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「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

Kindle Unlimitedで読みかえす「シャーロック・ホームズ」

2016年08月06日 19時21分55秒 | 本のこと。
シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)
深町 眞理子
東京創元社


ぼくはAmazonの奴隷みたいなものだ。
prime会員には3年前からやっているし、音楽を聴くといえば最近はiTunesなんかよりAmazon Musicアプリを使っている。むろん飲み物の定期購入はしてるし、暇なときはprimeビデオで古めの映画を観る。

今回、ようやく日本でも「Kindle Unlimited」のサービスが始まったのですぐに申し込んだ。
これは月額980円を払うと、対象の本やコミックが読み放題になるというもの。
本屋のドリンクバーみたいなものだ。

国内の本では12万冊。いまのラインナップはちょっと「もの足りない」感じがするけど、これから増えていくことを期待したい。

最大10冊ライブラリに入れられるんだけど、上の新約版の「シャーロックホームズの冒険」が対象だったのでダウンロードしてみる。
おお、「ボヘミアの醜聞」からだ。
翻訳が変わったので読みやすいこと読みやすいこと。百年以上前の小説とは思えない。
収録されているほとんどすべての短編は一度読んでいるはずなのだが、一日であっという間に読み終えてしまった。
純粋に面白い。
コナン・ドイルという作家が、こころから読者を楽しませようとしているのが、わかる。
改めて思ったのは、「シャーロック・ホームズ」というシリーズの「冒険小説的側面」だった。
そう、いまでいうヒキコモリのような生活を送っている青白いインテリ探偵がじっとしたまま事件を解決するというよりも、ワトソンという凡人が、うぬぼれが強くどっちかというとメーワクな友人ホームズによって冒険に巻き込まれていく物語なのだ。

そういう意味で「アイアンマン」のロバート・ダウニーJrが主演した映画「シャーロック・ホームズ」は、この「ほんとはハラハラドキドキな冒険小説」としての「シャーロック・ホームズ」をよく再現していると思う。

シャーロック・ホームズ スペシャル・バリューパック (初回限定生産) [Blu-ray]
ロバート・ダウニーJr.,ジュード・ロウ,レイチェル・マクアダムス,マーク・ストロング,ノオミ・ラパス
ワーナー・ホーム・ビデオ


ああ、楽しい。
次はジュール・ヴェルヌを読んでみようかな。

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