fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、一緒に暮らす猫のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

ミッドナイト イン パリ

2014-05-30 21:34:16 | 映画
この前のウディ.アレンの映画がとても良かったので『ミッドナイト イン パリ』をレンタルしてみることに。

今まで、ウディ.アレンの映画を観たことがなかったのは、小難しくて理屈っぽいのかと思っていたからですが

意外にさらっと観ることが出来るし観客へのサービス精神もあってでも一味違う映画を作るんだと今回も感じました。

この映画は、一言でいうとファンタジックなラブコメディー。

ウディー.アレンが大好きであるらしいパリの街を舞台にしています。

最初に流れるパリの映像が本当に美しい。

色彩もいいし、音楽もいいし。

主人公のギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)は、売れっ子の脚本家ですが本当は作家になりたくて
婚約者と共に訪れているパリに住んで作家になることを夢見ている。

このギルさんが、芸術家気質なんだけれどもどこか抜けていて軽くて面白い人なところがとても気に入りましたよ。

夢見がちなギルに比べて現実的な婚約者イネズ、二人は最初からやることなすことちぐはぐでこの二人本当に愛し合っているのか?
と思いましたが、自分にない物を持っている人を好きなるように我々は遺伝子操作されているのでこんなカップルもありか、と思ったのですが。

ある夜、一人でパリの街をうろついていたギルはクラシックカーに乗っている人たちに呼び止められて車に乗り込んだことからあこがれている1920年代のパリへとタイムスリップするのです。

そこで出会う大芸術家たち、フィッツジェラルド(華麗なるギャツビーを書いた作家)、その妻のゼルダ、ピアノを弾きながら歌うコール.ポーター、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、などに驚き感動しながらも夜ごと親交を重ねていくギル。

観ている方もミーハー的な気分で興奮してしまうすごい面々、それぞれの芸術家らしい個性的な会話がとても興味深いです。

タイムスリップは映画でよく使われる手法ですが、タイムスリップを使って昔は良かったって本当にそうかな?それはいい面だけを見ているからじゃない?昔はよかったと言っても始まらない、今この時代現実を生きていかなくちゃと言うメッセージが軽い感じで込められていました。

そこで出会ったピカソの愛人アドリアナに、次第に心惹かれていくギル、ギルが1920年代にタイムスリップしている間に知識人ぶる男ポールと浮気をしてしまうイネズ、二人はどうなっていくのでしょうか?

二人の関係も気になるところですが、芸術家たちとのもエピソード(フィッツジェラルドの妻ゼルダの自殺を止めたり、自分の描いた小説をガートルードスタインに読んでもらったり、ダリにやたらサイの話をされたり)
も、とにかく楽しくて、パリの街は美しいし、音楽も素敵で観終わったときには、心地よくなって、いつかはパリに行ってみたい!と言う気持ちにさせてくれる映画でした。

アンティークショップに勤めているガブリエル役の女優さんが魅力的で、最後にギルがガブリエルと偶然に再会する場面もおしゃれで素敵でした。
(後日調べてみました、レア・セドゥと言うフランスの女優さんで最近の映画『アデル、ブルーは熱い色』のエマ役の女優さんでした。)


ピカソの愛人アドリアナとの淡い恋


フィッツジェラルドやゼルダ、コクトーと夜を楽しむギル


ダリ役のエイドリアン・ブロディさん、ダリに似てます


ガブリエル役のレア・セドゥ






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三田グリーンネット、お庭の写真

2014-05-28 22:42:31 | バラと植物色々
今日のお教室の生徒さんは、バラ好きが3人もいるので少しバラ談義

「Mさん、バラの植替えっていつする?」
「5月の連休くらいです、連休に出かけることも少なくなったし。」
「普通、定説では12月やんね?」
「だって、12月は忙しいから。」
「寒いしね、春に咲き終わってからでもいいんかなぁ?」
「いいと思いますよ。今年もすごくたくさん咲きましたし、バラって強いから。」
「5月か6月やったら、季節もよくて楽やね。じゃあ、これからそうするわ。」

Mさんに聞くまでもなく、この間二鉢植替えたんだけど、取り敢えず聞きました。(^^;)

