fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、一緒に暮らす猫のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

あさイチ〈ロングセラー本の秘密〉、アルジャーノンに花束をとソフィーの世界

2024-06-28 10:13:56 | 読書

昨日のあさイチで〈ロングセラー本の秘密〉と言う面白い企画を放送していました。

いまも読み継がれているロングセラー本とは

〈君たちはどう生きるか〉

〈窓際のトットちゃん〉

〈ハリーポッター〉

〈チーズはどこへ消えた?〉

などなど、読んだことはないけれど小耳にはさんだ本ばかり

その中で〈アルジャーノンに花束を〉と〈ソフィーの世界〉が番組で取り上げられていました。

 

アルジャーノン、、、の大まかなあらすじは

知的障害があるチャーリーが開発されたばかりの脳手術を受けて数ヶ月でIQ185の知能を持つ天才になるけれど

高い知能に反して感情が幼いままのチャーリーが

今までに味わったことのない孤独感を味わう、、そして、開発されたばかりのその手術には欠陥があり

チャーリーは次第に得た知能を失っていく、と言った内容。

なかなか辛いシビアな内容の本です。

私は読んだことがないので安易には言えませんが

一人の人間として、チャーリーが味わう幸せ、悲しみ、孤独感、最後に得たものが素晴らしいストーリーと共に

味わ会える本なのかな、と思いました。

そしてソフィーの世界

あらすじはウィキペディアからのコピペです。

主人公のソフィーはごく普通の14歳の少女。

しかし、ある日「あなたはだれ?」「世界はどこからきた?」という内容の不思議な手紙を受け取る。

この手紙を受け取ってから、ソフィーはこの問いに答えるべく

謎の人物から送られてくる手紙に書かれた哲学の講義を受けることになる。

 

私は誰?世界はどこから来たの?

特に十代のころはそんなことを考えがち

哲学と聞くと難しそうですが、この本は哲学入門編としては素晴らしい内容だそうです。

昔、Eテレで放送していた〈世界の哲学者の人生相談〉

あれは、なかなか面白いしためになる番組でした。

室長の高田純次さんが最高に良かった。

ふざけてるのかと思えば真剣、真剣かと思えばふざけてる

人生の真実をおっしゃっていたように思えました。

ベストセラーの本を見ていると、みんなどう生きていけばいいのか試行錯誤していて

その答えのヒントを知りたい、と思っているのかもしれないと思いました。

 

(追記)因みに私だけのロングセラーと言うか、何度読んでも面白い本は

〈不機嫌な恋人〉田辺聖子さん著

王朝を舞台にした恋の物語ですが

生き生きと軽やかに生きていた少将が、真実の恋を知ってそれらを失っていく、と少々苦みのあるラストが素晴らしい小説。

小侍従のまとう着物や小物、香りなどの描写も美しくその世界が堪能出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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江國香織〈シェニール織とか黄肉のメロンとか〉読書

2023-11-29 09:22:00 | 読書
風邪で寝ているので読書しています。
夏に読み始めた〈シェニール織とか黄肉のメロンとか〉は、3分の2くらい読んだまま忙しくてそのままになっていましたが、やっと読み終えました。

『かつての「三人娘」が織りなす幸福な食卓と友情と人生に乾杯!

作家の民子、自由人の理枝、主婦の早希。
そして彼女たちをとりまく人々の楽しく切実な日常を濃やかに描く、愛おしさに満ち満ちた物語。
江國香織〝心が躍る〟熱望の長編小説。

「会わずにいるあいだ、それぞれ全然べつな生活を送っているのに――。会うとたちまち昔の空気に戻る」――作家の民子は、母の薫と静かなふたり暮らし。
そこに、大学からの友人・理枝が、イギリスでの仕事を辞めて帰国し、家が見つかるまで居候させてほしいとやってきた。
民子と理枝と早希(夫とふたりの息子がいる主婦)は、学生時代「三人娘」と呼ばれていた大の仲良し。
早速、三人で西麻布のビストロで、再会を祝しておいしい料理とワインを堪能しながら、おしゃべりに花が咲いて。』
(Amazonのコピペ)

何が起こると言うわけでもなく、ただ学生時代の友達3人が50代になって再び出会い友情を再確認する、と言う話。
江國さんらしい柔らかで少し非現実的な文章が心地よい。

タイトルになっているシェニール織とは、いわゆるおばさま方に人気の某メーカーのハンカチやバッグの織り方のことで




学生時代にシェニール織って一体どんなステキな織物のことだろう、と憧れを持って思い描いた織物とは違っていてがっかり、と言うことらしい。

民子、理枝、早希、母親の薫を足して4で割ったら
江國香織さんになるのかな、と思ったりしました。



今日は朝からまた咳。
のど飴を舐めたら咳が止まるので
頻繁に飴を舐めています。


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木製の鏡餅*〈運のいい人〉読んでみました。

2023-10-08 10:53:19 | 読書

かなり前から、木製の鏡餅が欲しいと思っていました。

通販の本で初めてそれを見つけた時、ステキ!と、ひと目ぼれしましたが

お値段2万円、いいお値段です。

ずーっと使えるからいいかな、と思いましたが

買う勇気が出ずに数年

お正月も近づいてきたからでしょうか、クリーマで木製の鏡餅を紹介したメールが届きました。

サイズは
 餅     約直径62㎜ 高さ60㎜
 橙(ミカン)  約直径25㎜ 高さ18㎜
 三宝(台) 約100㎜×100㎜×61㎜

と、小さめですがお値段は7500円でお手頃なお値段

sold outしていましたが、再販をお願いしたらすぐにお返事をいただいて

購入が叶いました。

来年のお正月には、自分の描いた〈つるし雛〉と一緒に飾ろうと思います。

こちら

*******

〈科学がつきとめた運のいい人〉中野信子著が昨日届きました。

早速、運のいい人は祈る、の項目を読みました。

祈るにしても、もちろんポジティブな祈りがいいのは分かります。

では、ポジティブな祈りとは?

それは「自分のことだけではなく、自分以外の誰かの幸福も願う祈り」のことだそうです。

脳が良い祈りだと判断すると

ベータエンドルフィンやドーパミン、オキシトシンなどの脳内快楽物質(多幸感や快楽をもたらす)が脳内に分泌されるらしいです。

なかでも、べータエンドルフィンは、脳を活性化し体の免疫力を高めて様々な病気を予防し

記憶力が高まり集中力が増す、と書いてありました。

 

反対に脳が悪い祈りだと判断すると

(誰かを蹴落としたい、あの人が負けたらいいのに、など)

ストレス物質であるコルチゾールと言う物質が分泌されます。

それが脳内で過剰に分泌されると海馬が委縮するそうです。

(コルチゾールも生体には必須のホルモンでもある)

コワいですね。

 

祈りの項目を読んでから、他の項目も読んでいますが(まだ途中)

運が良くなるには、考え方をいい方向に導くのが大切だと思いました。

時々、人生がどんどん悪い方向(病気とか)に向かう人に出会うことがありますが

共通するのはネガティブ思考ではないか、と思います。

「自分はダメ」「出来ない」そんな発言をする方が多いです。

この本では、先ず自分を大切に扱うことが大事と書いてありました。

(落ち込んだ時に、「大丈夫、そんな私も好きだよ」と、自分に言ってあげるのがいいそうです)

 

さて、〈運がいい人〉と言う本を買って読んでる私ですが

今まで運がいいとか悪いとかあんまり考えたことがなかったことに気が付きました。

結婚するまでは家庭がガチャガチャで幸せではなかったし、子育ての中盤と母の介護が重なって

感情がマヒした時期もありました。

でも、運が悪い、なんて思ったことなかったです。

何もかも仕方がないこと

そして、よかったのは他の誰のことも羨ましい、と思ったことがなかったことかもしれません。

割と嫉妬と言う感情を持たない自分

そこが自分の好きなところの一つです。

 

またこの本のことをみんなに宣伝してしまいそう(^-^;

ホント、周りはいい迷惑、でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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グアテマラは離婚率も自殺率も低い*プラターズ 〈煙が目に染みる〉

