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待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

宇江佐真理『雷桜』

2010-06-23 | あ行の作家



「おとう、遊は瀬田山にいるだにか」


生まれて間もない庄屋の一人娘(お遊)が何者かにさらわれる。

そして、15年後、家族の元に姿を現すのだが...。


さて感想。


とても心に残る作品でした。

いや~面白かった!!一気読み。

素晴らしい作品でしたねぇ(*^_^*)


若い殿様と、山で育った狼女。

決して出会うことのなかった二人が出会ってしまう。


お優は野生のおなご。まっすぐで純真。

そのまっすぐさが、時に彼女を傷つけてしまう。

彼女の哀しみが伝わります。

数奇な運命に翻弄されながら、彼女はどう生きたのか。


人が人を愛する気持ちにはキュンとしてしまい、親が子を想う気持ちには

読んでいて胸がしめつけられそうでした。


銀杏の木に雷が落ち、桜が芽をつけた、雷桜(らいおう)と呼ばれる樹。

桜の花びらが降り注ぐシーンなどは、情景が浮かび思わず息をのみますよ~。


秋には映画が公開。

宇江佐さん、他の作品も読んでみなくては(*^_^*)


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池波正太郎『真田太平記』(一)~(四)

2010-06-16 | あ行の作家


シリーズ累計750万部。

新潮文庫売上げNo.1の戦国もの。

(一)天魔の夏
信玄亡き後、武田軍団が織田・徳川連合軍によって滅ぼされ
宿将真田昌幸は試練の時を迎えていた。

(二)秘密
織田信長が本能寺に討たれた。真田昌幸は上田築城に命運を賭けるのだが。

(三)上田攻め
真田昌幸は関東の北条、東海の徳川に勝てるのか。
そんな中、秀吉の仕組んだ策とは。

(四)甲賀問答
天下統一をなしとげた豊臣秀吉。
一見乱世は終わったかに見えたのだが。


今5巻目を読んでいますが、めちゃくちゃ面白いです!!

特に(三)の上田攻めは息もつかせぬ展開で、ページをめくる手が止まらない(^_^)


明日のことさえも分からぬ戦国の世で、いかにして生きるのか。

父の真田昌幸、その息子である長男信幸と次男信繁(のちの幸村)

をはじめ、登場人物はおびただしい数ですが、みんな魅力的です。

戦国の世は男たちもすごいですが、女もすごいんですよねぇ。

あと、忍びのものたち。

家臣として扱われることなく、俸禄さえないのに、命がけで働く。

時には味方さえも憚り、肉親をも欺き、ただ、陰に隠れて生涯を終える。

こんな生き方があるのでしょうか。

女忍者のお江には感情移入しまくりです(^_^)

まさに戦国時代にタイムスリップしたような。

人物たちが目の前で動いているような。

全12巻ですが、ちびちび読んでいきたいですな(*^_^*)

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池波正太郎『男振(おとこぶり)』

2010-06-02 | あ行の作家
お久しぶりで~す。

私は元気です(*^_^*)

4月に仕事が変わってから、バタバタした日々を過ごしておりました。

とにかく覚えることが多くって^^;

仕事はやっとこさ慣れてきました。

他にもいろいろなことに、やっとふんぎりがつきましたので

久しぶりの更新です。





新潮文庫 660円 ★★★★★

「まこと、みごとな男振にて...」


眉目秀麗にして秀才の誉れ高い源太郎は15歳。

そんな彼に、突然悲劇が襲う。

なんと奇病(たぶん脱毛症)のため、髪の毛が抜け落ちてきたのだ。


家中の嘲笑、憫笑、侮蔑。

わがままな若殿からは、皆の前で容貌を辱められる日々。

絶望のどん底の中、彼はどんな屈辱にも必死に耐え続けるのだが。


池波正太郎、没後20年。

「初めて読む池波作品第1位」だそうで。


さて感想。


面白かったです(*^_^*)

どうにもならない運命を、差こそあれ人は持っていると思う。

それと、どう向き合うか。


自分の不幸を嘆き、他人をうらやみ、悪いことのすべてを

まわりせいにしている人間は意外と多い。


それにしても、この着眼点はすごいなぁ。

確かにこの若さで、ハゲるのはキツすぎる^^;


親子、友情、恋。爽やかな青春小説。

池波正太郎は、非常に読みやすいですよ~。


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石井妙子『おそめ―伝説の銀座マダム』

2009-10-28 | あ行の作家
かつて銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎らが集まる伝説のバーがあった。

その名は「おそめ」。マダムは元祇園芸妓。

小説のモデルとなり、並はずれた美貌と天真爛漫な人柄で、またたく間に

頂点へと駆け上るが―。(Amazon「BOOK」データベースより)


