
現場はすべてのフローリングが貼り終わりました。
ロフトの浮遊感が出てます。
そして、今回は無垢のパイン材です。
パインなどの針葉樹はいつも無塗装をご提案しています。
味わい深い経年変化を味わえるのが針葉樹系フローリングのいいところ。
また、ネイティブディメンションズでは、見た目以外にも足ざわりでフローリングをお選びいただいています。
針葉樹系の足ざわりは抜群。
一年を通してヒヤッとしないので裸足が似合ます。
逆にスリッパはお勧めしません。
小さなごみを引きずって、表面がぽそぽそになります。
汚れやキズは付きやすいです。
無垢材はそれを味として捉えられるか。
そこが採用の境目です。
どこか1か所キズや汚れがついた場合、
その周りに10か所キズや汚れを付けると、その傷が目立たなくなります。

我が家の床なんて、キズっていうレベルを通り越して、すり減ってます。
そして、一度も手入れしたことないのに鈍く艶ってるっていう。
無垢材との付き合い方の極意です。
さて、ミニストック-11はとてもシンプルな住まい方といいますか、機能が構造にそのまま組み込まれているので、図面枚数もいつもより少なくて、
96枚で済みました。
だから、順調に骨ほね感が進んでいきます。

うーん、美しい構造。
自画自賛。
しかし、大工さんは知っていた。
ギョーカイあるあるの、
シンプルなほど怖い。
今回はすっきりと見せるために「留め」という納まりを多用しています。

材料が付き合わさるところを45°に切って、ぴったんこにくっ付ける作り方。
大工さんにとって、とても神経の使う納まり。
元々私は和風建築の出身のため、90°同士で突き合わせる「角柄」という納まりが好きで、普段「留め」はあまり使わないんですが、
今回は留めの方が美しいんです。
そして、満を持して大工さんの一言
「やっぱ、なんかあると思ったよ。鈴木さんだもんね。だと思ったよ。」
私は、なんだと思われてるんだろう・・・。
「留め」

どこが留めでしょう。
ここも「とめ」

どこか分かります?
フローリングと立ち上がりが留めになっているので、ぱっと見、厚い一枚板を張っているように見えます。
こっちも「トメ」

しかも、水平部分だけ留めで垂直部分は違う納まりのパターン。
このおさまりを説明した時の大工さんのため息顔がうれしくて、違う、申し訳なくて。
挙句の果てに天井からの立ち上がりも「tome」

大工さんに本当に感謝です。
ありがとうございます!
そして、次の工程はもう一段階難易度があがります。
よろしくお願いします。(てへ)
さぁ、今日の住むログは、(ネタが尽きてきた感あり)
2016年9月29日
「構造計画と構造計算」
どちらかというとギョーカイ向けに発信した記事ですが、当時軽くバズりました。
リアルタイムの閲覧数で、全国20位くらいまで行っちゃったんですよね。
何が起きたんだと画面の前で震えてました。
世の中、耐震等級だけで性能が語られていますが、大事なのはもっと手前にあるっていうお話です。
計算の裏に隠された部分も設計するのが私のお仕事です。
ロフトの浮遊感が出てます。
そして、今回は無垢のパイン材です。
パインなどの針葉樹はいつも無塗装をご提案しています。
味わい深い経年変化を味わえるのが針葉樹系フローリングのいいところ。
また、ネイティブディメンションズでは、見た目以外にも足ざわりでフローリングをお選びいただいています。
針葉樹系の足ざわりは抜群。
一年を通してヒヤッとしないので裸足が似合ます。
逆にスリッパはお勧めしません。
小さなごみを引きずって、表面がぽそぽそになります。
汚れやキズは付きやすいです。
無垢材はそれを味として捉えられるか。
そこが採用の境目です。
どこか1か所キズや汚れがついた場合、
その周りに10か所キズや汚れを付けると、その傷が目立たなくなります。

我が家の床なんて、キズっていうレベルを通り越して、すり減ってます。
そして、一度も手入れしたことないのに鈍く艶ってるっていう。
無垢材との付き合い方の極意です。
さて、ミニストック-11はとてもシンプルな住まい方といいますか、機能が構造にそのまま組み込まれているので、図面枚数もいつもより少なくて、
96枚で済みました。
だから、順調に骨ほね感が進んでいきます。

うーん、美しい構造。
自画自賛。
しかし、大工さんは知っていた。
ギョーカイあるあるの、
シンプルなほど怖い。
今回はすっきりと見せるために「留め」という納まりを多用しています。

材料が付き合わさるところを45°に切って、ぴったんこにくっ付ける作り方。
大工さんにとって、とても神経の使う納まり。
元々私は和風建築の出身のため、90°同士で突き合わせる「角柄」という納まりが好きで、普段「留め」はあまり使わないんですが、
今回は留めの方が美しいんです。
そして、満を持して大工さんの一言
「やっぱ、なんかあると思ったよ。鈴木さんだもんね。だと思ったよ。」
私は、なんだと思われてるんだろう・・・。
「留め」

どこが留めでしょう。
ここも「とめ」

どこか分かります?
フローリングと立ち上がりが留めになっているので、ぱっと見、厚い一枚板を張っているように見えます。
こっちも「トメ」

しかも、水平部分だけ留めで垂直部分は違う納まりのパターン。
このおさまりを説明した時の大工さんのため息顔が
挙句の果てに天井からの立ち上がりも「tome」

大工さんに本当に感謝です。
ありがとうございます!
そして、次の工程はもう一段階難易度があがります。
よろしくお願いします。(てへ)
さぁ、今日の住むログは、(ネタが尽きてきた感あり)
2016年9月29日
「構造計画と構造計算」
どちらかというとギョーカイ向けに発信した記事ですが、当時軽くバズりました。
リアルタイムの閲覧数で、全国20位くらいまで行っちゃったんですよね。
何が起きたんだと画面の前で震えてました。
世の中、耐震等級だけで性能が語られていますが、大事なのはもっと手前にあるっていうお話です。
計算の裏に隠された部分も設計するのが私のお仕事です。
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