ベーカリーコンサルタントの正義、過剰投資を強いない、過剰設備を負わせない、適正価格で売れる売り場と店を創る。しかも、店舗ごとに戦略商品を提案し確固たる商売の基礎を構築する。これからはありきたりの下らない菓子パン、調理パンでは商売になりません。
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生き残れるベーカリーを創る、開店後も商品、サービス、売り場改善に協力する。これがポリシーです。
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郊外型大型ベーカリーにスペイン製石窯を押し付け、その他は中古ベーカリー機器で厨房を作り、みかん箱を重ねたような棚とレジ台を置き、古臭い下らない商品提案で1店舗1億円も請求する駄パン屋プロデュース会社があります。冷蔵庫のドアは凸凹、傷あり、汚く、艶無く開店直後でこの有様はみっとも無いことこの上ありません。
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どんな事にも適正価格、適正利潤があります。良心がとがめる様な利潤を上げている裏で、売上が伸びず、返済と利子負担に死に物狂いに頑張っているオーナーがおります。
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コンサルは店の売上を伸ばし、企業が元気に従業員が豊かになるように支援するもの。それに逆向する過剰投資で過剰設備をしかも中古で負わせることは如何な物でありましょうか。
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最近身売り話が公表されたチェーンベーカリーもその不正な罠に掛かり、1億円もの投資で大型店舗を作り、しかも数店である。会社規模から見て明らかな過剰投資、しかし予想売上から予想収支は簡単に作ることが出来ます。予想売上の算出は慎重に、しかもどんな事が有っても必ず確保できる数字を算出すべきです。しかし、この駄パン屋プロデュース会社、どうも不可能なくらい高い売上げ予想を算出し、予想収支を作成している。そして、開店後の苦労など全く知らん顔で、次の餌食を探し不幸な人を増やし続ける。
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その他にも餌食となったオーナーが開店したベーカリーがあります。得た情報によると、借入額、店作りへの投資額、全て馬鹿げた金額で、店舗は西部劇に出てくる“バー兼雑貨屋“の様相で安っぽい作りです。恐らく日商40万円で全て算出されたのでしょうか、全て中古ですがベーカリー機器の能力、規模から見て60万円程度の生産能力で、明らかな過剰設備です。この場所立地からして、日商15万円が限界です。誰が売上予想を算出したのか、商圏は広いが人口、世帯数が少な過ぎ、普通8~10万円と算出されるべき条件でしかありません。それも商品が競争力を持ち、旨い商品であればという条件がつきます。しかも中古機器を新品機器と大差無いべら棒な価格で導入したのでしょう。ミキサーは2世代前の生きた化石のような、既に20年以上使われたと思える代物です。
くれぐれも予想売上作成と設備投資は控えめに。
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業界とベーカリーオーナーを守るため正義を貫きたい。