その人の名は、上羽秀(うえば・ひで)という。

か弱そうに見える彼女だが、決して折れることのない強さを持つ女性。

バーのママであった彼女は、文士や政財界の男たちを惹きつけ

深く深く愛され可愛がられる。


さて感想。


とても面白い作品でした。

まさに事実は小説より奇なり...です(*^_^*)


おそめは祇園芸妓として人気を博し、その後水揚げされ、戦争中でも

何不自由ない生活を送ります。

そして戦後を迎え、彼女に運命の出会いが訪れるのですが...。


この男が言うなれば「ヒモ」なんですよね^^;

まわりの人が「あの人だけはあかん」と言う人に、おそめさんは

惚れてしまった!!

彼女は純真無垢。悪く言えば世間知らず。

ものすごく不器用な人間。うまく生きれない。

川の流れのように、運命に逆らわず「さだめ」として生きてきた人。

そんな彼女の人生は、驚きの連続です。


彼女だけではなく「西陣小町」と呼ばれた美貌の母よしゑ

娘の高子と女三世代の波乱万丈の人生が描かれていきます。

これは連続ドラマにするといいかも(^_^)

是非読んで確かめていただきたいです。




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内田百『ノラや』

2009-04-12 | あ行の作家
ひょんなことからノラ猫を飼う事になった著者である百(ひゃっけん)先生。

名前を「ノラ」と名づけ可愛がる。

しかし、1年半ほどたったある日、ノラは出て行ったきり戻ってこなかった。

たった一匹の猫がいなくなっただけで、先生は取り乱し、仕事も手につかず

寂しくて一日中涙が止まらなくなり…。


さて感想。


ほんとに猫が帰ってこないお話でびっくり^^;

いや~すごい作品でした。面白かったです!!

猫好きには、バイブルとも言うべき作品かも。


ノラがいなくなってから、70を過ぎた百先生は、夜は眠れず

痩せてこけて、幻聴すら聴こえてくるようになります。

何を見てもノラを思いだし、ずっと泣き暮らす日々。

先生、かなりヤバイことになっています^^;


先生は何としてもノラを見つけだそうと、警察に捜索願を出し

さらなる大捜査網を展開します。

ホントここまでやるかっていうくらい^^;

いやはや本人は必死なのですが、それが読者からすると滑稽で面白く

読めて笑えます。しかし、読み進めるうち百聞先生のノラに対する熱い

思いがこちらにも伝わってきて、目頭が熱くなりました。

ラストはかなり泣けます。私は涙腺崩壊でした。


百聞先生はノラがいつか帰ると信じ続け、けっして諦めません。

果たしてノラは帰ってくるのでしょうか。

それは是非読んで確かめていただきたいです(^_^)★★★★★


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大崎善生『聖の青春』

2009-02-23 | あ行の作家
平成10年8月8日、一人の棋士が死んだ。

村山聖(むらやま・さとし)。享年29歳。

輝くばかりの光を放ち続け、時代を駆け抜けた一人の男の物語。


さて感想。


なんやろう。この感動は!!

