今回は方法を変えています。
いつもはワンルームの設計のため、床下に1台、2階(またロフト)に1台ですが、個室を設けるとダクトで空気を回すか、循環ファンなどを設置して強制的に空気を動かす必要があります。
つまり、換気と空調をどう組み合わせるかが重要になってくるんですけど、新潟市において換気は単純な方がいいと考えているので、空調だけに手を加えました。
その方法とは、各室にエアコンを設ける。
超単純。
使い方としては、すべてのエアコンをフル稼働させるのではなく、必要な時に必要な場所にあるエアコンだけを運転する「ローテーション方式の全館冷暖房」
「エアコン1台で全館冷暖房」ってなかなか印象深いキャッチコピーですが、空調で一番大事なのは、温度ムラを作らないこと。
エアコン1台で動かすことではありません。
熱の移動はとても難しいです。
よって、熱源が1台で間仕切り壁が多ければ多いほど空気が回りにくくなるので温度ムラは発生しやすくなります。
だから、人がいる場所のエアコンを運転して、人がいない場所のエアコンは運転を止めるといった、ヤドカリ方式で連続空調すれば不快になることはありません。
エアコン自体に強い負荷をかけずに済むメリットもあります。
目的を変えない設計がいつも通りです。
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