~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

カトリーヌ・カンタンさんとフレデリック・カンブレランさんの”パリの幻想”

2014-09-13 07:27:52 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。

オルセー美術館展で「笛を吹く少年」の横笛の音色を聴き、何か管楽器の曲を聴きたくなりました。(こちら)
絵の横笛はピッコロに似ていますので、ピッコロ協奏曲をと考えたのですが、ヴィヴァルディが作曲したものしかなく、私自身バロック音楽を最近あまり聴かなくなっています。

それで、ピッコロではなくフルートにしようと思い、取り出したのは、カトリーヌ・カンタンさんとフレデリック・カンブレランさんの”パリの幻想”というかなり昔に録画したビデオです。

このビデオ(今はDVDですが)は、カルロス・クライバーさんの来日演奏会(こちら)の余白に録画したものなので、よく観ているのです。

録画したのが1986年11月29日と記録されていますので、もう30年近く昔になります。


そのカトリーヌ・カンタンさんとフレデリック・カンブレランさんは、お二人ともフランスのパリ音楽院”コンセルヴァトワール”の出身です。

なかなか知的な美しい方たちです。
そして、当時デュオとしてしばしば一緒に演奏し評判だったと字幕スーパーに出ています。

カンタンさんは、パリ音楽院を一等賞で卒業した後、十九歳で、パリ国立歌劇場管弦楽団のスーパーソリストとなりました。その後も、フルートの指導者としても日本のフルーティストにもよく知られているようです。
また、カンブレランさんも活躍されていて、私は、パトリック・ガロワさんと協演したモーツァルトの”フルートとハープのための協奏曲”の入ったCDを持っています。

さて、お二人の演奏した曲は、フランスの作曲家の小曲です。
 1.ドビュッシー/小組曲より 小舟にて
 2.サン=サーンス/ロマンス
 3.イベール/小品
 4.サン=サーンス/ファンタジア
 5.フォーレ/ファンタジア
 6.フォーレ/シチリアーノ
    演奏:カトリーヌ・カンタン(fl)
        フレデリック・カンブレラン(hrp)

”パリの幻想”ということで、フランスを詠んだ詩の朗読があり、それが少し長いのが、音楽を聴きたい私には残念ですが、秋のパリの雰囲気がお二人の素敵な演奏と共に画面一杯に広がってきます。

そして、このビデオを観ていると、退職旅行で訪れた秋のパリが、懐かしく思い出されます。(こちら)

素敵な音楽とパリの映像に心が癒されました。