多分我が家ほどモノに溢れている家はないんじゃないかと思っています。
引越し時に大型ダンプ1杯分のごみを出したので少なくはなりましたが、まだまだ多い方だと思っています。
そんなモノに溢れながらもリビングだけはスッキリをキープ。
現代版お茶の間というミニストック定番の空間はなぜモノが少ないのか。
まずそもそも家族のだんらんスペースにあるべきものがありません。
テレビはパナソニックのポータブルテレビを持っていますが、2階に置きっぱなしで引っ越してから数回日本代表戦を見ただけで、
それ以外はタイマーで朝6:00~8:00まで時計と天気予報を表示させているだけです。
最近のテレビは大きくて、画質が良くて、スピーカーも良くて文句の付け様がないんですが、
その存在感に圧倒されてむしろ苦手な方が増えてきました。あの黒い板に。(私の事)
理由はせっかく設計したリビング空間なのに、大きなテレビがあると主役が一気に奪われてしまいます。
もっと見てもらいたいところは他にある(庭とか、空とか、飾り棚とか)のに、テレビが置いてあると勝手にテレビの方に体が向いちゃう習性ありませんか。皆さん?
超設計屋泣かせのテレビ。
そして、心が狭い私。
そんな私の設計魂を邪魔するテレビを置かないで毎日いい空間だなとニヤニヤしています。
でも映像が嫌いなわけではありません。
ニュースはもちろん、Jリーグ、ワールドカップ、オリンピック、アーティストのライブなどなど見たいものは沢山。
それを見るためのものをリビングに仕込みました。
約80インチに投影されたプロジェクター。
しかも、プロジェクター本体がどこにあるのか分かりません。
映像だけが映し出されています。
短焦点プロジェクターでテーブルの下から投影しているので、本体が見えないんです。
しかも、プロジェクターってセッティングするのが面倒じゃないですか。
短焦点プロジェクターならいつでも準備万端。
本体に電源を入れればすぐに視聴できるのが最大のメリット。
その他のリビング廻りの小物もテーブルとベンチに収納しています。
(は?)
テーブルとベンチが1台1役ではもったいない。
機能を持たせましょう。
テーブルに備え付けた収納には
ティッシュ・ウェットティッシュ
レコーダー
各種リモコン類
ノートパソコン
プロジェクター
文房具
酔いつぶれて寝た時のブランケット
が収納されています。
ベンチには、
マガジンラック
が備え付けられています。
その他常備薬などは階段下のバックヤードに収納
よって、リビング廻りがスッキリ。
見当たらないだけで、相当のモノが溢れかえっています。
6帖しかないのにね。
小さいお子さんがいらっしゃるお宅は散らかしてください。
それが子供の仕事です。
我が家は子供が大きくなったからスッキリできるだけの話です。
学校のお便りや工作がなくなって、おもちゃもなくなったから。
散らかる時期もある。
整理できる時期もある。
整理できる時期の方が長い。
使い続けるものだけ、片付ける場所を決める。
それを設計時に隅々まで打ち合わせする。
頭の中はそんな風に整理してください。
そして、テレビがないだけで視線が色んな方向に行くようになりました。
庭を眺めるのも楽しいし、
家の中を見渡すのはもっと楽しいし、
家族とおしゃべりするのも楽しいです。