毎年植え替えることによって、うどんこ病も防げるそうです。

うどんこ病の葉が、植木鉢の土に落ちてそれがまたうどんこ病を引き起こすとか。

もし、うどんこ病になったら5から10センチに切り詰めたら再生するそうですよ。

うちは、肥料を年3回にしてからうどんこ病にはならなくなりましたけどね。

では、三田グリーンネットに入っていらっしゃる方たちの庭の写真をアップします。

午前中三軒を回った写真のみですが、どうぞ。

































































さすがオープンガーデンをされるだけあって、センスもよくてお手入れもきちんとされているお庭ばかりで素晴らしかったです。

トールペイントを取り入れていらっしゃる方もいらして刺激を受けました。

うちはまず、ベランダの掃除からです、とほほであります。

















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三田の庭、いとしのソヨン、リヒテル

2014-05-27 23:13:29 | 日記
昨日は、生徒さんの友達の友達の庭(ややこしい)を見せてもらいに三田まで行ってきた。
雨の天気予報だったが、普段の行いがよい生徒さんのお蔭で午前中は雨に降られることなく素敵なお庭を鑑賞。
ここまで書いて写真のアップなし‼?
スミマセン(^^;)お疲れ気味なので明日アップします。
午後から少量ではありますが、雨で簡易カッパを着て傘さして荷物持って鞄持ってで写真を撮るのが面倒になって午後からの写真なしの中途半端なアップとなりますが、乞うご期待!

本日の教室の生徒さんは、私の周りでは貴重な韓ドラファンの皆さんだったので、鑑賞中の『いとしのソヨン』で盛り上がりましたが
すでに見た生徒さんが、「ソヨンの弟は、ミギョンと結婚しないんです。」と、ネタばらし。
そこんとこどうなるか楽しみだったのに、ばらすなんてひどい((+_+))見る気失せるよ。

教室が終わり、先日のコンサートからクラシックづいているので、YouTubeでラフマニノフピアノ協奏曲第2番を聴く。
先ず、キーシンのピアノから「いいね、キーシン」
次に目に入ったリヒテル(リヒテルって聞いたことある名前程度の状態)のも聴いてみよう。
最初の音から何?このすごさ!心持ってかれてしまう。
細部まで神経の行き届いた繊細かつ華麗なピアノ演奏。
リヒテルってあの有名なリヒテルのことかね?
すごいと言われている人は、やっぱりすごい、と感動しました。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素晴らしかったドリームコンチェルト

2014-05-24 21:35:18 | Music
久しぶりに兵庫県芸術文化センターでクラシックを聴いてきました。

友達が、海外旅行に行くのでチケット取ったけど聴きに行けないから、とくれたチケットなので無料(ラッキー)

PACオーケストラ(兵庫芸術文化センター管弦楽団のこと)とワンコイン・コンサート出演者(芸文では、ワンコイン=500円で聴くことが出来るコンサートを開いています)によるコンチェルトばかりを4曲集めたコンサートでした。

プログラムは

ベートーヴェン:コリオラン序曲
モーツァルト:フルート協奏曲 第2番(フルート:南部やすか)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:周防亮介)
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ギター:松尾俊介)
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲(オーボエ:大島弥洲夫)

そんなにクラシックに詳しくないしここの所お疲れなので、寝るかもしれない、いや寝るわ、と思いながら聴きに行ったのですが

寝るどころか、もう深く感動して気分が高揚しかえって目はランラン状態になってしまいました。

そして最近、少々心が荒れ果てていたのに素晴らしい音楽に触れることが出来てとても元気になりました。

モーツァルト:フルート協奏曲 第2番(フルート:南部やすか)は、モーツァルトらしい明るくキラキラした脳内麻薬がどっと出るような曲でフルートの南部やすかさんがお美しいので天は二物を与えたんやわ、でも見た目が美しいって気持ち良いことだわ、と思いながら聴きました。

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:周防亮介)は、プログラムを見たとき知らない曲だと思ったのですが、誰でもどこかで聴いたことがある曲でした。

元々ヴァイオリンは好きですが、周防亮介さんのソロがとってもよかったです、広々としていて暖かくて力強くて初々しい、技術的(難しそうなテクニックを使っていたと思います)にはもちろんですが芸術的にも人を引き付ける魅力を持った方で
後で調べてみたらまだ高校3年生だそうです、きっとこれから有名になられるのではと思いました(?)

ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ギター:松尾俊介)も、聴いてみたらよくよく知っている曲で、これまたギターの松尾俊介さんの演奏がすごくて、巷でもよく流れている第2楽章アダージョでは胸をかきむしられるような哀愁に満ちたメロディーに思わず感涙。

松尾俊介さん、パンフレットを読んだら、パリ国立高等音楽院ギター科を満場一致で首席で卒業された方らしいです、やっぱりねぇ。

R.シュトラウス:オーボエ協奏曲(オーボエ:大島弥洲夫)は、オーボエが本当に一切の雑音のない澄んだ美しい音色で『のだめカンタービレ』の黒木君をなぜか思い出しました(^^;)

いずれにせよ、オーケストラの方たちも含めて背後にはこんなにも自由自在に楽器を弾きこなせるようになるまでの音楽への熱い思いやたゆまぬ努力、聴きに来てくれる聴衆への感謝と奉仕の精神があることを思い頭を下げたくなるような祈りのような思いを抱きました。

このコンサートを聴いて月一回くらいはクラシックを聴かなあかん、と言う気になりましたよ。

また、隣に座った60歳を少し超えられたくらいの女性の方とすごく話があって、音楽や映画などの感想を話し合えてとても楽しかったです。

やっぱり、共感出来るって大切なことですね、メールアドレスでも交換していただこうか、と思ったくらいに趣味が似ていましたが初めてあった方と親しくなれるかどうかとためらっているうちにお別れの時間が来てしまいました。

逆瀬川に住んでいらっしゃるみたいなので、いつか偶然にお会い出来たらいいなぁ。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカ現代美術の巨匠たち

2014-05-22 21:41:14 | 美術・芸術・絵画教室
阪神西宮から近鉄奈良駅まで乗り換えなしで行くことができるようになり、本当に便利になりました。

昨日は、ブログに書いた通り奈良県立美術館でアメリカ現代美術の巨匠たちを見てきました。

ジョセフ.アルバース、ロバート.マザウェイ、ジェームス.ローゼンクイスト、デヴィット.ホックニー、ロイ.リキテンスタインなどたくさんの作家の作品を見ることができて楽しかったです。

まぁ、私が知っていたのはホックニーとリキテンスタインだけでしたけれどね(^_^;)

そしてやっぱりその二人の作品がとても面白く感じられました。

作品はすべて版画で、ケネス.タイラーが設立した版画工房タイラーグラフックスが手掛けた作品群と言う事でした。

リキテンスタインは、反射シリーズ、ヌードシリーズ、またマチスやエルンストへのオマージュなどバラエティーに富んだ作品が展示されていました。

マチスの金魚鉢へのオマージュは、見た瞬間に、あーあの絵だわと分かってうれしかったです。

マチスの金魚鉢


右端のがリキテンスタインの金魚鉢、小さくて見えないですか?(^^;)

また反射シリーズの『会話に反射』は、男女の間に鋭く入った光の斜線が二人の間に起こっている緊迫した状況を表していて想像力を掻き立てられました。



ヌードシリーズの『考えるヌード』は、ドットや斜線を効果的に使って女性の内面を表現しているのが素晴らしかったです。



ホックニーは、私が知っている作品と違っていたというか確か具象で友達やプールの絵を描いていたと思うのですが

今回は、鮮やかな色遣いで様々な視点から描くキュビズムの作品などが展示されていました。



またやっぱりプールの作品があって、プールとプールの水面に映る飛び込み台の連作(リトグラフ)がすごく良かったです。



作風をいろいろ変えるし、舞台芸術なども手掛ける才能のある人なんですね。(翌日にブログを読み返してみてなんと陳腐なコメントなんだろうか!と自分であきれました。ホックニー、とにかく素晴らしかったです。この人だけの展示会、観てみたいです。)

後は、ジョアンミッチェルの『ベッドフォード2』


(女性の作家らしいですが、心にぴったり寄り添うような心地よさを感じました。下の赤い色の隠れ具合といい、上に重ねられている青い色といい、上から出ている緑色の長さといいこれ以上ないくらい、その通り!と言いたくなるようなぴったりくる感じが快感でした。)