2023-09-26 09:10:28 | 読書

片桐はいりさんのエッセイ〈グアテマラの弟〉を読み終わって

江國香織さんの〈シェニール織とか黄肉のメロンとか〉を読み始めました。

エッセイなのでどっちかと言うと軽い目のはいりさんの文章に比べて

江國さんの文章は文学なので細胞が重い感じです。

 

さて、〈グアテマラの〉は、本当にいろいろな面白い出来事がいっぱい詰まっていてとても面白かったのですが

特に印象深かったのは、グアテマラは離婚率も自殺率も低い、と言う事

全般的に緩い感じのグアテマラ

結婚してからもどうやら恋人(愛人?)を作って自由に恋愛するのもOKなようです。

もちろん例外もあるでしょうが

なのに、離婚率が低いとは不思議ですね。

自殺率も低い

どうも読んでいると、孤独とは無縁の国なような気がします。

弟さん夫婦と街を15分間一緒に歩くだけで

そこかしこのお店の人、行き過ぎる人、窓から顔を出している人から

「オラ」「オラ」と声がかかるそうです。

オラとは、やあとかこんにちはの意味です。

「誰?」と弟さんに聞くと「友達」と答えるそうで

はいりさんは弟は町中の人と友達みたいだ、と思ったそう。

 

しかしじっくり観察するとその友達にも種類があって

「ブエノスタルデス(こんにちは」で通過する人は見知らぬ人

立ち止まって「ケタル?」「コモエスタ?」最近元気?と会話をする人は顔見知り

ハグしてちょっとの間立ち話をする人はようやく日本で言うところの友達になる、と言うことです。

 

そんな風なので15分の道のりと言ってもその時間で行けたためしがない、と書いてありました。

家の中にもいろいろな人が出入りしていて

ほとんど一人になる時間はなさそうです。

それがいいことなのかどうかは分かりませんが

1人で暗く考え込む時間はなさそう。

なんだかわけが分からないうちに誰かとしゃべって一日が過ぎていく感じなんでしょうか?

1人でじっくり人生について考えたり、何かを創作する時間はなさそうです。

なかなか面白かったのでこの本はメルカリで売らずに手元に置いておくことにしました。

グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家。

*******

さて秋の気配を感じる今日この頃

今日のBGMはしっとりとプラターズの〈煙が目に染みる〉

この曲を皮切りにプラターズを聴きながら、〈つるし雛〉の続きを描きます。


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読書〈グアテマラの弟〉動いていないと死んじゃう?•つるし雛

2023-09-21 10:14:00 | 読書
エッセイは、一つの項目が10ページくらいなので読み易いです。
昨夜寝る前に読んだ〈グアテマラの弟〉の項目のタイトルは『鮫とシエスタ』

片桐はいりさんのお母さんは、泳ぎ続けないと息ができなくなるサメの仲間か、と思うくらい
動き続けていた人らしい。
(まだご存命がどうかは分かりません)

朝起きた時から家族が寝るまで止まることなく働き続けていたそうです。

お母さんが座っているのを見られるのは日に3回
食事中とミシン掛けしている時と頭にカーラーを巻く時だけ。

そんなお母さん、いますね。
私の母、伯母、お婿さんのお母さん、次男のお嫁さんのお母さん
思いつくだけで私の周りに4人もいます。

一日中ずっと家事などして動き回ってる。
座ってる事の方が多い私には、そんなにする事ある?と、思ってしまうのですが。
探せばきっと山のようにあるのでしょうが
自分の欲望中心の私にはとても出来ない。

またはいりさんのお母さんはお料理がとってもお上手だったそうです。
そして、弟さんのお嫁さんもまたお料理上手
しかし、2人が大きく違うのは、
弟さんのお嫁さん、と言うかグアテマラの人達は皆昼食が終わったら片付けもしないで
すぐに寝る(シエスタ)所

その部分を読んだら私はグアテマラ向きかも
と、思ったりしました。
ご飯を作って食べたらホントひと仕事した感じですもんね。
私も結構な頻度で食器を流しに運んだ後
食器を洗う事なく横になってしまいます。
「あー、がんばった」みたいな。

