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カッシーナ カナミッラ(イタリア料理/白金台)
移転しました
*「皿の上にイタリアの景色を描く」男(^0^)、佐藤護シェフのお料理がいただけるお店
ただ美味しいものを作るだけではなく、塩加減や火の通し方、付け合せの野菜のアレンジ、そしてマニアックな盛り付け…などなどに「イタリアン」という料理カテゴリーを越えたオリジナリティと、抜群のセンスを感じさせる天才肌の料理人。
横浜の名店
オ・プレチェネッラで、すっかりそのアーティスティックなお料理の虜となった佐藤護氏がシェフを務めているお店であります。
訪問の目的はただもう「それだけ」です。
なので、食事をしてきたという事実だけで7割くらいは満足出来ちゃっているわけですよ。もうホント、ファンクラブの会員みたいなものなんですから。作る料理目当てで「追っかけ」したシェフは佐藤氏の他にも2人いるけれど…(^^;)。
しかし白金とは。少々意外な場所でした。湘南イタリアンのイメージを強く抱きすぎていたせいかしら。
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間接照明のみの店内
ディナーで料理の写真を撮るには厳しい暗さです(ムーディでデートには最適なんでしょうけどね~)
〓いただいたお料理〓
(小さな画像はクリックで拡大します)
アラカルトもありますが、夜のおまかせコース A(Cena A )をいただきました。
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アミューズ
ひとくちサイズの可愛いオードブルが3品。のっけから佐藤シェフの繊細さが炸裂しています(爆)
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パン
自家製パンは2種。イチジクやナッツが練りこんである方は久々の大ヒット
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前菜その1
カラメル色になるまでソテーした玉葱の上にジュレで固めた雲丹が(隣はたらば蟹)
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前菜その2
鴨肉入りフォアグラのテリーヌ
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フルでいただいた後味サッパリの爽やかな白ワイン
Vallee d'Aosta「Anselmet」、なかなか珍しいワインなんですね。産地のヴァッレ・ダオスタは、アルプス山脈の南側に位置するイタリア北西部の特別自治州。西をフランス、北はスイスに国境を接し、公用語もイタリア語とフランス語が使われています。
ラベルの文字はフランス語ですが、れっきとしたイタリアワイン。ワイナリーも小さく生産量もごく僅かなはずで、日本のレストランでは滅多に見かけません(よね?)。
マスカットを使ったものや、赤ワインの品種ピノノワールで作った白ワインなど、変わり種で有名な産地という認識はあったもののシャルドネは初めて見ました。
ソムリエさんが「フランスのワインがお好きなら…」と薦めてくれたものですが、フレンチテイストの強い佐藤シェフのお料理とは絶妙なマッチング!
グイグイ進みすぎて参っちゃいました!
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魚料理前のパスタ
オレンジソースのラビオリは甘酸っぱくて、まるでデザート。
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お魚メインはイサキ
佐藤シェフらしい遊び心と繊細さが感じられる一皿。
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肉料理前のパスタ
ボルチーニ茸のフェットチーネ(クリームソース)は濃厚なお味。
お肉の前にワインが無くなってしまい、グラスで赤ワインを追加。チョイスはソムリエさんにお任せしたところ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが登場! グラスワインも充実しています。
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肉料理はアグー豚
(本来は子羊を使ったメインだったのに、私が無理を言って急遽替えていただきました)
ソースに粒マスタードをまぶしたり、ザワークラウトが添えてあったり。ドイツ料理っぽい趣の一皿。
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ドルチェ
和栗のモンブランは意外にもしっかと甘い!
ひとくちサイズですが、これ以上大きかったら食べきれない。
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カプチーノ
食後のカッフェ。大きめのカップでたっぷり楽しめます。
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焼菓子
カッフェといただく小菓子はメレンゲとチョコレートのビスコッティ。
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食後酒
オプレチェで佐藤シェフが手作りしていたリモンチェロが忘れられず、グラッパやブランデーの誘惑を振り切りオーダー。「すみません、ここでは作ってないんです」と帰り際に言われてガックリきましたが(^^;)。
まー誰が作るにせよ、自家製のリキュールは美味しいんですよね。瓶に詰められて売られているものとはレモンの香りが全然違う!酸味もまろやかでとっても飲みやすい。
アミューズ、前菜2品、パスタ2品、お魚料理、お肉料理、デザート(又はチーズ)、コーヒー(エスプレッソ、カプチーノ、ハーブティーなどの選択肢もあり)という内容で7,500円。ちなみにもうひとつのコース(Cena B)は11,000円(ポーションに差はないとのこと)でした。れっきとしたリストランテだし、立地的なことを思えば結構良心的な価格かも知れません。オプレチェはトラットリア(看板に書いてある)にも関わらず、予算的には同じくらいになるし。
皿の上にイタリアの風景が見えるか否かは置いといて(笑)、私の期待を裏切ることのないお料理でした。
これは以前からずっと思っていたことだけど、「でも、これってイタリア料理じゃないよね」という印象はより強くなりました。手間のかけ方といい、一皿ごとのちんまりとお上品なポーションといい、食べてしまうのがもったいなくなる美しい盛り付けといい、どう見て(食べて)もフレンチじゃないでしょうか。
まー私はどっちでもいいんですよ。フランスだろうとイタリアだろうと、美味しくいただければ。でも、カテゴリーに拘る人が「本場のイタリア料理」を期待して此方に来た場合「なんだこりゃ!?」と思うかも知れません。量もひょっとすると男性には少ないかな?食後に私たちのテーブルまで挨拶しに出て来てくれた佐藤シェフ自ら「有閑マダムの多い客層に合わせて料理をアレンジしている」と言っていたし。
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食後酒ワゴン
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写真を撮りやすいようにとスタッフの方がテーブル脇に持ってきてくれました。
びっくりしたのは、お店側が写真撮影を奨励?していたこと!
隣りのテーブル、フラッシュピカピカやり放題でした(こっちは遠慮してコソコソ撮ってるってのに~)。
ちなみに私、撮影の際は必ずお店に了解をいただいています(ダメと言われたら絶対に撮りません)。
此方でもマネージャーさんにお伺いをたてたところ「ブログですか?どうぞどんどん撮って宣伝してください!」とのお返事が。
あの~、非常にありがたいですが…。ちょっと節操がなさすぎなのでは(^^;)。とりあえずフラッシュは止めさせましょうよー。
ともあれ、お堅い雰囲気のお店かと思いきや、スタッフの方が皆さん気さくで感じが良かったです。
★店舗情報は
こちら
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2013/04/17 全画像修正、リサイズ