goo blog サービス終了のお知らせ 

native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】不安はないです。

2019-01-21 18:37:51 | 坂の上の狭小住宅
一昨日のオーナーズミーティングでMさんから、新津美術館で開催されているエドワードゴーリーの展覧会よかったですよと教えていただいたので、さっそく昨日家族で行ってきました。

なんとも言えないモノクロームな世界観。
人を不安にさせる使命にかられた作家。

二日酔いで世界観の5割くらいしか感じられなかった気もしますが、十分に堪能してきました。
(もう一回行った方がいいのかな?)

そんな素敵な週末の前後に、現場は不安なんて微塵も感じさせずに順調に進んでいます。

先週初めに配筋検査を行った後、週の後半にアンカーボルトのチェックに行ってきました。
まずは設計通りの長さのアンカーボルトを使っているか。
12mm径のアンカーボルトは400mm
16mm径のアンカーボルトは700mm以上必要で、今回800mmのアンカーボルトが用意されていました。ながっ!一般的な基礎には入らない長さです。


そして、設計図通りの位置にアンカーボルトの冶具がセットされているか。
これ間違えちゃうと耐力壁が無力化しちゃうのでとても大切な作業です。


あとは、型枠も正しく組み立てられているか。
例えば、べた基礎底盤の厚さが確保できるようにきちんと浮いているか、など。


そう、ネイティブディメンションズでは、基礎を1回で打設しちゃいます。
理由は構造の強度の問題とかではなくて、白アリを入れたくないから。
人間の目にミクロの世界は分かりません。

人間が気が付かない隙間も、小さな虫には可能性のある隙間の場合もあります。
チャンスを与えない施工にします。

ということで検査終了。


土曜日にコンクリートを打設しました。
まずは儀式として、スラブ下の清掃。
見えなくなる場所だからこそ、きれいに掃除してもらいたいのが私の気持ち。
図面には明記してないけど大事な作業です。(書いてないのは立ち会いを前提にしているから)


いよいよ打設。
季節によって、打設するコンクリート強度を変えていますが、今回はガッチガチの33N/mm2。
住宅の基礎だと流し込むのがすごく難しいんですけど、しっかりと鉄筋に絡むように作業をしてもらいました。


整えるのも重たそうですが、


最終的にピカピカにしてもらいました。


流し込んだ時の勢いで型枠も歪んじゃいますが、矯正もばっちり。
水糸に沿ってまっすぐに型枠が通ってます。


ということで暫しお別れ。
ちゃんと固まりますようにとおまじないをかけて養生します。


出来上がりは今週末。
待ち遠しいな。

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。