待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

浅田次郎『壬生義士伝』 上下

2008-12-28 | あ行の作家
貧しさゆえ脱藩し、新選組に入隊した吉村貫一郎。

“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても

飢えた者には握り飯を施す男。

元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。


さて感想。


今まで読んだ本の中で一番泣いた作品かも。

いやはや、すごい作品でした。

素晴らしいです!!!!!


主人公は幕末を生きた吉村貫一郎。

明治維新から五十年後、彼の人生が、さまざまな人々によって

語られていきます。

死の真相、命がけで守りたかったもの…とは。


上巻の終盤に藤田五郎という人物が登場しますが、そこから

ページをめくる手が止まらなくなります。

親子の愛、夫婦の愛、そして友情。

この作品は愛が溢れていました。


努力しても決して越えられぬ身分の壁。

理不尽な時代を真正直にしか生きることが出来なかった

本物の侍が吉村でした。まさに男の中の男。

宿命と諦めず、苦悩を糧にして、抗い続けた人生なのです。


捨て駒にされた新撰組の者たちの人生も切なすぎました。

生きていたなら、どれほどの人物になっていたんだろう。


あと、美しい盛岡の風景が目に浮かびます。南部訛もとても良かった。

心揺さぶられ、涙腺が崩壊すること間違いありません。

一人でも多くの方に読んで欲しい作品です。

騙されたと思って、お正月に是非!!★★★★★


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちきちき)
2008-12-28 21:01:29
こんばんは。
私も前に読みました。名作です。
ドラマもやってたような。結構良かった記憶があんねんけど…

帰省いいね~。
いってらっしゃい、そして来年もよろしくです。
返信する
Unknown (naru)
2009-01-02 19:27:10
ちきちきさん こんばんは。
あ、読んでた?
これ読んでる人多いよね。
ほんま傑作やね。
ドラマにも映画にもなってるみたいやで。
帰省してきたで^^
関西やっぱりええな~。早う帰りたいわ。
こちらこそ今年もよろしく(*^_^*)
返信する
始めまして! (QQ)
2009-01-28 02:33:58
この本は、本当に感動しました!歴史が苦手な私がこの作品で歴史が好きになりました。たくさんの人に読んでほしい本ですよね!同感です
返信する
ようこそ^^ (naru)
2009-01-29 22:11:40
QQさん こんばんは。
始めまして!!
コメントありがとうございます^^
この作品、素晴らしいですよね!!
何度読み返しても泣けますよね。
ほんと一人でも多くの方に読んでいただき
たい作品です(^_^)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。