新潟には、ある都市伝説があります。
「古町で1番速い自転車は、チャイルドトレーラーに子供を乗せて走るお母さんらしい」
まさかね。いかにもネタですね。
それは、いいとして自転車の3人乗りについて、どう思います?
どうって訊かれても、「危ないけど、しょうがない」しか言いようがないですよね。
我が家でも、奥さんの自転車の後ろにチャイルドシートを付けて走っています。意地悪
しているわけじゃないんですけど、モールトンのような前後サスペンション付
の自転車はチャイルドシートを取り付ける事が出来ないので、しょうがないというのが家族会議での結論でした。
以前、ブログでもご紹介しましたが、リクライニング機能付きのチャイルドシートで、これで娘も安心と形式上納得しています
。
形式上というのは、チャイルドシート以外の選択肢がないから。
だから、転ばない様に気をつけなければいけないという事。どんなに晴れていても、今日は結構買い物があるから自動車
だねと、苦渋の決断
をしなければいけない事。
自転車乗りの人たちとそんな話をしていたある日、「そういえば、サイドカーみたいなやつ自転車にくっつけて走ってるの見たことありますよ。子供乗っけて」
「えっ、なんすか、それ」
「いや、だから、サイドカー・・・。リアカー・・・?なんか、引っ張ってるんすよ」
「なにそれ・・・」
まったく、格好いいイメージが湧いてこないので、「ないな」と思っていました。
ただ、その人の最後の一言が、
「でも、古町で一番速いっすよ」
ピクッと一瞬反応しましたが、「でも、ないな・・・」。
しばらく頭から離れていたんですけど、休日に家族で出かけた時、「そう言えば、なんかを引っ張ってる自転車の人ってあの店の人って言ってたっけ」
ふと、思い出して訪ねてみる事に。
そのお店とは、東堀にあるCLIMB THE FUTURE 1999。もったいぶらなくても知る人ぞ知るお店ですけどね。
とっても気さくな方で、話もそこそこに盛り上げていただき、「そろそろ聞こうかな」的なタイミングで、奥さんが「自転車になんかくっつけて、それで、お子様乗せて、走っていらっしゃるんですよね」と、どんなに丁寧に聞こうとしても、持ってる情報じゃ、これが精一杯です
。
チャイルドトレーラーと言うらしいです。または、キッズトレーラー。
お店の奥から出していただきました。
古町で一番速いチャイルドトレーラーです。伝説が目の前に現れました。川口浩よりリアルです
。
とにかく、格好いいんです。便利だし。やいのやいのと話がさらに盛り上がってたら。
「じゃぁ、貸してあげるよ」
・・・えへへ、借りちゃいました。
知らない人が説明すれば「サイドカーみたいなのを引っ張っている」としか言いようがありません。
もう、どうでもいいです。そんなことは。
とにかく便利。子供、荷物、雨、風なんでも大丈夫です。
元々欧米では、ごく普通の文化らしいです。なぜ、日本で普及していないのか。
こんなに便利で、安全なのに。
座席の後ろにトランクスペースもあり、荷物も普通に運べますし、子供が乗らなくなったら、乗らなくなったで普通にトレーラーとして使えばいいだけ。犬を乗っけてツーリングも可。
正面も、防水用のビニールシートと、通風用
のメッシュシートを使い分けられます。夏はオープンに。冬はビニールハウス状態であったか快適
。
転ぶこともないですし、中で寝てもらっても問題なし。でかすぎて目立つ分、回りが気を使ってくれるので、安全面もチャイルドシートに比べればかなり安心。
ついでに言えば、3人乗り自転車は、子供が大きくなれば、その自転車の寿命を迎えるわけですが、チャイルドトレーラーは超多目的で長いお付き合い可。
これさえあれば、キャンプも買い物も自由自在です。
スーパーエコです。
お借りしたのはすでに廃番になっていますが、他社製品もあります。その中でもサイズがいろいろあったり、使用感(特に重量感)を試したかったので、お借りする事ができて、本当ラッキーです。(注:CLIMBさんでは現在扱っていません。ルートは探してもらっていますけど。ネットで検索すると通販でちょいちょいヒットします)
とりあえず、今日からこれで保育園の送迎生活が始まりました。Miniで送迎しても羨ましがられる娘ですが、ついに自転車でも羨ましがられるようになりました。
娘の鼻が高いこと。高いこと
。
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