これは泣けるなぁ。すごい作品やと思います。

宿命と呼ぶには、あまりにも過酷な人生です。

美しく、儚く、切なく、烈しく、悲しい彼の人生がそこにありました。


何度も絶望を味わい、常に死の影に怯えながら、何故彼はこれほどまでに

強いのでしょう。

生きること、そして勝つことへの執着、将棋への情熱、名人への渇望。

それらが彼を強くしていったんだと思います。


懸命に生きる彼に、神は次々と試練を与えます。

それでも彼は決して卑屈になることはありません。

金にも名誉にも興味はない。ただ、目の前にある将棋に勝つ。

そして名人になることだけを考えていたのです。


私が一番好きなのは、上福島北公園で師匠である森信雄とのシーン。

そこには「愛」があり、心にあたたかいものが込み上げてきます。

肉親の愛、友情、そして師匠の愛。

この作品にはさまざまな愛が溢れていました。


人生なんて理不尽なものです。

一生懸命生きる人が幸せになれるわけでも、満足のいく人生が送れる

わけでもない。

彼は自分の運命を嘆き恨み悲しむのではなく、これからどうするかを考える。

最後まで決して夢を諦めない彼の姿は、読む者に感動を与えます。


すごい作品でした。★★★★★

大阪城公園の彼の笑顔の写真は、何度見ても泣けるんだな。


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大崎善生『将棋の子』

2009-01-29 | あ行の作家
本日1回目の更新。

第23回講談社ノンフィクション賞受賞作。


将棋の天才と言われた少年たちは、自信と夢と希望を胸に、棋士になるべく

奨励会入会のため上京してくる。

しかし、プロの世界は過酷。結果が全てなのだ。

わずか一手の差で、夢破れ、志半ばで去っていくこととなる。

その道で生きることさえ許されない…そんな奨励会退会者たちの物語。


さて感想。


青春の全てを、将棋にかけた男たち。とても切ないお話でした。

私は将棋のことは全く分かりませんが、面白かったです。

「将棋世界」の元編集長であった大崎さんだからこそかけた作品かもしれません。


奨励会。厳しい三段リーグ。迫り来る年齢制限。負ければ退会。

生き残るためには勝つしかない。才能、努力、そして運。


メインに描かれるのは、札幌の天才少年と言われた成田英二。

頑ななまでに自分の将棋にこだわり続け、不器用にしか生きれなかった男。

重圧、失望、恐怖、不安、敗北、挫折、絶望。

将棋一筋の人生が、突然閉ざされ、世間の荒波に放り出される。

過去から、逃れられない苦しみ。

結局自分自身で、乗り越えるしかないのです。

退会を余儀なくされた、彼らがたどり着いた場所とは…。

ラストは泣かせてくれました。★★★★

これは『聖の青春』も読まねば(^_^)


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浅田次郎『壬生義士伝』 上下

2008-12-28 | あ行の作家
貧しさゆえ脱藩し、新選組に入隊した吉村貫一郎。

“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても

飢えた者には握り飯を施す男。

元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。


さて感想。


今まで読んだ本の中で一番泣いた作品かも。

いやはや、すごい作品でした。

素晴らしいです!!!!!


主人公は幕末を生きた吉村貫一郎。

明治維新から五十年後、彼の人生が、さまざまな人々によって

語られていきます。

死の真相、命がけで守りたかったもの…とは。


上巻の終盤に藤田五郎という人物が登場しますが、そこから

ページをめくる手が止まらなくなります。

親子の愛、夫婦の愛、そして友情。

この作品は愛が溢れていました。


努力しても決して越えられぬ身分の壁。

理不尽な時代を真正直にしか生きることが出来なかった

本物の侍が吉村でした。まさに男の中の男。

宿命と諦めず、苦悩を糧にして、抗い続けた人生なのです。


捨て駒にされた新撰組の者たちの人生も切なすぎました。

生きていたなら、どれほどの人物になっていたんだろう。


あと、美しい盛岡の風景が目に浮かびます。南部訛もとても良かった。

心揺さぶられ、涙腺が崩壊すること間違いありません。

一人でも多くの方に読んで欲しい作品です。

騙されたと思って、お正月に是非!!★★★★★


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五十嵐貴久『土井徹先生の診療事件簿』

2008-11-10 | あ行の作家
連作短編集。装丁可愛いいです(*^_^*)

主人公の立花令子は、おっとりしている性格が災いし、就職難の時代に

就職活動に乗り遅れてしまう。

されど通っているのは東京大学。

国家公務員Ⅰ種に何なく合格。

警察庁に入る気はさらさらなかったが、キャリア組として、現在は

南武蔵野署の副署長だ。


さて感想。


なかなか面白かったです。

「シャーロックホームズの動物版」って感じ?!


ちなみに令子はワトソン役、ホームズ役には土井動物病院院長の

土井徹先生が登場します。


動物好きには「ほっほーー」というところが多く、とっても興味深く

読みました。


それにしても、クスクス笑える笑いのツボが絶妙です。

でも、真相は意外にシビアだったりもするんですが^^;


23歳の女の子が副署長だと、実際いろいろありそうですが

5年前に殉職した警官の父がかなり有名だったため、署長以下

まわりが気をつかい、毎日出勤しても特にやることのない日々を

過ごすことになる設定が面白かったですね~。

話が進むごとに、少しだけど年齢を重ねていくのもいいし。


ラストは…!!!!

いくらなんでも五十嵐先生、このまま終わらせませんよね~。

続編お待ちしております(*^_^*)


ちなみに私の脳内キャスティングは、令子が貫地谷しほり、鳥井が要潤

土井先生は…緒形拳しか浮かばない!!★★★★


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石川拓治『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録』

