fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、一緒に暮らす猫のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

カテーテルでの治療を初めて受けた

2015-02-28 03:34:58 | 日記
なんと言うことだろう。
いわゆる検診のようなもので腹部に動脈瘤があることが分かって、たまにテレビで見たことがあるあのカテーテルでの治療を受けることになった。

足の付け根からカテーテルを入れて動脈瘤にコイルを入れる治療。

はぁ~、最初は軽くナーバスになったものの、すぐに忘れると言う有り難い心の機能により次の日には立ち直り、やるしかないやん、と元気に挑んで来ました。

今月2月23日に兵庫医大に入院し
2月25日にいよいよ手術。

自覚症状がなく元気なため一人で荷物持ってタクシーで入院。

イラチの夫がたまにめんどくさい?かも?(^_^;)

病室に案内してもらいベッドに寝転んだら、あらーなんかバケーションに来たみたい~♪

最近の愛読書フロストシリーズの「フロスト気質」でもゆっくり読んで、テレビもいっぱい見て、ごろごろしよう~♪

なんてはしゃぐも、それは5時間くらいで飽きた。

何もすることがないってつらいです。(+_+)
自由がないのも、、、

その日も次の日も、退屈で少しも時間が進まない。

それに手術や動脈瘤について先生から説明を受けた際に、局部麻酔だけで四時間も上を向いてじーっと手術を受けないといけないことが判明し、その後もまた術後の安静のため四時間上を向きっぱなし。

局部ってことは、その状態が分かるってことですよ。
それって辛くない(T-T)?

それを聞いて急にお腹がしくしく痛む情けない私なのであった。

手術当日、緊張でお腹の痛みが増すなか、手術室へ。

手術室は、まるで近未来。
真っ白なだだっ広い部屋によく分からない丸くて白い大きな機械のようなものがあってコロンと寝るだけのベッドがあり、お腹の上にはドーム型の何か、横に大きなスクリーンが設置されていました。

先生の頑張りましょう!の言葉で手術の準備が始まりました。

看護婦件助手のような女性が
「暑くないですか?痛かったり、辛かったりしたらどんなことでも対処しますから言ってくださいね。」と優しく言ってくださったのはいいけれど、自分はさっさと機械を操作する部屋へと移動。
その部屋まで五メートルはあるよ。
おいおい、私はどうやってその事を貴方に告げればいいのだ?(^_^;)

軽くパニクる中、速やかに手術は始まりました。

暫くたち、手術を受け持つ二人のお医者さんが何やらもめている~
あー、不安。
すると先程の看護婦件助手さんが部屋から出てきて
「かなり難しい手術になりますので時間がかかるので覚悟しておいてください!」
と、キッパリおっしゃるではありませんか。

ひぇー混乱と不安の中、胃の痛みは強くなりもうどうしたらいいんだろう、もうだめ、もうだめ、遂には痛み止の注射を打ってもらうことになりました。

打ってもらって20分後、遠退く意識、痛みも不安も何処かへぶっ飛び、気がついた時には手術は、無事に終わっていましたよ~(^_^;)

最初からこうしてもらえばよかったです。

あー、ほっとした~。

そして、現在術後3日がたち、無事、退院してほっとしてこのブログを書いています♪

やっぱりシャバはいいわ~♪
今までは健康診断には興味のなかった私ですが、これからは定期的に受けようかと思っています。

さてさて、今回こんなにあたふたした私ですが、
友達及び生徒さんにはそんなことは微塵も気付かれないよう、どうってことないわ~、みたいなラインばかりを送り続けたのでありました。

トホホな私のことはこのブログを読んだ皆様の胸だけにしまっておいてくださいね。

ではでは(^-^)/長文読んでいただいてありがとうございました。



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愛のタリオ

2015-02-22 15:55:49 | 映画
面白そうだけれど、どろどろしていて観た後、後味が悪いかもしれないと、これまた観るのを躊躇していた『愛のタリオ』、夫の出張中にやっぱり時間があったのでシネマート心斎橋で観てきました。

いやいや、これまた観てよかった。

韓国に古くから伝わる説話『沈清伝』を下地にしたこの愛憎劇は、一筋縄ではいかない人の心、そして愛の複雑さ奥深さを十分に表して観終わった後、深い深いため息をついてしまいました。

大学教授であり作家でもある美しい中年の男、才能はあるが、女、酒、賭博に歯止めが効かないある意味屑な男ハッキュをチョン.ウソンが演じています。

若さを失いつつあるけれど魅力あふれるチョン.ウソン、非常に良かった、私の中の、美男子は汚れ役が出来ない理論を軽々と覆してくれました。

インタビューの中で、「この映画の脚本を読んでこの役をやったらだめだと思いましたが、今しかこの役を出来ないとも思った。」と言っていますがその通り。

前半の少女ドク(イ.ソム)とのエロティシズムあふれるシーンの数々、後半の次第に視力を失い薄々ドクだと知りながら彼女の罠にはまっていくみじめな男の姿、をしっかりとした揺るぎのない力で演じて私たちをその世界に引きずり込んでくれました。

イ.ソムは、モデル出身だけあってすごくスタイルが良かった。

母親思いの純粋でひたむきな少女ドク、ハッキュとの愛に溺れ周りを見失い果てに身ごもった子供、母親、そしてハッキュとの愛をも失い、今度は復讐に溺れていく、そんな役を体当たりで演じています。

母親が命を失ったのも父親の所為と、愛しながらも父親を憎む娘チョン役を演じているのはレッドファミリーに出ていたパク.ソヨン。

途中、単なるよくある愛憎劇で復讐ものか、と思ったのですがいやさすが韓国映画、私にはうかがい知ることの出来ないすごい世界にまで連れて行ってもらいました。

ラストが心に残ります。


タリオとは、ハムラビ法典に出てくる「目には目を歯には歯を」の同害復讐の法律のことだそうです。


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味園ユニバース

2015-02-22 14:30:53 | 映画
少し前に『ビッグアイズ』を観に行った時に予告を見て、何かいいかも、と思ったので『味園ユニバース』を観てきた。

渋谷すばる君主演と言う事でただのしょうもないアイドル映画だったらどうしよう、と少し躊躇したけれど、夫が出張中で時間があったので。

観に行ってよかった、渋谷すばる君はただものじゃなかった。

冒頭から彼の凶暴性を秘めた演技に、圧倒された。

主人公のポチ男が記憶を失っている間の、自分のことが全く分からないどこかふわふわと宙を漂うような中での凶暴性。

記憶が戻ってからのむき出しの凶暴性。

歌がなかったら、ただのくず、どうしようもない男、このギリギリな感じが本当によかった。

歌もね、上手いっていうか、心を感じました、表面上上手い人はたくさんいるでしょうが、聴いていてこちらの心をかき乱してくれるような歌手はなかなかいないです。

公園で、赤犬(バンド)のボーカルのマイクを奪い取って歌う『古い日記』はド迫力。

でも、何となく歌手よりも役者に向いているんではないかな、と思った。

これからもいろんな映画に出てほしいなぁ。

関西弁が上手くてびっくり!と評判の二階堂ふみちゃんも、ポチ男をサポートするような安定感抜群の演技がよかった。

見ている私たちをハラハラさせない肝っ玉の据わった力のある女優さんなんですね。

記憶を失ったポチ男に随分時間を割いていて、後半どんな風にまとめていくのかな?大丈夫か?と思っていたら案の定ラストはちょっと、、、でしたが、それでダメだと思うには惜しい映画。

音楽が好きな私にとっては、もう一度観たいと思わせる魅力がある映画だった。

しかし、ここだけの話、一番心に響いた歌は、ポチ男のお父さんが歌う『古い日記』だった、誰が歌ってるのかなぁ?知りたい(ポチ男のお父さん役に康すおんとあったので康すおんさんの声なんでしょうか?)。

わきを固める役者さん及び赤犬の人たちもいい味出してました、カスミの友人マキコ(鈴木紗理奈)、ポチ男とつるむ裏稼業のボス(天竺鼠の川原克己)、おじい(野口貴文)、ポチ男のおねえちゃん夫婦(松岡依都美、宇野翔平)もちろん皆さん関西人なんでしょうから関西弁もばっちり、これって関西人にとっては必須なんです、言葉がおかしいと映画に入り込めなくなるから。


追記 更新は不定期となりますm(__)m。





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