グッジョブ!「インドネシア単身生活」

アトランタ、メキシコに次ぐグッジョブシリーズ第3弾!!
還暦を迎え今回はインドネシアへ単身赴任。

スラバヤ東海岸探鳥記 164 (2018/07/12)

2018-07-12 05:01:20 | 日記
養殖池の中で何やら作業をしている人がいた。
通常、作業をするときは水があって首から下まで浸かっていることが多いが、今回は水がない。



遠くから見ると有明海の潟スキーのように見えなくもない。
腰にロープを巻き付け、灰色のボックスを引っ張っている。



岸にいた人に尋ねると、「あれはBelut(ブルット=ウナギ)を獲っているんだ」という。
ウナギって干潟の泥の中に潜るんだと初めて知った。
体長は日本のウナギよりやや短い感じ。



見ていると手探りで上手に捕まえる。
1~2分に一匹くらい捕まえる。
干潟の表面にウナギが潜った穴を見つければ、あとは手探りで簡単に捕まえられるとのこと。


アジサシの群れがいた。



ハシブトアジサシとコアジサシも混じっている混群。
夏は北半球に移動するはずであるが、なぜWonorejoにいるのか。



多分、オーストラリアで越冬した個体が、大部分はさらに北のフィリピン付近まで渡るが、一部はインドネシアでも繁殖しているものと思われる。
渡りの調査・分析には足環をつけて個体識別するしかない。
成鳥を捕まえるのはほとんど無理である。



杭に止まったアジサシ。
頭の羽色が黒い夏羽に変わりつつある。


ハシブトアジサシの群れ。



コアジサシよりも僅かに大きく、羽色が白っぽい。


こちらはさらに小さいコアジサシ。



コアジサシは夏に北へ渡り、日本でも繁殖している。
嘴が黄色いので識別は容易である。



これら3種のアジザシ類はいずれも渡りの距離があまり長くないという共通点がある。
アジサシの中には南極から北極まで渡るキョクアジサシという種類がいる。
なぜそんなに遠くまで渡らなければならないのか、渡りの謎は多い。


こちらは渡らないムナオビオオギビタキ。



一年中Wonorejoでも見られる。
比較的木が生い茂った暗い林を好む。
近くに寄ってくれるが、動き回るし葉が茂った木を好むため、なかなか良いシャッターチャンスがない。
この日撮った写真はこの1枚だけだったが、逆光でかつ後ろ姿となった。


養殖池の中州にいたバン。



バンも渡りをしない留鳥である。
頭だけしか見えない。
が、鼻先が赤いことでバンと分かる。
他にも近くで鳴き声はするものの姿を現さず、撮影できたのはこの写真だけだった。

(つづく)

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