大徳川展へ何時ものメンバーマイナスH氏で行ってきた。さすが将軍家と御三家の家宝を集めたと称するだけあり、なかなかに見ごたえのある展示であり、平日の午後という、悪い条件にも係らず、かなりの人出であった。徳川幕府というのは、本来武士の政権であるから、戦うための道具も充実しているのかとも思ったが、武器としては、刀しかないというのも、ある意味驚きであった。そんな中、大将の意思を全軍に伝える、軍配とか軍扇、采配といったものが展示されているのも、面白い。第二章格式の美と題されたところでは、名物や大名物が次々に展示されている。さすがという以外に言葉も無い。そのほとんどは水戸や名古屋の徳川美術館・東京の徳川記念財団の所蔵品であったが、今年になり初めて所在が確認されたという「唐物文琳茶入 銘 秋野(名物)」なる茶入れが展示されていたが、これは個人蔵とされていた。どこから出てきたのか、誰が持っているのか、想像力を高める品物であった。発見の経緯くらい記しても良いのにと思ったものであった。個人蔵といえば、幕末の「通称条約締結につき祝儀箇条書」とか孝明天皇宸筆『徳川家茂宛」や「徳川慶喜宛」など8点ほどが個人蔵として展示されているが、どんな方が所蔵されているか、興味深いところではあった。話は前後するが、この展覧会で初めて知ったことがある。それは家康が、出版に強い関心を持ち、活版印刷を行っていたとの、解説がなされていた。そのための活字も展示されていたが、江戸期の印刷物と言えば木版しか知らなかったので意外であった。
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