夫婦2人になった今、わたしを監視する人も叱る人もいない、自由だ。
人生で今が1番幸せかもしれないです。
動き回ってる人はきっと動いてることが幸せなんでしょうけどね。


今日はなんの予定もない日です。
しかし、ずっと放ったらかしにしていた
〈つるし雛〉(トールペイント )を仕上げなければなりません。
仕上がるのに後7日間くらいは必要です。
展示会までに出来るのか、、、。 

古屋加江子先生デザイン








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読書、メルカリで江國香織さんの〈シェニール織とか黄肉のメロンとか〉購入

2023-09-20 10:00:50 | 読書

ただいま片桐はいりさんの旅のエッセイ〈グアテマラの弟〉を読んでいます。

片桐はいりさんも個性的な方ですが、弟さんも負けず劣らず個性的。

大学生の時にふと訪れたグアテマラが気に入ってしまい、いったん日本に戻るも再びグアテマラに舞い戻り

現地の女性と結婚してしスペイン語の学校を経営しているそうです。

13年ぶりにグアテマラに住む弟を訪ねるはいりさん。

旅行が苦手な私ですが、はいりさんの旅のエッセイはとても面白いです。

異国の香りが漂い別世界へ入り込んだ気分。

いいですね~。

〈グアテマラの弟〉もメルカリで買ったのですが

昨日の新聞に載っていた江國香織さんの新刊〈シェニール織とか黄肉のメロンとか〉も読んでみたくなって

メルカリを見てみたら1400円で出品されていたので早速買いました。

アマゾンでは1870円

新刊ですから1400円はお得なお値段です。

長男はメルカリなんかで買っていたら出版業界が潤わない、と言いますが

少しでも節約したいと言う主婦魂(?)が正規の値段で買うことを許しません。

 

メルカリでの売上金が3135円と減ってきたので

読み終わった本を出品するつもりです。

もぎりよ今夜もありがとう〉片桐はいり著(はいりさんが若かりし頃に映画館のもぎりをしていた頃のことを書いたエッセイ、映画好きにはたまらない。)

まぬけなこよみ〉津村記久子著(季節の言葉や風物詩にまつわる気持ちと思い出をほのぼのとつづる、まぬけな脱力系エッセイ集。この作家の視点が好き。)

ラブレス〉桜木紫乃著(姉妹の母や娘たちを含む女三世代の凄絶な人生を描いた圧倒的長編小説。主人公があまりにも不幸になっていくことに疑問を覚えて挫折した。)

女の園の星〉和山やまさんの漫画(笑える漫画、と言うことをどこかで読んだので購入。年齢のせいかまぁ普通だった。)

対岸の彼女〉角田光代著(多様化した現代を生きる女性の姿を描く感動の傑作長篇。直木賞受賞作。読みごたえがありました。)

 

売れるように値段をつけるのが悩みどころ。


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〈薔薇との距離感〉津村記久子さんのエッセイ『まぬけなこよみ』から

2023-08-19 09:07:00 | 読書
津村記久子さんの『まぬけなこよみ』は、四季折々津村さんが体験したことや感じていることについて書かれている歳時期のエッセイです。

その中にある〈薔薇との距離感〉の項は、バラ好きな私にとって興味深いお話でした。

津村さんは、
「バラを好きだと言うのは、わたしにとっては何故だか勇気のいることだ。
なにか花にも、キャラクターだとか分相応という感覚があって、バラは自分からは遠いものだ、と思ってしまう」
と書いていらっしゃいます。

キャラクターと言う点からしたら、私だって全くバラではない。
華やかでも何でもないし、おちゃらけてるし
慎ましやかさのカケラもない。
分相応なんて、よく分からないけど分相応でもないような気がする。

突然カミナリに打たれたようにバラを好きになって20数年
その魅力は増すばかり
キャラクターも分相応も関係ない。

しかし津村さんはこうもおっしゃっています。
「バラ好きの友達とバラ園に行ってバラを見ると、ううむよくできているな、と感心して
改めて、よくこんな複雑なことやるよな自然、という気分になってくる。尊敬の念が芽生える」

