ナンシー・Chang!のおいし~生活

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ボージョレ・ヌーヴォー祭り@丸山亭2009(お料理編)【閉店】

2009-12-17 02:03:32 | イベント
   

 まるやまてい(フランス料理/鎌倉) 閉店しました

*2009年のボージョレ・ヌーヴォーを引き立てたお料理たち

鎌倉御成町の老舗フレンチ 丸山亭にて、解禁日11/19(木)から23(祝)までの5日間、恒例の「ボージョレ・ヌーヴォー料理フェア」が今年も開催されました。

店内にはすでに10種!の新酒がスタンバイ

毎年ワイン好きの常連客で大賑わいのこのイベント、今年は連れのスケジュール調整待ちのため、予約で出遅れてしまいました。
結局待ち切れず、20日の金曜日に1人で参加することになったのだけれど、電話を入れた時すでに土・日は満員御礼、余裕があったのは最終日の23日だけという盛況ぶりでした。

翌日が休日であることが望ましかったので、オーナーの渡部さんに無理を言って20日の遅い時間(20:00過ぎ)で席を確保していただきました。


ひと口オードブル
当日お楽しみのアミューズは茸のマリネ。

1杯目はルイ・ジャドの「白のヌーヴォー」、 マコン・ブラン ヴィラージュ・プリムールを食前酒代わりに。
若いながらもシャルドネらしい上品さに溢れたスッキリと辛口のワイン。
パンはおなじみのガーリックバターを塗ったバゲット。


冷前菜
タスマニアサーモンのタルタル(上)、鴨とフォアグラのテリーヌ(下)
※各パーツはクリックで拡大します。

2杯目のヌーヴォー、アントワーヌ・シャトレは新酒らしいフレッシュで豊かな果実味。
やや甘い口当たりですが、酸味とのバランスが良く取れています。

赤いベリー系フルーツの甘酸っぱさは、サーモンに添えられたイクラとも違和感がなく、フォアグラのテリーヌにはとってもよく合います。新酒の魅力は料理を選ばず気軽に楽しめるところですね。


温前菜
ドンブ(フランス)産ウズラのローストに栗のピューレを添えて。
※各パーツはクリックで拡大します。

魚料理
ホウボウのポッシュ サフラン風味。
軽くボイルしたホウボウを蛤とともにサフランソースで仕上げた一品。
魚介のエキスたっぷりのサフランソースは軽めの赤ワインによく合います。



3杯目のモメサン キュヴェ・リディ(左)と4杯目のドメーヌ・デュ・トラコ(右)。
セミカルボニック・マセレーションと無ろ過で瓶詰めすることにより、充実したアロマと深い味わいを実現したキュヴェ・リディ。
フレンチよりはコロッケやスパゲッティ・ミートソース、グラタンなどの洋食にピッタリなワイン。
おうちディナーのお供としても気軽に飲めそうです。
それとは対照的に、4杯目のトラコのヌーヴォーらしからぬ濃厚さにはビックリ!
当日はテーブルの上にこの2杯がある状態で、温前菜のウズラと魚料理をいただいたのですが、ウズラをほとんど食べてしまった時点でこのワインが出てきたことが悔やまれます。
サフラン風味のホウボウはトラコの濃厚さに完敗でした。
この日のワインは渡部オーナーが気を利かせて軽い順に出してくれたのだと思いますが、トラコは肉料理といっしょにいただきたかったです。
ウズラのローストに添えられていた栗のピューレとも絶妙のマッチングでした。

卓上風景
何気にいつも素敵な卓上花。
今回は秋らしく落ち葉をあしらったアレンジメント。
パープル系のカラーがシックでとってもおシャレですね~。

肉料理
メインは赤ワインと相性抜群のブッフ・ブールギニョン(牛肉の赤ワイン煮)。
※各パーツはクリックで拡大します。
ガーリックバターライス添えです。
お肉の柔らかさに感動 こってりとしたソースはパンに付けて残さずいただきました。



5杯目のワインはルイ・ジャドのボージョレ・ヴィラージュ・プリムール。
「ヌーヴォー(新しい)」ではなく「プリムール(最初の)」というクラッシックな表記を用いているルイ・ジャド社。
毎年このワインの出来をこちらで確かめるのが楽しみです。
ボージョレ・ヌーヴォーとしてわざわざ造ったワインではなく、製造過程の途中で早飲みするという、他とは全くスタンスの異なる新酒です。
てか、収穫祭でタダでふるまうお酒ならともかく、解禁日に合わせて空輸し、結構なお値段で売るのであれば、これくらいのクオリティであるべきだと思います。
本来のワインと同様に醸造されるため、若さの中にも成熟感があり、赤ワインらしい渋味やコクも楽しめます。
紫がかった濃いルビー色、花のようなエレガントな香り、なんともまろやかで柔らかな口当たりです。




ルイ・ジャドの赤プリムールに敬意を表し、チーズの盛り合せを追加。栗の花の蜂蜜と共に。ドライフルーツはダークチェリー。


デザート
フランボアーズのショートケーキ。
※各パーツはクリックで拡大します。
シンプルなショートケーキが却って新鮮。色合いがなんとも可愛らしい。フランボアーズのソルベ添え。

コーヒー
食後の飲み物はコーヒーを選択。濃くて美味しいです。

店内風景
カクテルベース、ブランデーやグラッパなど、食後酒のラインアップも豊富。メニューには載っていないので、渡部オーナーに相談してみましょう。
食事の後のお楽しみの1つですが、今回はルイ・ジャドのボージョレ・ヴィラージュ・プリムールの余韻が素晴らしかったためパスしました。

いや~、今年の新酒は大方の予想通り、いやそれをはるかに上回って、まさに「大当たり!」と言えそうですね。
てか、凝縮感がすさまじく、通常の製造工程によるワインと比べても極端な落差はなかったです。
特に最後のルイ・ジャドの赤プリムールの素晴らしさといったら!
メインのブッフ・ブールギニョンとの絶妙マッチングはしばらく夢に見そうです。

というわけで、今年も大満足のイベントとなりました。
コース料理にボージョレ・ヌーヴォーをグラスで5杯、チーズの盛り合せを追加して支払いは10,600円でした。



丸山亭は来年で創業30周年を迎えます!
美味しいお料理を素晴らしいワインと共に楽しめるレストランとして、これからも末長く繁盛していただきたい。
新たなステージに期待しています。
丸山亭
□11:30~14:30(L.O) 17:00~20:30(L.O)
□月曜定休(祝日の場合は翌日)
□鎌倉市御成町14-1 □0467-24-2452


この日いただいた5種類のボージョレ・ヌーヴォーについては こちら で詳しくご紹介しています。
※前回(一昨年)のヌーヴォー祭りは こちら 、お料理編は こちら
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