Pains パリの味

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ベーカーテクノサービス

ベーカリー売り場診断

2014-06-25 08:53:43 | Weblog



パン教室風景、

ベーカリーに一歩足を踏み入れる、お客様を迎える姿勢でオーナーの考え方が概ね分かる。商品の形や焼き色でレベルが分かり、食べなくても品質は理解できる。

商品の表情が全てを語る。陳列の仕方、方法にもよるが、繁盛するかどうか。

日本のベーカリーは焼きたてを求めて来店するお客様に、焼きたてを提供して初めて繁盛に繋がる。日本では。日本人特有の炊きたてご飯、この炊きたてを好む日本人特有の嗜好の為。

多くのベーカリーは1日朝1回の焼成で商品を売り場に陳列し、夕方までそのまま。これでは夕方には固く、食欲をそそる色艶は維持できず、客足は遠のくばかり。

繁盛店を目指すなら、この点の改善が急務である。なぜこう成るかと言うと、売り場が広すぎる事、広い棚が在れば商品を並べなければ売り場として殺風景、惨めな売り場に成ってしまうから。

それではどうすれば良いのか。それは、売り場を小さくして、一度に多くの商品が陳列できない様にする事。

売り場は朝、昼、夕方、少なくても3回作る。その時の需要は異なるのが普通、そのお客様の変化に逢わせる事で、来店客数は増える。確実に。

大きなオーブンを導入しない事。これも大切な事。小さなオーブンでも良いものが在ります。
小さいオーブンで一日何回も焼成する。

個人店であれば2枚差し2段で十分です。

技術の向上も忘れずに。発酵法、製法、生地の種類、これらの知識が多ければ多種多様の味の異なる、食感の異なる商品を並べる事が可能になる。たった一つの配合にしがみついてのベーカリー経営では厳しいでしょう。それも他人から押し付けられたものなら、全く自由度が無い。各店環境が異なる、その環境に合わせた配合・製法がある。それを作れる程度の知識が欲しい。市販の天然酵母もどきでは、何とも寂しい。

韓国出張Ⅱ

2014-06-12 22:51:55 | Weblog

ソウル、金浦空港にて


4月に次いで2度目の韓国出張、羽田空港でB-787


金浦空港近くのホテル メイフィールド、翌朝早く釜山へ移動するためこのホテルをご用意いただきました。

釜山近郊での豪雨のため搭乗予定の便が欠航し、到着が遅れる。なぜか出張先の天候が大荒れのことが多い。昨年は新潟へ行くたびに大雪で、越後湯沢からの「はくたか」が運休、

今回は商品開発など技術支援ではなく、売り場改善、リニューアルが主な仕事で、10年先を見据えた店作りを目指す。パヴァリエを備えたベーカリーが出現したり、スターバックスが開店したり、韓国も新業態が増え、これまで安泰で在ったベーカリー業界が変化を始めた。そのため10年先まで通用する店舗を構築する。FC店が多い韓国の特殊事情、オーナーが納得するか。古臭い店構えを若い女性が好む姿に変える、そうでなければ客をスタバに取られてしまう。


出張前日のミッシュブロート、


同日のパン教室、柏市にて、