~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

高木彬光さんの「邪馬台国の秘密」

2015-07-13 07:21:17 | 小説・本
私(おじさん)の読書日記です。

寝る時の読書のためか、眼が疲れ気味なのと、本を支える右腕が少し痛くなってきました。
でも、一度読みだすとなかなかやめられません。

邪馬台国の秘密 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)
さて今日は、歴史ミステリーの傑作である高木彬光さんの「邪馬台国の秘密」です。

高木彬光さんの「邪馬台国の秘密」は名探偵神津恭介が「成吉思汗の秘密」に続いて日本史最大の謎である邪馬台国に挑んだベッド・ディテクティヴの第2作目です。

邪馬台国は本当にあったのか?
私の大好きな「三国志」に出てくる「魏」の国の「魏志倭人伝」に「倭」の国の女王”卑弥呼”についての記載があるというのも、すごくロマンを感じさせます。

そして、邪馬台国はどこにあったのか、畿内なのか、九州なのか?
私は、畿内説の方が妥当だろうと思い込んでいたのですが、この小説を読んで九州説の方が有力かもと思い始めたくらい私には影響力がありました。。

これまで一体何回読んだだろうと思うくらい読んでいます。
でも、最初読んだときは、ビックリしました。
いろいろある説を検証していくのかなと思っていたのが、名探偵神津が独自の説を展開していくのです。
ほとんどついて行けませんでした。

何回か読むうちに、ミステリー作家高木彬光さんが提示する”神津説”もなかなかすごいと思って楽しく、そして真剣に読むようになりました。

邪馬台国がどこにあったのか、結論は本当に出るのだろうか・・・
解決するまで、いや、たとえ解決したとしても、
高木彬光さんの「邪馬台国の秘密」は何回も読み続けるであろう歴史ミステリーの傑作だと思います。
 


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