
次回着工予定の現場から見える景色です。
なかなかの景色です。
春夏秋冬で短辺映画作れそう。
ドラマチックな環境羨ましいです。
それと入れ替わるように6月から工事をしていた設計協力の現場が無事終了しました。

現在ギョーカイはウッドショックの渦中にあります。
木材供給や価格がとても不安定な状態。
こちらの現場はゴールデンウィーク頃設計をしていましたが、構造計算においてプランは変わっていないのに、設計変更が8回もありました。
理由は、材木屋さんの仕入れ状況が毎日のように変化したため。
この樹種なら仕入れられそう。
次の日になると、コッチの材料が見つかった、など。
見つかった材料によって、長さも違っていたりで梁を架け直したり、いかに建物の性能を維持しつつコストを下げられるか、材木屋さんとの協業が続きました。
完全に感染症のあおり。
現在では、フローリングや断熱材、外壁材、合板、金物類、板金部材、家具部品、屋根材、屋根下地材、建具部品、石膏ボード等が値上がりして、住宅設備機器においては出荷停止品などもあります。
なかなかの時代に突入しました。
しかも、この40年近く海外諸国に比べて物価が大きく変わっていない日本にとっては、値上がりボケといいますか、値上がりの耐性がないのかもしれません。
この時代において、「小さい家」と言いますか「極めて小さい家」は新しいスタンダードになる予感。
「あまり材料を使わずに暮らしやすい住まい」のご提案が、これからの建築士の職能になったりして。
限りある材料を大切に使うという観点からも、私は積極的に小さい家をお勧めします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます