
上棟から1週間が建ち、屋根も無事葺き終わりました。
1週間で屋根工事完了はよくある光景です。とにかく雨に濡らしたくないからどんな現場でも急いでまずは屋根作りに励みます。
でも、大型パネルの場合、その他の事が進み過ぎてる。
週初めの段階で断熱工事が完了しました。

びっくりするくらい複雑ところも丁寧に断熱材を張って、気密処理もしてもらっています。

このくらい、まっいっか。
が命取りの断熱気密工事。
この作業をしても、さらに隙間風対策はまだしますし、室内側からも気密を取る予定です。
また、設計者は次の現場に反映できそうなこと、例えばもっと大工さんが作りやすくするにはどんな納まりにして、どんな図面にしたらいいのか、なども想像しながらチェックを行います。
すべての答えは現場にある。
これをずっと繰り返しています。
ところで、先日の記事の通り1階の窓からいい景色を掴んだことをお伝えしましたが、
2階もまたまた雰囲気満点の空間になりそうです。

重心が低く横長の設計。
すーっとした空間の広がりを感じます。
これは絶対によくなるぞ。
って、室内でにんまりしてると外では防水透湿シートの施工も終わって、窓庇の取り付けも終わっていました。

建物のてっぺんでは板金屋さんが屋根工事の最後の仕上げ中。

屋根てっぺんの換気口の工事をしていました。
この時間帯は日差しも強くなく作業しやすいはずなんですが、一人悶絶の表情をしています。
理由を聞いたら、屋根の通気層から熱風が上がってきていて、呼吸が熱いって。
板金がカンカンに熱せられているわけではないんですが、木材に含まれていた水分が日差しの熱でじわじわと気化して熱風が上がってきているんです。
この気化熱が躯体の途中で止まって夜に冷えてしまうとカビなどの原因になってしまいます。

つまり、理想的な換気(材料の乾燥)ができていることを体で感じていただいていました。
うれしい苦情。
愚痴に対して、ありがとうございますと答えておきました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます