加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【ゲーム】Wiiがウチにやってきた!

2006年12月02日 17時56分12秒 | ゲームのこと
任天堂の新ゲーム機、「Wii」を買った。
じつは予約に失敗して、発売日の朝から数件のゲーム屋や家電店をかけずりまわったのだけど、ゲーム好きの年下の友人が某大手玩具店で抽選をひきあててくれたおかげでようやくゲットできた。
(Gくん感謝!)

家に帰り、息子とふたりでセットアップする。
リモコンの認識にちょっととまどったものの、すぐに使えるようになった。
「似顔絵チャンネル」という、利用者の似顔絵(と「アバター」を思わせるキャラクタ)を登録する機能があるのだが、息子がおおよろこびでリモコンを使って家族分のキャラを作った。

ちょうど土日で親類が来ていたので、このWiiでとても楽しく遊ぶことができた。
いや、これほど多人数で盛り上がるゲーム機もないだろう。コレばかりは360でもPS3でも無理。
「任天堂は年末年始に強い」ということが言われるけれど、DSと合わせて、この年末年始はほぼ任天堂一色になるのではないだろうか?

はじめてのWiiパック(Wiiリモコン同梱)

任天堂

このアイテムの詳細を見る


最初に買ったのは、とりあえずリモコン一個の付いている「はじめてのWiiパック」とヌンチャク。
Wiiリモコンの操作になれるためのミニゲーム集といった感じのタイトルである。
ひととおり息子とふたりでやってみる。楽しい。
思ったよりリモコンのポインタの感度が敏感なので難しく感じたが徐々に楽しみながら操作に慣れていく。
どっちにしろリモコンは複数いるので、最初に買う物としてはおすすめ。
だが、この中のミニゲームのいくつかは本体に同梱してもよかったのではないかと思った。定価が上がったとしても。

Wii Sports

任天堂

このアイテムの詳細を見る


Wiiスポーツはリモコンの操作性を生かしたスポーツゲームの詰め合わせ。
個々のゲームの底は浅い。
たとえば野球は守備が省略されているし、ゴルフはクラブを細かく選べない。
しかし入門用のタイトルとしては十分だろう。

今後、従来のコントローラに特化したようなゲーム、たとえばウィニングイレブンとかマッデンとかパワプロといった定番スポーツゲームのWii版が出るとして、特色を出せるかどうかは、リモコンの使い方次第だろう。

ゲームメーカーによっては、DSにおけるFF3のように、あえてタッチペンというギミックを活用しないというゲームを出してくるかもしれない。
PS3がおそらくスタンダードにはならない将来において、PS2に代わる国民機はWiiになるだろうが、各社には、「あまりリモコンにはこだわるな」と言いたい。
というのは、Wiiリモコンを使った新しいゲームの楽しみという意味では、このロンチタイトルの2本がある程度網羅しているからだ。間違いなくこの2本はロングセラーになるだろうし、ミリオンを越えるだろうし、定番になるだろう。
「任天堂のゲーム機は任天堂のゲームしか売れない」というDSの現象を繰り返さないよう、考えていただきたい。
旧Xbox並の性能を持つのだから、リモコンにこだわらず、クラシックコントローラー前提の普通のゲームを出してもいいのではないか、と思った。

一方のPS3陣営だが、延期になるのではないかと噂されていたGTHDはなんと製品としては出さずに、クリスマスイブの夜にGTHDコンセプトとして無料ダウンロード用のタイトルとなるとのこと。
Wii発売の前日に発表しているところから、もしかして牽制のつもりならおめでたいかぎりだが(おそらく株価対策ではないかというウワサもある)、ちゃんとした製品としてのグランツーリスモシリーズが12月に発売されることを信じて高いPS3を購入したユーザーへのお詫びのひとことくらいあったっていいのではないか?なんて思った。わたしはいまPS3を購入する予定はまったくないけど、現ユーザーのひとは腹立たしくないのだろうか?

ともあれいわゆる次世代機の三台が出そろったところで、今後どんなゲームが出てくるだろうかと思うと楽しみでならない。

じゃ、今日はこのへんで。