2008-10-08 | あ行の作家
絶対不可能と言われた、リンゴの無農薬栽培。

それに挑戦した男がいた。

彼の名は木村秋則。

今から30年近くも前、彼がまだ20代だった頃の話である。


さて感想。


おぉ~。かなりの波乱万丈っぷり。

なかなか面白く読みました。

ただ、著者がリンゴについて、詳しく説明しているのは

読んでいてちょっとダルかったけど。

木村さん自身のお話は面白いし、本当にすごい人なんです。


夜明け前から畑に出て、朝から晩までリンゴの木につく虫を手で取る。

そして、木に話しかけながら、酢を散布していた男。

それが何年も続くのである。

周りから気がおかしいと思われても、当然なのかもしれない。

それだけ手をかけた畑だが、木村をあざ笑うかのように、

毎年毎年、病気や害虫に食い荒らされるのだ。


家族七人無収入の極貧生活。人との軋轢。

次第に彼は追いつめられていくのだが。


やはり家族の支えって大事だな~と。

たぬきや前歯のお話にはニヤリとします。

あとリンゴの木のエピソードも。

植物にも命があるんですね~。


「奇跡のリンゴ」彼のつくるリンゴは、そう呼ばれているそうです。★★★★


以前NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組で紹介されているそうですよん。


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有川浩『別冊図書館戦争 2』

2008-09-10 | あ行の作家
大好評『図書館戦争』シリーズ、スピンアウト第2弾!

そんで、結局あの人たちは?これにて幕引き。


さて感想。


表紙の色と同じく、ブルーな内容でビター味でしたが、さくさく読めました。

とうとう終わっちゃいましたね~。


緒方副隊長のお話が一番好きでした。

柴崎&手塚の展開は好きではなかったけれど、こうでもしないと柴崎の

落としどころがない気もしました。


郁たちもすっかり先輩になっちゃいましたね~。

恋に仕事に「バッ」と燃えて、「ドーン」と突進できるのは、このお年頃

だからかも。あぁ…若さの特権!!羨ましいぞ!!


それにしても今回は、イチャLOVEのシーンが少なめだった気が…。

完全に麻痺してるのか…私??! ★★★☆


さて、一昨日放送の「トップランナー」のゲストが有川さんでした。

写真とはまた雰囲気が違う気も…。ちょっと緊張しておられましたね~。

小説を書く時は、脳みそに搭載されたカメラで、映ったものをそのまま文章に

している…とおっしゃってました。だから物語が映像的なんですね。

「君はいつかプロになる」と言った、旦那様との関係も素敵です。


ちなみに「トップランナー」の再放送は9月13日(土)25:35~だそうですよん。


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内館牧子『エイジハラスメント』

2008-08-11 | あ行の作家
本日2回目の更新。


日本の男はなぜ若い女ばかりが好きなのか。

女は年をとったら価値がないのか!?


久々の内館牧子。


主人公は大沢蜜34歳。夫と娘と暮らしている。


さて感想。


まぁ…普通かな。

主人公が若さに嫉妬して、ウジウジうだうだで、なんかイタイ。

それに、夫の妹(21歳)との会話も毒々しいし。

出てくる男もロクでもない気も。


そりゃ若い子の方がええよな。

女もオッサンより、若い男の子の方がええし(笑)★★★


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伊坂幸太郎『砂漠』

2008-08-09 | あ行の作家
「なんてことは、まるでない」


ブルジョア鳥井、スプーン南、冷酷美女の東堂、うざキャラの西嶋

そして鳥瞰の北村。

社会という砂漠に囲まれたオアシスである大学生活を描く。


さて感想。


会話絶妙!奇想天外?!天地無用??!(笑)

さすが伊坂ワールドやね。

かみ合っていないのに、なんか笑える。


ただ、想像していたのと、ちと違う感じが。

ゴールデンスランバー』の後やったからかな。評価は厳しめ。


伊坂さんには、リンクやら「もっと違う何か!!」を期待して

しまうからかも。

そうそう家裁のヒトってあの人のことですよね(笑) ★★★☆


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あさのあつこ『復讐プランナー』

2008-07-04 | あ行の作家
ティーンズ向けはあまり読まないのですが、タイトルが気になりなんとなく。


母の事故死から8年。主人公の深沢雄哉は13歳の中学生。

インターンの長女の晴香、料理の天才次女の真湖、小学生の妹の沙紀。

そして泣き上戸の父、晴香の恋人のノッチが登場。

テーマはイジメ。


さて感想。


字が大きく行間が広いので、すぐ読めちゃいます。

なかなか面白いな~と読み進めるも、あれれれれれれ。

その後は??!みたいな。


イジメに対する投げかけというか、指南書みたいな感じ??!

よく見ると「14歳の世渡り術」というシリーズの一つで

未来が見えない今だから「考える力」を鍛えたい…というコンセプトらしい。


先輩の山田一夫は、なかなか魅力的でした。

あさの作品は本の中で中学生が生きているんだよね~。

面白かったけど、小説としてはどうなのかしらん。★★★☆


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