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仁木英之「僕僕先生」

2006-12-13 | な行の作家
唐の時代。主人公は王弁22才。現代でいう、ニートでプチひきこもり。博打も女も



興味なしだが異国に思いをはせて空想にひたり、だらだらと毎日を過ごしていた。



財産家の父は元官僚。頼りない王弁を見かねた父は、彼に仙人に会いに行くように



命令する。途中、僕僕と名乗る10代半ばの美少女と出会うが、実は彼女が仙人だっ



た....というお話。(もちろんこの後、お話はどんどん展開していく)




第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。装丁かわいいーっす。



ファンタジーのような、御伽噺のような、そんな中ラブもあったりして、



ライトノベルズのような感じでもあります。




中国時代物だったんですね。あぁ...借りるまで知りませんでしたよ。日本の歴史



も、ままならないのに、中国の歴史など大丈夫か私!!三国志とか苦手だし



(難しい漢字とか超苦手)と思いつつ読みました。




さて感想です。




惜しい。出だしOK。ラストもいい感じ。ただ中盤が少々だるかった。



淡々としている主人公に、喜怒哀楽がないからかなぁ。中盤に主人公に感情移入



して泣いたり、怒ったりするシーンが欲しかった気がします。とは言え中国時代物



が超苦手な私が、読みきったということは、それなりに面白かったし、現代部分が



物語にテイストされて読みやすかったからかもしれません。



現在日本ファンタジーノベル大賞優秀賞の『闇鏡』読んでます。こっちは室町時代



....だから歴史物苦手なんだってば!大丈夫か私!(笑) 5点中3.5点


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