~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

池波正太郎さんの『剣客商売』シリーズも面白い!

2014-09-15 07:27:14 | 小説・本
私(おじさん)の読書日記です。

今年は、涼しくなるのが少し速かったですね。
暑がりの私にはいくらかですが、助かります。

さて、先月末に、会社の”納涼会”がありました。
飲んで話をしているうちに、私と同じテーブルに着いた人たちが、池波正太郎さんの小説のファンだということが分かり、大いに盛り上がりました。

皆さん、一番好きなのは、『鬼平犯科帳』シリーズでした。
テレビドラマのことも話題になり、中村吉右衛門さんが一番鬼平にピッタリだと満場一致でした。(こちら)

剣客商売一 剣客商売: 1
そして、『剣客商売』シリーズの話にも・・・
いろいろ話が広がります。

私も何回も読み直していますが、皆さんも何回も読んでいるようです。

テレビドラマは、もちろん藤田まことさんが秋山小兵衛に扮したシリーズが一番人気です。
全然依存はありません。

ただ、私は、最近始まった、
 秋山小兵衛を北大路欣也さんが、
 佐々木三冬を杏さんが、
 おはるを貫地谷しほりさんが、
 そして、秋山大治郎を斎藤工さんが
演じているシリーズも楽しみにしています。

1年に1回しか作られていないのが残念ですが(まだ3回です)、杏さんの佐々木三冬も素敵です。
貫地谷しほりさんもいいですね。
(どうも女優陣しか見ていないようです・・・)

ということで、ここ半月ほど、寝るときに、池波正太郎さんの『剣客商売』シリーズを1話ずつ読んでいます。

大好きな、このシリーズ。でも、初めて読んだときはビックリしました。
ヒロインのひとり佐々木三冬があの賄賂政治で悪名高き”田沼意次”の妾腹の娘であり、その”田沼意次”が物語の中で好人物として描かれている設定にです。
でも、このシリーズを読んで、何か思いが変わってきたことは確かです。
それに、田沼意次は、今では、その政治力などを認められているのかも知れません。

単純な勧善懲悪な話ではなく、池波正太郎さんの世界である”善と悪”の狭間の世界を実にうまく描いて、話の奥行や余韻を持たせていますね。


とても面白くて、次の話を読みたくなるのですが、何とか1話ずつで文庫本を閉じて眠るようにしています。

しばらく池波正太郎さんの『剣客商売』シリーズの世界に浸りたいと思います。