ドナルドサルタンの『2000年5月22日、黒い卵と薔薇』
(残念ながら写真を撮り損ねました。バラの上に黒い穴のようなものが三つ、虚無感を感じさせる何とも言えない黒色に吸い込まれるような魅力を感じました。)

などが印象に残りました。

最後に何故か日本の浮世絵が展示されていましたが、やっぱり素晴らしい!絵師と彫師と摺師が三位一体となってこれ以上ない芸術作品を生み出したんですね。

やっぱり1番しっくりきましたが、最後にこんな感想、ええんかいな?(^^;)


歌川広重『大はしあたけの夕立』

喜多川歌麿『隅田川船遊び』
日曜美術館で『深川の雪』を見ていたのでさらに深く感動しました。


鹿がいました、やっぱり奈良。

この展示会は、遠くからなら写真可でした。

他の画像は、奈良県立美術館からお借りしました。

写真の大きさがばらばらで見にくくて申し訳ありません。










  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1日中掃除に励む時のBGM

2014-05-19 21:38:40 | Music
昨日の決意通り、朝から家の掃除

いつものようにちんたらしないで、黙々とやる。

BGMは、今気に入っているSEKAI NO OWARI

スノーマジックファンタジー、ええなぁ。

前から知ってはいたが、クレヨンしんちゃんの映画のテーマソングRPGを聴いた途端びびっと好きになった。

聴きやすくてチャーミングな曲調にのせて流れるFUKASE君の生と死をテーマにした歌詞がぞくぞくするくらいいいわ。

孫もいるような年齢なのにいつもどうしてだか、若い子たちが聞く音楽を好きになる。

今の望みは、セカオワ(面倒なので略)のコンサートに行くこと。

でも一緒に行ってくれる人もいないし、セカオワのコンサートに一人は寂し過ぎますからね。(T_T)
(執拗に次男を誘っています(^^;))

好きなTVも好きな映画も好きな音楽も私の好みはいつも孤独だ。

共に語る人が誰もいなくて、こうやってブログに書くしかない。

絵画展だけは、辛うじて一人一緒に見に行ってくれる友達がいるが、奈良県立美術館でやってるアメリカ現代美術の巨匠達を見に行こうと誘ったけれど東京に行くからと振られてしまったので水曜日一人で行ってきます

金曜日は、シネリーブル梅田で『世界の果ての通学路』を鑑賞予定
(いつもお邪魔しているセンスある文章を書かれるblogの管理人さんがすごく良かったと書いてはったので、行ってきます)

土曜日は、兵庫県立芸術文化センターへたまたまチケットをもらったのでこれまた一人でクラシックを聴きに行ってきます。

一人、一人、一人ってさみしい人みたいやん、実際さみしい人やけどね。

さて、午前中に家の掃除を取り敢えず終了(おいおい、まだ続いてたんかいな)

韓国ドラマ『いとしのソヨン』を見ながら昼食を食べて

午後からベランダの掃除。

花も咲き終わったので2鉢ほど処分しました。

予定では、14鉢もあるバラを半分にする。

今面倒見れるくらいの鉢の数にします。(バラよごめん(>_<))

もっと減らしたいけれど、もうずっと一緒のアイスバーグや友達からもらったチュチュオプティマ、よく咲いてくれるオールドブラッシュチャイナ他いろいろは色々な理由で無理、とか思っていたら最小限が7鉢。

でも、いつか全部処分するかもね、、、。










  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fさんを拙宅に パート2

2014-05-18 21:32:40 | 日記
今日は、2年間セブンが出来たときから一緒に働いているおばさまパートタイマー4人で楽しいランチ&お茶会でした。

女の人は、誰かが何か言ったときに一緒に「そうよね。」と言わないと断絶するそうです。

「うんうん。」と共感すると絆が深まるそうですが

悪口で共感するとより強い絆が生まれるとか

私たちは、少々パート先の○○とか、夫の○○とかを共感し合ってより強い絆を深めあったのでありました(^^;)

そして(しゃべり足りなくて?)、5月末再び拙宅にみんなで集まっておしゃべりすることに決定!

この前集まった時に、皆さんに部屋がきれいと言ってもらったので最早プレッシャーを感じています。

うちはきれいでも何でもなく、ただただトールペイントの作品が飾ってあるだけで目くらましできれいに見えているだけなんですよ。

よく見たらあちこち汚れています((+_+))し、トールペイント以外何にもありゃしない家です。

ばれたらどうしよう、今から少しづつ掃除するしかないか、、、。

地方紙サンケイリビングに、休日の家事を時短にする『ながら掃除のススメ』と言う記事が載っていました。

キッチン(料理したついでにレンジ台や壁、棚を濡らしたタオルで拭いて汚れをすぐに落としましょう)

トイレ(1日1回柄付きタワシで便器の内側を磨きましょう、便器の外側と床も1日1回タオルでふくように習慣づけましょう)

リビング(1日1回フローリングの床や畳をタオルほうきで掃きましょう)

窓ガラス(磨くなら雨上がりの翌日の午前中がチャンス(結構雨の日多いよ))

そりゃそうだ、これが出来たらいつだって家はきれいでしょうね。

早速明日から掃除開始。

確かにお客さんするといろいろときれいになるし結果いいことはいいんですけれどね。



コーネリアの鉢の中に咲いているスパニッシュデージー、ほっといたらいくらでも増え続ける恐ろしいほどの生命力
花はこんなに可憐なのに















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルージャスミン

2014-05-17 21:19:19 | 映画
水、木、金、と三日間西宮ガーデンズに通ってしまいました((+_+))

水曜日は、自宅教室の後映画を見るためにガーデンズへ(その時テーブルクロス物色、時間がなくて買えなかったので明日へ持越す)

木曜日は、逆瀬川のお稽古の後テーブルクロスを買うためにまたガーデンズへ(西宮阪急デパートでリバティプリントの特集(リバティプリントのある暮らし)をしていて布を見て興奮、時間がなくて次の日に再び持越す)

金曜日、リバティプリントの特集をじっくり見るためにアルバイトの後もう1度ガーデンズへ

各階でリバティプリントを使った催しが開かれていて、堪能しました。

結局買ったのは前身ごろにリバティの布が使われているTシャツだけでしたが
見ているだけでおとぎの国に迷い込んだかのような気持ちになれるリバティをたくさん見ることが出来て幸福感がマックスになりました。

水曜日は前から気になっていた『ブルージャスミン』を観てきました。

ウディ.アレンの映画は初めて観ましたが、不思議な魅力に満ちた映画でした。

コメディでもないしシリアスでもない

ニューヨークで虚飾にまみれたセレブリティな生活を送っていたジャスミンは、あることがきっかけで夫も財産もすべて失ってしまう。

何もかも失ったジャスミンが精神のバランスを崩して、サンフランシスコに住む妹の家に身を寄せるところから物語は始まります。

同じ里子として血のつながりのない妹は、離婚していてスーパーで働きながら二人の子供を育てている。

姉夫婦がぜいたくに暮らしていたころには邪険にされ騙されたこともあったにもかかわらず、傷ついた姉を快く迎える妹のジンジャー。

庶民的でやさしい妹ではあるけれど、ジャスミンは妹が暮らす街、妹との生活、妹の恋人、すべてが受け入れられないのだった。

ジャスミンはあくまでも元セレブ、言葉遣いや身のこなしが今の生活とアンバランスでその場面で苦笑する皆さんの声がたびたび聞こえてきました。

物語と言っても、現在のジャスミンとお金持ちだったころのジャスミンの話が交互に語られるだけで大したストーリーもないのに

引きつけられて映画を観終わった後、もう1度観たくなったのは、とにかく主人公ジャスミンを演じるケイト.ブランシェットの素晴らしさにあったと思います。

元セレブ感も満載、落ちぶれて荒んでいく姿にも味があるというか滑稽でもあるし哀れで共感できるというか

魅力ある演技に引き込まれてもう1度見たい気持ちにさせられたのでした。

アカデミー主演女優賞、もらって当然でしょうね。

ウディ.アレンの視線はこんな話があるんだよ、人生っておかしいでしょう?と皮肉って言いながらも底には人間に対する暖かいものがあるのを感じました。

ちょっとテネシーウィリアムズの『欲望と言う名の電車』を思い出したりしましたが、ウディアレンはそんなこと考えもしなかったらしいです。

78歳でこんな映画を撮るんですから年だからなんて皆さん絶対に口にしてはいけません。

それにしても、セレブの頃の生活のゴージャスなこと!(この部分を見るのもなかなか楽しい)

こんなところから転がり落ちたら誰だっておかしくなるわ!でしたよ本当に。


おしゃれで一見魅力的なジャスミン


血のつながりのない妹ジンジャーとジャスミン


再びセレブな生活に戻れるかもと夢見たドワイトとの出会い、でもジャスミンの嘘で、、、


夫の浮気を知って苦悩する












  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バロンヌアンリエットドゥスノイ*友達の庭

2014-05-13 21:39:10 | バラと植物色々

5月11日

5月12日

5月13日
一昨年、あいあいパークで開かれたバラの講座に参加したときにお土産でもらったバロンヌアンリエットドゥスノイ

バラの名前は重要と言う事で、必死に覚えた長い名前のバラ。

自分で選んだバラではないので、愛情も微妙です。

素敵な庭で育てたら似合いそうな雰囲気のバラ。

我が家の狭いベランダでは、この華やかさが可哀想に思えます。







昨日は、庭でとても上手にバラを育てている友達にバラを見せてもらいに行ってきました。

咲いたら切って花瓶に入れたり友達に差し上げるらしく

ピエールドロンサール以外は、ほとんど蕾ばかりで咲いた状態のバラがほとんどありませんでした。

でも、手入れの行き届いた庭はとても気持ちがよかったです。

あかん、時間取って徹底的にベランダをきれいにせな、と深く反省したしだいです。(@_@。

(追記)

友達の庭のバラは、大きくてたくましく華やかな裏表のなさそうなバラばかりでした。

私は、ひっそりとしていて一般的なバラのイメージではないような秘密めいたと言うか何かを隠しているような(裏表があるってことか?)バラが好きです。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トーマの心臓について

2014-05-11 21:50:55 | 日記
今日は、母の日。

先月、来月5月の第2週は母の日だなぁ、と何とはなしに思ってから

そうだ、もう私にはプレゼントする人がいないんだったと気が付いて急にさみしくなった。

母を亡くしたこと(2年半前)が実感として迫ってきてそれからしきりに母のことを考えてしまう。

昨日、アルバイトに行く途中いつもの花屋を覗くとカーネーションがたくさん店頭に並んでいたのに

今日は、もう二鉢しか残っていなかった、みんな今日のために買ったんやね。

母の存在はやっぱりすごいです。

さて、本題

今日のアルバイトを終えてお昼を食べて、新聞を読んでいたら次男が「これ面白いから読んでみて。」とディスカバージャパンと言う雑誌を見せてくれた。

特集『マンガの力』、最近、マンガも読んでへんなぁ。

どの記事もそれなりに面白かったが、川本三郎さんの『少女漫画の世界』と言う記事が私世代にドンピシャ(古、(+_+))でよかった。

リボンの騎士(手塚治虫)、フィチンさん(日本で最初の女性漫画家と言われている上田としこさん、上田としこさんの伝記漫画『フイチン再見』がビッグコミックオリジナルで連載中らしい)は、辛うじて知ってる程度だが

トーマの心臓(萩尾望都)、綿の国星(大島弓子)、日出処の天子(山岸涼子)、はどれも愛読書だった。

特にトーマの心臓は、萩尾望都さんの作品の中でも1番好きで何度も繰り返し読んだもの。

ドイツのギムナジウムを舞台にした少年たちのこの物語には『受け入れて許す』と言うテーマが流れているのを感じる。

『許す』と言う事に感動して、毎回泣いてしまう。

奥が深いストーリーと込み入った背景を持つ一人一人の少年たちの描き方が素晴らしい。

少年たちの仕草、会話、すべてがガラス細工のように繊細で美しく萩尾望都さん、やっぱり天才。

そして、新たな発見!この漫画はフランス映画『悲しみの天使』をモチーフにした作品らしい。

早速調べてみたら、厳しい規則を強いられる寄宿舎を舞台に下級生と上級生二人の少年たちに芽生えた禁じられた恋を描いた作品で

最後は、下級生が自殺してしまうと言う悲しい結末らしい。(詳しいストーリー

萩尾望都さんはこの結末が不本意で、トーマを描いたそうです。

アマゾンで調べても5万円とかの販売価格、とても購入できないが観てみたいなぁ。
















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする