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狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

芸文で、マリインスキーバレエ団の〈白鳥の湖〉を観た、プリマのアリーナ.ソーモアに💛

2018-12-01 13:58:03 | 美術・芸術・絵画教室
今年の7月の頃、骨折友達から「バレエ観に行かない?」とお誘いがありました。

「行く行く。」と二つ返事。

昔昔に〈くるみ割り人形〉は観たことがあるけれど、何せバレエはチケットがお高いので

そんなお誘いでもなければ、観に行くチャンスもない。

多分、バレエ好き、山岸凉子先生のマンガ〈アラベスク〉から始まって

映画では、ベジャールのドキュメンタリーや〈ボリショイ.バビロン〉〈バレエボーイズ〉〈セルゲイ.ポルーニン〉

TVでバレエのドキュメンタリーやローザンヌバレエコンクールは毎年見ています。

お誘いがあった頃は、ワクワクしていたものの間が長すぎて11月に入りついこの前まで失念。

なので、せっかく観に行くのに予習もしないまま行ってしまいました。

行く前は、途中で寝てしまったらどうしよう、と心配だったのですが

寝るどころかあまりの美しさにずっと夢心地。

滅多に行くこともないので割とお高い目のチケットを買ったので、踊る様子も良く見えて本当に素晴らしかったです。


第1幕は、どうもお城の中で何やら行われているらしい、、みたいにストーリーが見えなくて予習していかなかったことを激しく後悔しました。

幕間にスマホで慌てて調べました。

簡単にストーリーを書くと、

お城ではジークフリート王子の成人をみんなで祝っています、そこで王子は母親である王妃様に「明日中に花嫁を決めなさい」と言われます。

今まで誰も好きになったことのない王子は、悩み、うさを晴らすために湖に狩りに出掛けます。

そこで、出会った魔法にかけられ昼間は白鳥、夜の間しか人間になることが出来ない美しいオデット姫に恋をします。

結婚を申し込むために「明日は、必ずお城に来て」とオデット姫に言うのですが

お城に現れたオデット姫にそっくりな娘は実は魔法使いが自分の娘に魔法をかけオデット姫そっくりに化けさせたオディール。

王子は、その魅力に囚われて間違ってオディールに求婚してしまいます。

誤りに気づいた王子は、湖に向かいオデット姫に謝罪し心からの愛を誓います。

最後は、色々そのバレエ団によってお話が違うようなのですが、マリインスキーバレエ団は、二人が結ばれるという結末だったようです。


とにかく、踊りはもちろんの事、舞台装置から舞台衣装、音楽、となにもかもが美しく夢の中にいるよう。

そして、特にオデット姫とオディールを踊ったプリマドンナのアリーナ.ソーモアさんの踊りの美しさ優雅さ芸術性に魅せられ目が離せませんでした。

白鳥を踊るときの腕のしなやかさや軽やかな跳躍、

オデット姫の時の可憐でたおやかで楚々とした風情とオディールの時の華やかで小悪魔的魅力を放つ様子、とその表現力も素晴らしかったです。

大きな見せ場の一つ、オディールの時の32回転のフェッテの破たんの無いパフォーマンスに観客から盛大な拍手をもらっていらっしゃいました。


とっても華奢なのに主役として長時間の激しいバレエを踊るその体力!

ずっとずっともっともっと彼女のバレエを見ていたい気持ちになりました。


家に帰って早速検索

アリーナ.ソーモアさんは、バレエ学校を卒業してマリインスキーバレエ団に入団し1年後の18歳でプリンシパルに選ばれたすごい方のようです。

現在33歳で、結婚もされて2児の母だそう、いや~信じられないです、母だなんて。


さて、今朝起きてもまだ夢うつつだったのでまたしてもアリーナさんの事を色々調べているうちにインスタグラムをされているようだったので、早速フォローして、いいね、とコメントを残しました。
(スマホで検索しつつ)

「I went to see your ballet performances yesterday.

It,s so bearutiful elegant fantastic!!

I love your ballet performance 💛」

そしたら、40分後くらいにお返事がありました。

「Thank you!!!」と。

すごーい!すごい時代ですね。

素晴らしいものを与えてもらった喜びを伝えられて良かったです。

アリーナさんのインスタグラムはこちら



これは、かなり前のイギリスでの講演の画像をお借りしました。

(追記)
アリーナさんの足の形(膝から下のしなり)が美しくて思わずマンガ〈アラベスク〉の中に出てくる場面とセリフを思い出しました。

主人公ノンナのライバルであるラーラが初めてノンナと一緒に練習する場面で、みんなが口々に

「見ろ、あの足!膝から下があんなにしなって、足の甲があんなに高い!」

まさしくそんな足でした。


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