おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

2年間の振り返り

2012-03-20 10:20:30 | Weblog
このゆったりと流れる時間の流れから
またあの激しい激流のような時間に
戻る時が来たようです。

ウルトラマンのように
胸にタイマーはついてはいませんが
心の奥にある時計が
その時を知らせています。

学校という生き物に必要なものは
馬車馬のように成果を出すことを追い求める誤ったマネージメント論やコーチング論ではなく、どのようにして有効なコミュニケーションを形成するかといった人間関係論や個々の教師のモチベーションをどのようにして高めるかといった具体的な人間力形成における方法論といったものが必要なのだと思います。

理論と実践の融合を図ろうとしたとき
具体としてこれらのモデルを提示することでしか理解を深めることはできないのですがこうしたモデルが学校現場から消えつつあるという現実に強く危機感を抱きました。

学びの根底に流れる「師弟観」の喪失が見えてきました。
徒弟制度の一形態として「師弟」を語るつもりはありませんが「学び」における「師弟意識の醸成」が必要だと感じています。

かつて「なぜ松下村塾は有名になったのか」という議論をしたことがあります。

吉田松陰の思想がすばらしくその思想が後の明治維新に影響したからでしょうか

松下村塾で学んだ吉田松陰の弟子達がすばらしく明治維新の原動力となったからでしょうか

松蔭が塾頭として松下村塾で教えた期間はながくて2年ほどといわれています。

松蔭は優れた知識を持っていましたが
むしろ行動の人として活動しそれが原因で幕府により刑死させられます。

当時の「常識(民衆の声)」としては
「罪人」でしかなかったのだと思われます。

松蔭が時代の変化を求めたのは事実だと思いますが時代を変えたのは具体としての「学んだ者」達の行動でした。

学びの本質は「教える側」にあるのか「教えられる側」にあるのかという命題ですが、まだ僕にはその答えが見つけられていないようです。

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