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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-02(lab)】下です。下。-省エネルギーな小さい家-

2016-05-24 19:18:22 | ministock-02(lab)
昨日の続きです。

コの字型のキッチンは3つの辺から構成されていて、左の1辺は外壁に面しています。

正面の1辺はダイニングスペースに。

右側の1辺はリビングスペースに面しています。

右側は昨日ご紹介した通り、ごみ箱を収納するスペースになっているので、キッチンから最短距離でありながら、リビング側からは一切見えない場所になっています。

じゃぁ、リビング側がどうなっているかっていうと、


柱の左側がごみ箱を置くスペースの反対側ですね。
ごみ箱を隠すために板張りのデザインとしています。

コの字型キッチンのデメリットはコーナー部分の使い道。
↑の画像でいうと柱右側がキッチンのコーナー部分になります。

しかし、今回はリビング側に面しているという事もあり、

「TV置きませんか」

と提案。(他のスペースでどうしてもしたいことがあったので、TVがここだと都合がいいんですという提案でした)

目線が下になる方が楽だし、主張してなくてよくないですか。
今回は、TVのためのリビングではなくて、TVはリビングの一部扱いとしました。

ですから、レコーダー類もあまり目立たず、っていうか隠しちゃいましょう。


ごみ箱置き場の上にリビングから使うレコーダー置き場としています。

これで普段はTVだけ。

しかも、あまり目立たない下にちょこんと。

しかも、キッチンのデッドスペースに。

しかも、鹿も喜びそう。

しかも、かものはしかも。

・・・戻します。

コの字型のキッチンもそうですが、2階に室内にあるたった2本のうちのこの1本の柱が中心になっているっぽいですね。

この17KNの荷重を支えている柱が。

建物の中心でもあり、生活の中心でもありそうです。

いずれ、角が取れて丸みを帯びた柱になると思います。
家族の思い出が染み込む柱に。
TVよりもそれを眺めて、振り返る時が来ることでしょう。



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