ホント!それですよ、それ。
土と水と太陽だけでよくもこんなに美しく精巧な夢のような物を作れるなぁ、
バラによって香りが違ったり、よくよく考えてみたら不思議で不思議でたまらない。

だからでしょうか見れば見るほどその魅力にハマる。

今、我が家のベランダは何だかひどい。
まともな葉のバラもあるけど、黄色や茶色になって葉をずいぶん落としたバラもある。
今朝はまたナエマに貝殻虫を見つけて落ち込んだ。(ブラシで落として、薬を噴霧しました)

秋に咲くことが出来るだろうか、、、

こんな時、長いバラ歴なんだけど、どうすればいいのか分からないし、まぁ、なるようになるか、、と思う自分がいます。

別に津村さんにバラ好きになって欲しいわけではないですが、私はバラ好きです、と津村さんに言いたい気持ちです。


何年も前に咲いたフェリシア
可愛い、そして不思議です。

因みに津村さんは、桜と藤がお好きだそうです。


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読書、片桐はいりさんのエッセイ〈わたしのマトカ〉

2023-08-17 10:13:41 | 読書

あれから義母は熱も下がり食欲も出て歩けるようになりました。

夫が二日間義母宅で介護していて不在だったため

私は解放されて思いっきり二日間グダグダを堪能

あちこちに物が散らかっていても「まぁいいか」寝っ転がってスマホを見たりテレビを見たり読書したり

それを咎める人は誰もいない

自由っていいなー、、、とつぶやきました。

さて、読書

この前メルカリで購入した片桐はいりさんのエッセイ〈わたしのマトカ〉を読みました。

アマゾンのレビューですごく評判が良くて☆5をつけている人が約700人くらい、ん~面白そう

この本は、あの有名な映画〈かもめ食堂〉の撮影で片桐さんがフィンランドを訪れた時の旅のエッセイです。

本を読んで知ったのですが、片桐さんは旅が大好き、好奇心旺盛で怖いもの知らず、何でも食べてみる、どこへでも行く。

そのエネルギーたるや!!

旅行に関してダメダメな私はホントうらやましい限りです。

 

最初に出会ったフィンランドの味は、サルミアッキと言う飴

片桐さんがおっしゃるには、タイヤのゴムに塩と砂糖をまぶしたような味、だそう。

色は黒

今までに味わったことのない不味さ、普通の人ならば思わず吐き出してげんなりしそうなのに

未知なる味に喜びを覚えサルミアッキ味のアイスクリームやウオッカまで試す

すごい方です。

そしてその味がフィンランドの人には魂の味だそうです。

 

撮影の合間に路面電車に乗ってうろうろ

青空市場で生のさやえんどうを食べておいしさに感動

夜中、地元のフィンランド人しか訪れないクラブ〈地獄〉に潜入してみたり

五感を駆使して旅を味わい尽くす

 

その行動力、感受性、それを文章に書き起こせる優れた能力に

私はすっかり片桐さんのファンになりました。

 

片桐さんはこれを含めてエッセイを3冊出していらっしゃるようなので

メルカリで他の二冊も買ってみました。

いずれも高評価です。

〈グアテマラの弟〉

〈もぎりよ今夜も有難う〉

ちなみにマトカはフィンランド語で〈旅〉の意味です。 

 

 

 

 


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清水ミチコさんのエッセイ〈カニカマ人生論〉

2023-08-07 14:07:00 | 読書
若い頃の重症な活字中毒ほどではないけれど
軽症の活字中毒かもしれない、と思います。

椅子に座って何もせずにぼーっと出来なくて
何か読みたくなって
結局スマホの中の文字を読んでいます。

何か知りたい事なんかあったら
延々それについての記事を探してしまう。

ひと月ほど前はジュリーだった。
(BSでジュリーの特集を見た)
その次は、ピアニストのホロビィッツ
その次が加山雄三
そしてつい最近は孫のバレエを見た事で
バレエの記事を読みまくりました。

