私(おじさん)の読書日記です。
今日紹介するのは、宮部みゆきさんの「あかんべえ」です。
最近は家内が借りてくる図書館の本か自宅にある本を読んでいましたが、今回は久しぶりに文庫本で購入して読みました。
宮部さんの小説は面白いです。
そして、この話は江戸時代の深川を舞台にしている、人情ものです。
人情ものと言いながら、お化けが出てくる話です。
主人公おりんは、ふね屋の12歳の娘。
死の淵まで行った病から回復したおりんは、ふね屋に巣食う5人の亡者が見えるようになります。
でも、周りの生きた人たちには、それぞれ人によってその姿が見えたり、見えなかったり・・・
そして、5人の亡者(話が進むにつれ、もっと多くの死霊が登場しますが)が何故ふね屋に巣食うのか・・・
30年前に起こった忌まわしい事件に絡んでいるようです。
:
この小説も、読み始めた時、亡者が暴れ回り、一体どうなってしまうのだろう、どうやって結末に持って行くのだろうと心配になるくらいです。
でも、最初は何か怖いと思っていた亡者が、おりんの健気な心に接するうち、みな魅力的なお化けに思えてきます。
亡者が登場する話なのに、最後は本当に清々しい気持ちにさせてくれました。
これは、宮部さんの文体が、とても自然で読みやすいことも理由のひとつでしょうね。
宮部みゆきさんの「あかんべえ」は、優しさが滲み出てた本当に素敵な(ミステリー的な)時代小説だと思いました。
今日紹介するのは、宮部みゆきさんの「あかんべえ」です。
最近は家内が借りてくる図書館の本か自宅にある本を読んでいましたが、今回は久しぶりに文庫本で購入して読みました。
宮部さんの小説は面白いです。
そして、この話は江戸時代の深川を舞台にしている、人情ものです。
人情ものと言いながら、お化けが出てくる話です。
主人公おりんは、ふね屋の12歳の娘。
死の淵まで行った病から回復したおりんは、ふね屋に巣食う5人の亡者が見えるようになります。
でも、周りの生きた人たちには、それぞれ人によってその姿が見えたり、見えなかったり・・・
そして、5人の亡者(話が進むにつれ、もっと多くの死霊が登場しますが)が何故ふね屋に巣食うのか・・・
30年前に起こった忌まわしい事件に絡んでいるようです。
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この小説も、読み始めた時、亡者が暴れ回り、一体どうなってしまうのだろう、どうやって結末に持って行くのだろうと心配になるくらいです。
でも、最初は何か怖いと思っていた亡者が、おりんの健気な心に接するうち、みな魅力的なお化けに思えてきます。
亡者が登場する話なのに、最後は本当に清々しい気持ちにさせてくれました。
これは、宮部さんの文体が、とても自然で読みやすいことも理由のひとつでしょうね。
宮部みゆきさんの「あかんべえ」は、優しさが滲み出てた本当に素敵な(ミステリー的な)時代小説だと思いました。
自分も「あかんべえ」読みましたよ。
いい作品ですよね。
おぞましい幽霊が描かれているのに恐怖をあまり感じないところが不思議でした。
感動もできるうえ最後まで飽きることがありませんでしたよ!
本当にいですよね。
宮部みゆきさんの作品はみな心優しいものばかりです、つい手に取って読んでしまいます。