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みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

来年の鳥

2022-10-17 | おきにいり


早くも来年の「今年の鳥」が発表されました。「今年の✖✖」はドイツ、オーストリア共通のことが多いです。
ドイツ語名はBraunkehlchen(ブラウンケールヒェン)
「ヒェン」はグレーテがグレートヒェンとなるように指小辞で、日本語では「✖✖ちゃん」のようなものですから「茶喉ちゃん」






小鳥はみんな可愛いですが、茶喉ちゃんも可愛いですね。日本語名はマミジロノビタキ。
日本では馴染みのない鳥なので、日本語Wikiには殆ど説明がありません。保全状況もLCとなっていますが、実はドイツ、オーストリアでは近年大幅に減少して絶滅危惧種となっています。そこで、広く保護をアピールするため「今年の鳥」に選ばれたようです。



   



侵略者であるロシア軍が撤退しウクライナに完全独立・平和が訪れるまで、ウクライナ支援は続きます  





超正論で紹介したカーチャ・ペトロフスカヤの「あるいはエステル」
大分前に読み終わったのですが、複雑・濃厚な内容なので再度、読み返しているところです。この本の書評サイトでも「繰り返し読むべき本」と称賛されています。

いずれ紹介しますので暫時お待ちください でも乞無期待





見えない赤ちゃん

2022-10-11 | おきにいり


現存する世界最古の動物園、シェーンブルン動物園コアラの赤ちゃんが生まれました。2年前に続き2頭目です。
誕生は4月と推定されています。カンガルーと同じく、超ミニ・ベビーが人知れず育児嚢へ入り込むので、飼育チームにも正確な出産日時は不明だそうです。


今のところ赤ちゃんの姿は殆ど見られません。
たまに育児嚢から手がちょこっと出てくる程度だそうです。







シェーンブルン動物園の英語HP




吾輩はガット

2022-10-02 | おきにいり


ふと何気なく「吾輩は猫である」を思い出しました

中学か高校の頃読んだきりで、覚えているのは有名な書き出しと、苦沙弥先生の3人の娘「とん子、すん子、坊ば」と、吾輩氏が「大往生?」する終わりの部分、それに寒月、迷亭、「オチコチ」など奇妙奇天烈な名前の人々くらいで、他はすっかり忘れているのですが、今でも好きな作品です。


1906年に発行された英訳版表紙




訳者名の下に「Revised by K. Natsume」とあるので、漱石自身が改訂したのかも知れません(本名は夏目金之助)。




そういえばイタリアの友達も猫好きだなぁと思いつつアマゾンを見たら、イタリア語版がありました。
「イオ・ソノ・ウン・ガット」
イタリア語で一般的にネコと言う場合はガット、区別する場合はガット♂とガッタ♀。
ここでは雄猫ですね






日本語の猫にも英語のCatにも♂♀の区別はありませんが、ドイツ語版でも「Ich der Kater(イッヒ・デァ・カーター)」と雄猫になっています。
ついでに・・・スランス語版もスペイン語版も「雄猫」です。以下略



何とドイツ・アマゾンのKindle Shopに英語版がありました 
下はその表紙





久しぶりに英語のKindle版を読んでみようかな・・・などと思っています。
日本語Kindle本を、ドイツ・アマゾンで買ったKindleで買えるのか(受信できるのか)どうか不明






オウギワシ

2022-09-29 | おきにいり


エレボス2冊目にHarpieという単語が出てきました。知らない単語なのでググったところ、下のような見事なワシさんが見つかりました。
ドイツ語発音では「ハー(ル)ピエ」。日本語名はオウギワシです。後頭部の羽根が扇のようにみえるのが日本語名の由来だそうです。
神秘的で神々しい姿に一目惚れ






こんな素晴らしいワシさんには天敵がいないのに絶滅危惧種です。
つまり人間による環境破壊と密漁が最大最悪の敵
何とか、これからも自然界に君臨し続けてほしいと思います


で、その後気が付いたのですが、コンピューターゲームに登場するキャラクターとしては、猛禽ではなく神話のハルピュイアでしょう

英語WikiのHarpyに詳しい解説があります。






      



台風だけでなくハリケーンも暴れていますね





「失せろイアン」と書いてありますが、効き目はないでしょう。ハリケーンには目も脳の無いから・・・



プーチンの部分動員令に対しロシア連邦全域で抗議行動が続いています。




黄色が抗議行動のあったところ、赤は登録所への破壊行為(過激な抗議)があったところです。
きっとロシアでは全く報道されていないのでしょう





アシカとアリクイの赤ちゃん

2022-09-26 | おきにいり


現存する世界最古のシェーンブルン動物園


8月にアシカの赤ちゃんが生まれました




男の子で、まだ名前はないようです。成獣になるまで数年かかります。




今月はニーダーエステライヒ州の動物園でオオアリクイの赤ちゃん誕生




オオアリクイは絶滅危惧種なので、ベビー誕生は貴重です。
数日前に生まれたばかりなので性別もまだ判らないようです。


いずれも「母の愛」を視覚化したような写真ですね






メルヘンの山

2022-09-10 | おきにいり


随分前にカスパールの末裔でジム・クノップフを紹介しました。
私は、このお話が好きで繰り返し読んでいます

物語のおおまかな骨格は日本語Wikiジム・ボタンの冒険でご覧ください。
あらすじは英語Wikiに紹介されています
クノップフは英語でボタンなので、原語版と英語版でジムの名前が違うわけです


ドイツの貨物車両に描かれたジム・クノップフ






日本語Wikiにも紹介されているように、物語には極めて魅力的な2つのロケーションがでてきます。ひとつは「世界の果て」砂漠。
もうひとつが「世界の頂」山脈です。この山脈は紅白の縞模様なんです。
私は、想像力豊かな著者の創造だと思っていましたが、その後、縞模様の山が本当に存在することを知りました








ペルーのアンデス山脈にあるヴィニクンカ(レインボー・マウンテン)
英語Wikiに色々写真があります






鳥の自己認識

2022-09-07 | おきにいり


急に思い出したのです。
昔はインスブルックが好きで何回も行きました。

民俗美術博物館で特に印象深かった「鳥の自己認識」という絵画
17世紀末の作品。啓蒙主義の時代には「自己を深く認識せよ」という意味で、彫刻や絵画に広く採用されたモチーフだったそうです。






まあ要するに「自分を良く見つめよ」ということですね。面白かったので、この柄のTシャツを買いました。ここに引っ越したとき箪笥の奥にしまって、そのまま忘れていたのです。最近奥をかき回して再発見したわけです



博物館内には幾つか、伝統的な民家の内部が再現されています。
趣深く落ち着いた雰囲気の室内ですが、ランプやロウソクだけの時代、夜は暗かっただろうと思います。






博物館の建物はフランシスコ会修道院だったもので、修道院の常として美しい回廊と中庭があります。心静かに瞑想の世界に沈潜できる空間です。






Vogel Selbsterkenntnis(鳥の自己認識)で画像検索すると絵画や彫刻が色々見つかります






大公演

2022-08-26 | おきにいり


ちょっとだけ前回の続きです

全く別の件でネット検索をしていたら、ステキな海の混成ステージを見つけました







背景にカモメ軍団、前景にペリカン部隊、目立ちませんが、両者の間にはさまれて画面右に並んでいるのがチドリ・グループだと思います。
ヨーロッパ・ムナグロでしょう


前回の続きにするつもりは全く無かったのですが、画像の説明を読んだらウクライナのドナウ・デルタでした。


それで、ついでだから更にウクライナです



ウクライナ語は存在しないというプロパガンダがあります。ウクライナ語というのはロシア語の方言で独立した言語ではないと言うわけです。

ロシア語によく似た、つまりスラブ語派の言語は色々ありますが、それらの言語については「ロシア語の方言に過ぎない」というプロパガンダはありませんね

ところで、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語は、ラテン語から発展した言語です。全部ラテン語の方言だとも言えるわけですね。そんなアホなことを言う人はいません









小さな宝石

2022-08-11 | おきにいり


Covid-19パンデミックのせいで1年以上遠ざかっていた自然史博物館へ久しぶりに行ってみました
これからは毎回1室に絞ってじっくり見ようと決め、今回は動物学部門の最初の部屋「単細胞生物腔腸動物」の最初の部屋だけで1時間くらい過ごしました。

特筆すべきはブラシュカ父子の、精巧でしかも芸術的なガラス模型コレクションが展示されていることです。
小さなガラス模型の中で、とても可愛らしく気に入ったのがPolycera quadrilineataです。背中に花飾りをつけたおチビちゃん












日本語名を探すとヨスジツノウミウシですが、Wiki記事はウミウシしかありません。

日本語名の「海牛」は立派な名前ですが、英語名は「海ナメクジ=Sea slug
ドイツ語名はMeeresschnecke(メーレスシュネッケ)で「海カタツムリ」と言えますが、ドイツ語ではカタツムリもナメクジもシュネッケなので、やっぱり「海ナメクジ」とも解釈できます。但しシュネッケだけではカタツムリで、ナメクジは「家無しカタツムリ(シュネッケ・オーネ・ハウス=Schnecke ohne Haus)」と呼ばれます
ついでにフランス語も「海ナメクジ=リーマス・ド・メール」その他略・・・