~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

「飛梅」が好き。さだまさしさんの『風見鶏』

2010-04-11 13:11:14 | 音楽
昨日は、諏訪の【御柱祭】を堪能してきました。

さて、私(おじさん)の音楽日記です。
今日は、さだまさしさんの初期のアルバム紹介の第二弾です。


「雨やどり」というコミカルな曲が大ヒットし、さださんのソロ・シンガーとしての基盤が確立した時期に
出したセカンドアルバムが『風見鶏』です。


1. 最終案内
2. つゆのあとさき
3. 飛梅(とびうめ)
4. きみのふるさと
5. 思い出はゆりかご
6. セロ弾きのゴーシュ
7. もうひとつの雨やどり
8. 吸殻の風景
9. 桃花源
10. 晩鐘
<CDのボーナストラック>
11. 雨やどり

(写真は、CDと2週間前に幕張メッセのフラワーショーで購入した切花です。まだ、きれいに咲いています。)



全体にファーストアルバム『帰去来』より明るい曲調です。
このアルバムで一番好きな曲はと聞かれると、「飛梅」か「セロ弾きのゴーシュ」かと迷います。

今回もいくつかの曲に思い出とコメントを記します。

「飛梅」。太宰府天満宮を舞台とした菅原道真の飛梅伝説をモチーフとしています。
何か古代へのロマンを感じさせる曲です。
大宰府を旅行したとき、心字池に架かる過去・現在・未来の三つの赤い橋を渡ったこと、
茶屋で「梅が枝餅」を食べたことなど、すごく懐かしく思い出されます。
この曲、何かあると、自然に口ずさんでいます。

「きみのふるさと」。島根県の海岸線の沿った国道を西から東へ、恋人の故郷へ車を走らせる青年の
心持ちを歌っています。(さださんの家系は島根県益田市とゆかりのあるとのこと。)
山陰・山陽を家族旅行したとき、やはり島根県の海岸線を、歌とは逆に東から西に向って走りました。
竹内まりやさんの実家も島根県ということで、まりやさんとさださんを交互に思い浮かべながら
ドライブした記憶がよみがえります。

「セロ弾きのゴーシュ」。この曲は森山良子さんに提供した曲です。
森山良子さんも、私が大好きなフォークシンガーです。
「この広い野原いっぱい」や「今日の日はさようなら」。良いですね。
それから、やはり、さださんから提供された「掌(てのひら)」も懐かしいです。
この「セロ弾きのゴーシュ」。サン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』の「白鳥」のフレーズが
印象的に使われています。
また、名チェリストのカザルスさんと名ヴァイオリニストのティボーさんも登場します。
少し切ない詩と哀愁を帯びたメロディですが、すごく素敵な老夫婦愛が描写されています。
死に別れてもこの曲のような思いで、再び会えるまで過ごせたら素晴らしいなあと思います。
この曲も、よく口ずさみます。

「もうひとつの雨やどり」。この曲は、ヒット曲「雨やどり」の返歌として作られたようです。
「雨やどり」がコミカルな分、「もうひとつ・・」はすごくロマンチックな曲になっています。
女性は、いや男性であっても、このような出会いに憧れる人も多いのではないでしょうか。
このCDには、LPの時にはなかった「雨やどり」が収められていて、比較して聴くのも楽しいです。

この『風見鶏』は、気軽に、そしてロマンチックな思いに浸れる素敵なアルバムです。