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加納朋子「モノレールねこ」

2006-12-12 | か行の作家
初めて読む作家だが、またも読ませる作家に遭遇!!



「家族」をテーマとした8つの短編集です。



ほのぼのとおもいきや、突然ふいうちをくらわされたお話もあったりして、ニヤリ



とします。シャレてます。この発想とか独特の世界観ってちょっとすごいかも。




私は『バルタン最後の日』がお気に入り。あぁ...愛しのバルタン。



(ちなみにバルタンはザリガニ♪)笑った。泣いた。この作品 面白かったです。



この作品には4.2あげたいくらい。あったかいね。



お母さんが書いたお話って感じがしました。




『モノレールねこ』デブで不細工なノラ猫が、小学生の僕の家に迷い込んだ。



そのノラの首輪についていた手紙で「タカキ」と知り合うのだが....。



何を隠そう猫モノには弱いんですよーワタクシ。



おぉ..なんとメルヘンチックな!!!おぉーラストはそこにきますか(笑)




私には理解できないお話もあるし、実際ありえないお話もありますが、



なるほど...と思ったり、どうなるんだろーと気になったり、ホロリとしたり。



とっても魅力的なお話でした。




『マイ・フーリッシュ・アンクル』『ポトスの樹』などは、ダメな男(だめんず)を



うまく描いていましたね。



カバー装画、章扉イラストがまたイイ!!




あったかーい、やさしいお話でした。5点中3.8点



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