あー、首が痛い😓

これではいけないと思って軽く読めるエッセイを買うことにしました。
清水ミチコさんの〈カニカマ人生論〉
別に清水ミチコさんの芸が好きなわけではないんですが(清水さんごめんなさい🙏)

新聞の夕刊にたまに載る清水さんのエッセイがすごく面白くてもっと文章を読んでみたくなって買ってみました。

このエッセイは、自伝エッセイで
産まれてからつい最近の事までが面白くも心暖まる内容で書かれています。

人生の要所要所で、素晴らしい方達に巡り合いこれまで歩んでこられたんだ、と言う事がよく分かります。

勝手に清水ミチコさんって40代くらいか
と思っていたのですが
なんと現在62歳なんだそうです。
ヒェー!びっくりしました。

そしてお子さんは34歳
昨年結婚もされたそうです。

そのお子さんがよく出来た優しい素晴らしいお子さんで、
重度の障害を持って生まれた子供達を預かる施設で働いていらしゃるそうです。
それを聞いただけでもどれだけ優しい方かが分かります。

清水さんは書いていらっしゃいます。
『私のライブを見に来た娘に「面白かったねぇ、笑っちゃったよ」などと穏やかに褒められると、本来は子供ではなく母親だったのではないか?と、顔をながめることがあるのでした。』

いい話ですね〜。
でもイヤホント、私も娘が自分の母親のように感じる瞬間があります。

うちの娘は、私には優しくもなくストレスが溜まると私に当たり散らすと言う清水ミチコさんの娘さんとは雲泥の差な感じの娘ですけどね。

じゃあどこで?と言う事ですが
上手く言えませんが、そう感じることがあることはあるのです。


清水ミチコさんの視点がやっぱり面白い。
たまに読み返したいエッセイです。

次は津村記久子さんの〈まぬけなこよみ〉を買いました。
その次には片桐はいりさん(エッセイ書いていらっしゃるんですね)の〈わたしのマトカ〉をメルカリ で買いました。

これで当分の間、軽度の活字中毒症はなんとかなりそうです。




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久々に読書欲が〈我が友スミス〉

2023-03-27 10:14:00 | 読書
雨が続いていましたが、本日は晴れ。
今日は昔のママ友たちとのランチ会ですが
明日からは何の予定も入っていません。

長男宅のお世話でいつ呼ばれるか分からない
と思っていたので、予定を入れませんでしたが
今日からお嫁さんと赤ちゃんが帰って来て
4人で暮らすので
お世話はしなくてよくなりました。

何して過ごそうかな。
見たかった映画を見に行って
そろそろ筆も持たなくては。

さて、日曜日に久しぶりにじっくり新聞を読みました。
特に色々な本の紹介のページが面白くて
本を読みたい欲がむくむく。

新聞では〈ケチる貴方〉が紹介されていたのですが
同じ作者(石田夏穂)さんの
〈我が友スミス〉をメルカリ で買ったまま
積読状態だったのを思い出して
昨日からそれを読み始めました。



筋トレを始めて自分の身体を鍛える事にハマる
女性の話です。
三分の一ほど読みましたが
延々と身体を鍛える話が続いています。
それだけなのに何故か面白いです。

実は私にも、もっと筋トレして
身体を変化させてみたい、と言う憧れがあったりします。
(多分、しませんが)
鍛えて身体のあちこちに筋肉がついていく、、
とっても楽しそうです。

タイトルのスミスは、筋トレのマシンの名前。

『スミスマシンは、バーベルがレールに固定されており、このレールに沿ってバーを上下に動かすことが出来るトレーニングマシン。』

筋トレに関する色々な用語が出て来ますが
知らない事もあるので
スマホで調べながら読んでいます。

新聞に載っていた〈ケチる貴方〉も身体についての話で
冷え性の女性が体温を上げる事に夢中になる話のようです。

スミスを読み終えたらこれも読んでみたいと思っています。

(昨夜は〈我が友スミス〉に刺激されて
筋トレしたくなり、寝る前に自己流筋トレに励んでしまいました😅)





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